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広汎性発達障害の息子ですが、算数につまずいています。今は5まで、10までのたし算を習ってますが、何となくわかるかな?という状態です。このたし算の前の、例えば8は6と○ 7より2大きい数 という問題がなかなかできません。毎日の訓練?が必要だと思いますが、とても苦痛のようです。パソコンのソフト(ゲーム感覚で)等楽しく学ぶ方法は、ありませんか?

A 回答 (5件)

はじめまして。


養護学校の教員です。専門は数学です。

足し算や引き算をしていく過程で、数の合成・分解が必要になってきます。
いわゆる、「8は6と○」とか、「4と1で5」とかのことです。
そのあたりがなかなかできないお子さんは、階段を1段、すっ飛ばして次の段に行こうとしているのです。ちょっと苦しくなるのも無理はないかな、と。

まずは、5の合成分解を定着するトレーニングをすることです。
日ごろのお手伝いでもできます。
「お皿を5枚持ってきて」が分かるとしたら、
お皿が2枚あるところに、「全部で5枚ほしいの。あといくつ?」と聞いて、「3枚」と答えを考えさせてから持ってきてもらうとか。
ただ、これが難しいお子さんは、お皿が2枚あって「5枚ならべて」と言われると、適当に持ってきて、5枚になるまで並べ続けるといった、操作的な活動でどうにか解決します。頭では5を数えただけなので、「あといくつ」を考える力はついていません。

基本的に、算数の力はピラミッドなのだと、ご理解いただきたいです。1段上に進むには、その基礎を100倍くらい積んでおかないと、きちんと積み上がらないのです。足し算を1つやる前に、合成分解を100やらねば、というような意味です。
「わかる」と「できる」と「つかいこなせる」というのは、それぞれ反復量と習得度の違いをあらわす言葉だと思います。今のお子さんにとって、合成分解は、足し算は、どのレベルだと思いますか?
今の時期なら、家庭生活の中で、できることはたくさんあります。まさに生活の中で学ぶ機会がある、貴重な時期なので、大事にしてあげていただきたいです。

なお、自閉の子に教える際に、注意点があります。計算問題などを、意味が分からないで(具体物や実生活で使っていない状態で)反復して教えていくと、問題と答えを「丸暗記」するようになります。出された問題は解けるのですが、意味が分かっていないので、「わかる」ことも「つかいこなす」こともできません。その後の学習上、当然ながら害をなします。
障害を持っているということは、少しゆっくり成長することなのです。みんなについていけるようにと思われるでしょうが、あせらずに必要なことをじっくり取り組んであげていただければと思います。あせりは悪影響を生みますよ。


あと、100玉そろばんという教材があって、この時期のお子さんにはとてもお勧めです。同僚にも勧めたところ、操作しやすいと、とても好評でした。

詳しくは、以下の回答を参照下さい。
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1320047
「2年生算数のいい教材を探しています。」のNo.5
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息子(小2)も広汎性発達障害です。

多分言葉の意味が理解できていないのでたし算は出来ても応用問題は苦手なんだと思います。うちは食べることが好きなのでキャンディやチョコレートなど食べ物で教えました。小2になりたて位までは両手の指を駆使して計算問題を解いていましたが今は何とか頭の中で計算できるようになりました。うちで数に慣れさせるためにやった事といえば、百マス計算をさせました。同じ問題を何枚もコピーしてさせました。慣れてくると始めの方は覚えている数字を書き込みますがそれでも良くってとにかく数字に慣れさせました。毎日の訓練が苦痛の様なら宿題が無い日だけとか、晩御飯の盛り付けの手伝い(から揚げを僕には5個、お父さんは僕より3個多く入れてあげてねなど)とか。学習の悩みは尽きないけどお互い頑張りましょうね。
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次の本が参考になるかと思います。



「発達に遅れがある子どもの算数・数学」(学研)
  1)数と計算編
  2)量と測定編    各2625円 藤原鴻一郎 監修

「~通常の学級に学ぶLD・ADHD・アスペの子どもへの手だて~
 発達障碍のある子の困り感に寄り添う支援」(学研)
   1890円 佐藤 暁 著

 月刊誌「実践障害児教育」(学研)
    「発達の遅れと教育」(日本文化科学社)
 障碍児教育の教師向けの雑誌ですが、指導方法などが細かく出ています。

 参考になれば幸いです。
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広汎性発達障害の子どもって、ゲームなら熱中してできる子が多いんですよね(^_^)


補助的なものとして、ゲームで学ぶのもいいかと思いますが
やはり数の概念をしっかり具体物を使って理解してからのほうがいいと思います。

・・・質問の答えになっていませんが参考までに。

足し算引き算ができてもこれらは数の能力の側面の一つでしかありません。
お子さんは、見かけの大きさにだまされる、と言うことはありませんか?
例えばおはじきを8つながーく置いたものと、おはじきを8つ、きつきつに置いたものを
比べた時、前者が大きい、と答えていませんか?
もしそうであれば、数概念が出来上がっていませんので
今後のためにも、計算の練習より数の概念を形成するほうに力を注いだほうがいいですよ。

自分で物を動かして1対1対応できるようにしましょう。
物を動かしたり配ったり分けたりして、1.2.3…という
「数」と「モノ」が対応できるようにします。

きちんと数の概念ができたら合わせたり、とったりする経験をさせてください。

子どもさんの症状によりますが、おはじきもカラフルだと混乱する子、
不器用で指を折って数えられない子
キャンディなら分かるのに、おはじきやタイルになると分からなくなる子、
さまざまですので、子どもさんの様子を見ながら使用していき、
徐々に使わないようにしていけばいいと思います。

おはじきだ、タイルだ、と言いましたが
あまり勉強勉強にならないよう、「このおかし数えてくれる?」といったり
普段の生活に数を意識させることを取り入れてみたらどうでしょうか。
勉強嫌いになるのが一番まずいですから(^_^;)
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算数が理解しにくいお子さんには、バーチャルなパソコンソフトなどよりも「実際に手にとって自分の感覚にできる」遊びの方が体に入ってくる事があります。



カラフルなタイルやおはじき、ブロックをたくさん用意し、テープで2つ、3つ、5つ、10、と連結したもの(それぞれに123,12345…とマジックで記入)を作ってあげる方法があります。
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