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はじめまして。大学受験の日本史の事で聞きたいのですが松方財政のところがさっぱりです。普段新聞とか読まないので不換銀行券とか兌換義務を取り除かれた国立銀行とかもう意味がプーさんです。あと金本位制とか銀本位制とかもよくイメージがつかめません。どうかあほぅな僕に松方財政のところを詳しく教えてくださいませんか?

A 回答 (3件)

これは、維新後、国際的に円の信用が全く無かった事が大きな原因です。



明治初期の金貨、銀貨はとても大きく、含有されていた金や銀だけでも相当な価値がありました。

これなら、国際貿易でも、1ドル札より、一円金貨で払ってくれと言いたくなりますね。^^

しかし、1円札は嫌がります。
ノーです。
「最近幕府が潰れた国の紙幣だ。いつ日本政府は崩壊するかもしれない。取引は、ドルでお願いしたい。日本札では取引は絶対にしない!!」

はっきりと断られます。
またドンパチ始まれば、紙切れは半額になり、ただの紙切れに戻ります。

そこで、日本政府は、信用を得る為に、兌換券を発行します。大きな金貨や銀貨と交換を保障を約束したのです。

これで、いつでもあの大きな金貨と交換出来ますね。
^^

しかし、この状態が続けば、信用を得る代価として、金、銀が流失して損害が大きく、国の財政は苦しくなって行きます。

そこで、円の信用を獲得出来たなら、兌換券をやめ、不換銀行券を発行したいのです。
金貨、銀貨も出来れば小さくし、含有量を低くしたいのです。

この当時の為替相場は1ドル2円、3円と言う、不平等な相場です。(ポンド、マルクも殆ど一緒)
これは、江戸時代に幕府が通商条約で決定したままで、黒船で脅された結果です。

円か国の信用を高めながら、平等な(普通ならこの相場)為替相場を各国から外交によって勝ち取らなければなりません。

明治中頃、ようやく何とかなりそうなイギリスと平等な条約を結び、それを口実に次々為替相場を平等化させて行きました。

金本位とは、小判や金貨が主体です。
銀本位とは、紙幣が主体の制度ど捉えています。

ここいらは、幕末から詳しく流れを掴む方が良いと思います。
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この問題を考えるまず一歩目は、


今のお札(紙幣)を見ながら「なんでこれって価値があるんだろう?」って思うことです。
お札自体はただの紙です。しかし何らかの措置があるため「お金」(貨幣)として、いろんなものを買うことができるのです。みんなが「このお札は「お金」なんだという「信用」がそこにあるからです。
ではお札に「信用」を与えるのは何か?
昔はその裏づけとして貴金属である金や銀が使われました。このお札は、金もしくは銀何gと交換できる、だから信用してもいいよと、政府は言ったのです。金と交換できる場合が金本位、銀となら銀本位です。またこのお札は、金銀と交換ができるので、兌換紙幣といいます。
しかし兌換紙幣には、問題がありました。信用の根拠として金銀があるのはいいのですが、(1)原則として国が持っている金の総額以上のお札は発行できないのです(本当はいろいろとあるのですが省略)。また(2)外国との貿易が赤字などの事情がある場合、国内のお札は外国へ流れていきますが、これは同時に国がもっている金が流れることと同じことなのです。
西南戦争のときは(1)のような状況が起こりました。軍事費がかかるのに、お金の発行のは限度がある。そのためにとられた方法が、お札の「信用」を政府が保証するというやり方です。「信用」の根拠は金銀ではありませんから、当然交換はできません。これが不換紙幣です。不換紙幣のメリットは、国の持つ金銀の量に発行量を規制されないところです。しかし調子に乗って発行し続けると、お札が大量に国内に出回ります。そうするとお札の価値が下がっちゃうのです(レアのもの・珍しいものは、少ないから高い・・・その逆です)。だから松方財政では物価を下げる政策をとり、兌換銀行券の制度を目指したのです。
では(2)のケースは・・・昭和くらいにでてきます。それはまた別の話にしておきましょう。
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 金本位制と銀本位制の違いは、簡単にいうと、お金である「通貨」の価値を何で決めるかということです。

現在は金本位制です。明治時代も当初は金本位制でしたが、松方財政のときは、銀貨の値段と紙幣の価値に大きな差がなかったので、銀で通貨の価値を決めた「銀本位制」を採用しました。

 兌換銀行券とは、お金の基準ととなっている貨幣(金本位制なら金貨、銀本位制なら銀貨)に交換できる券のことを言います。兌換銀行券を持っている人が交換したいと要求したときは直ちに、券の発行者は取り替えなければいけないはずです。
 不換銀行券は、持っている人が交換したいと要求しても、取り替えなくてもよい券のことをいいます。

 政府が西南戦争にお金をつぎ込み、日本は激しいインフレになりました。松方が大蔵大臣になり、増税を行い、軍事費以外の支出を徹底節約しました。この人は現在の日本銀行を作ったんです。
 これがきびしい政策だったのか、物価が急落し、一気に景気が悪くなり、農民が怒り出しました。これが今後、「福島事件」「秩父事件」をおこすきっかけとなりました。

 こんな感じでしょうか。まずは日本史の教科書を読みながら、国語辞典で意味を調べてみると、案外すんなりと理解できるようになりますよ。


 
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