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タイトルを観て興味を持ってくださった方、ありがとうございます。
ぜひお知恵を貸してください。
先日、友人と尊敬語の「お」の話になり、
タイトルのような内容になりました。
なぜ、豆腐には「お」がつくのに、納豆にはつかないんでしょう。
自分なりに調べた結果、

1.和語には「お」、漢語には「ご」がつく
2.外来語にはつかない
3.「お」は女性が使うことが多く、身近な単語につくことが多い(お台所、お風呂など)

は理解しました。
でも、豆腐も納豆も身近な言葉なのに、かたや「お」豆腐、かたや「納豆」。
不思議です。同じ大豆製品なのに。
語呂、なのでしょうか。
もし、ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。
よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

食品に絞って考えると、食品分野別に、各分野で相対使用頻度の高い食品に「お」が付く傾向があります。

使用頻度とは、食べる・飲む・使用する(調味料など)頻度のことです。また、使用頻度は、言葉の生成時期を考慮して、現代ではなく、少なくとも明治か江戸時代まで遡って考える必要があります。

調味料類に「お」が付くものが多いのは、他の食品分野に比べて使用頻度が高いせいだと思います。ご質問の「お豆腐」と「納豆」については、やはり、「豆腐」が食卓に上がる頻度が、「納豆」より高いのが理由と考えられます。

以下は、食品分野別に、食品名を挙げたものです。[A群]は通常「お」を付けるもの、[B群]は通常「お」を付けないものです。[A群]と[B群]を比較すると、[A群]の使用頻度が、[B群]に比べて高いことがわかると思います(明治、江戸時代で考えてください)。

<食品分野別 食品名>

(1)果物
 [A群] おりんご、おみかん
 [B群] おすいか、おなし、おもも、おぶどう、おいちご、おバナナ、おくり

(2)野菜
 [A群] おねぎ、おだいこん、おなす
 [B群] おにんじん、おたまねぎ、おほうれんそう、おこまつな、おはくさい、
     おしいたけ、おまつたけ、おにんにく、おキャベツ、おかぶ、おトマト

(3)穀物
 [A群] おこめ、おじゃが(いも)、おさつ(まいも)
 [B群] おむぎ、おひえ、おあわ

(4)調味料
 [A群] おしょうゆ、おしお、おソース、おさとう、おす、おみそ
 [B群] おみりん、おからし、おわさび、おこしょう

(5)料理、加工食品
 [A群] おみそしる、おとうふ、ごはん、おかゆ、おしんこ、おつけもの、
     おすし、おそば、おうどん、おさしみ
 [B群] おなっとう、おぎゅうにゅう、おミルク、おすきやき、おおやこどん、
     おうなどん、おカレー、おとんかつ、おぶたじる、おちゃわんむし、
     おチャーハン、おパン
 
(6)飲料
 [A群] おみず、おちゃ、おビール、おさけ
 [B群] おコーヒー、おこうちゃ、おココア、おしょうちゅう、おワイン
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
「使用頻度」に着目された点、
私の中ではかなり斬新で感じ入りました。
今まで「音の並び」中心で考えていたものですから・・・。
話がそれますが、「おみおつけ」って確か
「御御御つけ」なんですよね。
それだけポピュラーなんでしょうか。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/22 17:22

「お」「ご」は、相手に敬意を表すための「尊敬語」と、自分の品位を高めるための「美化語」の両面があります。



>1.和語には「お」、漢語には「ご」がつく

概ねそうですが、例外も多々あります。「ごゆっくり」、「お食事」「お元気」「お電話」「お布団」「お勉強」等々。

>2.外来語にはつかない

概ねそうですが、これも例外がけっこうあります。「おビール」「おソース」「おトイレ」などは耳慣れましたが、「おジュース」「おコーヒー」は背中がムズムスします。

>3.「お」は女性が使うことが多く、身近な単語につくことが多い(お台所、お風呂など)

美化語の「お・ご」は、これが一番多いように思います。料理番組などで無闇矢鱈に「お」をつけて、逆に品位を疑いたくなるような人もいます。

そういえば、グルメ情報のサイトで「パスタのお量」と言うのを見て、ちょっと驚いたこともありました。

で、「お豆腐」と「納豆」。
これは身近さ・親しみの差か、たんなる語呂の問題か、両方あるいはそれ以外の要因か。。。
「お花」とは言うが「お草」とは言わない。
「お歯」とは言わないが「お歯黒」とは言う。「お歯磨き」と言う人もいる。
「おナットウ」とは言わないが「おヒッコシ」とは言う。「ごナットク」とも言う。
「お豆腐」「おから」とは言うが「お豆乳」「お湯葉」はあまり聞かない。
 :
何か規則性がありそうでなさそうで。
慣習・慣用の問題としか言えないような気もします。

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ついでに、豆腐と納豆の名前について。
その昔、唐の国から日本に豆腐や納豆を持って帰る途中で船が嵐に遭って積荷が崩れ、荷物と荷札が入れ替わってしまった。という話があります。これは単なる冗談。

「豆腐」の「腐」は「半固形のプルプルしたもの・状態」を指すそうです。
「納豆」は、その昔お寺の「納所(なっしょ)」で製造された「納所の豆」が語源。
これは寺納豆・浜納豆などと呼ばれているもので、いわゆる糸引き納豆ではありません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
そうなんです。
ご指摘の通り、規則性がありそうでなさそうなんです。
だからたくさんの人に聞いてみたかったのです。
・・・本当に不思議です。
それから「豆腐と納豆の名前の由来について」のご説明、
大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/22 17:17

単なる想像ですが、


短い言葉は、聞き間違え、聞き漏らしの恐れがあるので、「お」をつけるのではないでしょうか。
例えば
お茶、お面
など。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
お顔、お花、お箸・・・ホントですね。
3・3・7拍子じゃないですが、やはり語呂なんでしょうか。
なんとなく3文字(音でいうと3音?)の方がしっくり繰るような気がします。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/20 23:40

どれも根拠はありませんが。

。。

促音(「っ」)と相性が悪い=語呂が悪い、とか。
ふと考えてみたんですが名前に促音のある食べ物って意外とないような。

または、頭が「な」で始まる名詞と「お」の相性が悪い、とか。
「梨」→「お梨」‥変 「おビール」はありでも「お生ビール」は変
でも、「おナス」はありだからこの考えは成立しませんね。

最後にもうひとつ。単純に食べ物のイメージから「お」が
そぐわない。(納豆好きの方、すみません。)
これは#1さんに近い答えですね。

とりあえず思いついたまま書いてみました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
確かに、促音のつく食べ物の名前って思いつきませんね。
どうでもいいことですが、他の大豆製品も考えてみました。
・お醤油→アリ
・お味噌→アリ
・お湯葉→ナシ
・お豆乳→ナシ
・おから→・・・は趣旨が違うか。笑。
よく英語の授業で「ネイティブは普通はこう言う」みたいなことを言われたのを
思い出しました。
それも要は語呂、なんですよね。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/20 23:59

我が家の両親(新潟、秋田)は「お納豆」という表現を使うので、私も自然に使っています。


そういえば、
「大豆」を腐らせたのが何故「豆腐」ではなく「納豆」で、枠に納められて作られているのに「納豆」ではなく「豆腐」なのだろう・・・?漢字では逆のほうがあっているような・・・。
こんど、質問してみようかな?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
「お納豆」という表現、実際に使われているんですね。
びっくりです!
また、新たなご指摘の内容、大変興味深く読ませていただきました。
本当、不思議ですね・・・謎が謎を読んでいる・・・!?
ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/20 23:51

お○○さん、という言い方は公家というか京言葉がもとですよね。

語感の問題もあるでしょうが、納豆は昔の関西では嫌われていたものですから…。私の父も「あんな腐ったもん。いなかもんが食べるんや。」と言ってましたからねえ…。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かに、関西では納豆は敬遠されますよね。
私達が「和風」と聞いて真っ先に思いつく風景は、まさしく京都!
今使われている言葉の源流?もそこにあるのでしょうね。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/20 23:48

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