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海抜高度と相対値高度はどう違うのでしょうか?
高度計の場合どちらのほうがいいんですか?
相対値高度は低気圧などに影響されやすいと聞いたことがあります。

A 回答 (4件)

前の回答が長くなったので,まとめておきます。

(若干,前回書きそびれた点を加筆)

海抜高度=平均海面(および,それを陸地に延長してできる面=ジオイド)を基準(0m)とした,ある場所の高さ。

相対高度:
1.任意の地点を基準(0m)として表した,ある場所の高さ。
2.気圧の変化を測定し,それを高度に変換して求めた,ある場所の高さ。ただし,海面=0mとした場合は絶対高度と呼んでいる機種がある一方で,気圧を利用していれば基準がどこであっても相対高度と呼んでいる機種がある。
(後者の機種では,GPSを利用して求めた,ある地点の高さを,絶対高度と呼ぶことがある。基準は,地球楕円体面=0mだが,ジオイドを0mとした通常の高度を計算してくれる機種もある。ただ若干誤差あり。)
3.航空機の場合,「自機の高度」を基準とした「相手機の高度」を相対高度といい,「地表面」を基準とした
「自機の高度」を絶対高度という。

No.1へのお礼:
>じゃあ出発するときの高度を調べないといけないんですね。
登山の場合も同じです。その日の行動を始めるときに(初日や日帰りならまず登山口で,また泊まった場合は出発時に)現在地を地形図で確認して,高度を読み取り,高度計の表示をそれにあわせます。
その後は,天気が良くて移動性高気圧に覆われているような,気圧変化の少ない日なら,目的地に着くまでに2~3回ぐらい合わせる程度でも,そんなに大きな誤差はでませんが,まめに合わせるに超したことはありません。
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一つ確認したいのですが,「高度計の場合」とのことですので,登山などに使用する高度計のカタログに書かれている説明のことでしょうか。


そうだとして,話を進めます。

それともう一つ,相対高度ではなくて相対「値」高度ですか?
ちょっと聞いたことがないので,相対高度のことだとして説明します。

海抜高度は,その名の通り,海面(日本では東京湾の平均海面)の高さを0mとして測った高度のことです。
それに対して,相対高度とは,「どこか基準となる場所の高さを0mとして,そこから測った高度」です。

「それなら,海抜だって相対高度じゃないか」と思われたかも知れませんが,実はそうなのです。
単に基準が海面になったというだけですので。
ただ,実際には「朝出発した地点(たとえば山小屋)の標高を0mとしたときの高度」とか,「○○峠を基準とした高度」といった意味合いで,「相対高度」という言い方をすることが多いですね。

デジタル式の高度計だと,「いまいる地点を0mにする」という操作ができるものがあります。
この場合,そこから1000m上れば「+1000m」,800m山を下れば「-800m」といった表示になります。
これを「相対高度」と呼び,それに対して,その地点の気圧からすなおに求めた高度の表示を「絶対高度」とか「海抜高度」と呼んでいる機種があります。

しかし,測定の仕方はどちらの高度も同じです。
要するに,上空に行くほど気圧が低くなるという関係を利用して,気圧を測定して高度に換算しているのです。
したがって,同じ場所にいても,低気圧が近づくと,気圧が下がるので,高度表示は高くなります。
また,温度によっても若干の影響を受けます。

そういう意味では,海面が基準であろうと,峠が基準であろうと,測り方は一緒だし,気圧配置の変化に影響される点も一緒なので,どちらも「相対高度」と呼んでいる機種もあります。

ところで,そういった機種の中には,GPS機能を持っているものがあります。
(というか,性能や値段を考えるとむしろ「GPSの受信機の中には,気圧計のついているものもあります」と言った方が的確かも知れません)
そういった機種の場合,「気圧から求めた高度」のほかに「GPSの衛星電波を受信して求めた高度」が算出されます。
後者は気象条件によって左右されないので,こちらを「絶対高度」と呼ぶことがあります。
ただ,それなら正確かというと,山影や谷底などで電波の受信状態が悪かったり,地球楕円体とジオイドとの高さの差(細かい説明は省きます)を求めるのが難しかったりして,数十m程度の誤差が出ることもあります。

というわけで,カタログによって意味合いが微妙に違っているわけです。

ちなみに,航空機に搭載している高度計にも,2通りの測定方法があります。
一つは気圧高度計。(登山用などと同じ原理)
もう一つは,飛行機から地上に向かって電波を発射し,反射して帰ってくるまでの時間から,高度を求めるもの。こちらを「電波高度計」とか「絶対高度計」と言います。
「絶対」とは,高度を直接測定している,ぐらいの意味です。
地上までの距離(No.1さんの言われる対地高度)は出ますが,逆に海抜を求めたければ,真下の地点の標高を加える必要があります。

ついでながら,No.2の回答で

>実際使用してみて、
>山岳地帯で、高度計を読み、等高線と磁石で現在地を
>特定しようと試みました。
>危険極まりないと思いました。
>目視で基準になる山頂2個と磁石で現在位置を特定する方がよっぽど正確で、説得力や証拠があります。

と書かれていますが,交会法より高度計の方が位置決めの精度が低いとしたら,それは使い方が悪いんです。
いくら激しい寒冷前線や低気圧が通過したとしても,気圧の変化(移動しなかった場合)はせいぜい1時間当たり1~2hPa程度。
標高差でいうと10~20m程度です。
したがって,休憩するごとに,現在地を地形図で確認し,標高を読み取り,その都度高度計を補正していれば,そんなに大きな誤差は出ないはずです。
それを上回る激しい気圧の変化といったら,台風の接近時でしょう(1時間当たり10hPa以上下がることもある)。
ああ,なるほど,そんなときに山岳地帯を移動したら,確かに危険だ。
でもそれは,そんなことをするのがいけないんです。高度計の責任ではありません。

そもそも,高度計は「自分が地形図上でどの道を歩いているか」が分かっているときに,その線上での位置を決めるのに使うものです。
つまり,線上の位置の決定です。
面上の位置の決定に使う交会法と比較すべきものではありません。

地形図が読めない人が,高度計さえあればなんとかなるだろうと思って山にはいるのは,確かに「危険極まりない」行為です。
逆に,地図が読めて磁石も使いこなせる人が,高度計を併用すると,鬼に金棒です。
道が分かっていて,気圧の変化もあまり大きくないときに使うと,ほとんどピンポイントで現在地が分かるほどの威力を発揮します。

>高度計の場合どちらのほうがいいんですか?

これは,「どういう高度計のことを考えているのか」「使い道は何か」によって違ってきますので,それを補足してください。
登山なのか,ハンググライダーなのか,はたまた飛行機の操縦なのか。
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海抜高度とは、


真の高度の事です。

相対高度計は、気圧によって高度測定をするものです。
激しい寒冷前線の通過などでは、高度は大きく狂います。

実際使用してみて、
山岳地帯で、高度計を読み、等高線と磁石で現在地を
特定しようと試みました。

危険極まりないと思いました。

目視で基準になる山頂2個と磁石で現在位置を特定する方がよっぽど正確で、説得力や証拠があります。

飛行機の場合、有視界航法のおおまかな目安の計器だと思います。
これで夜間飛行は危険です。
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 「科学」としての解釈までは自信がありませんが、航空機の場合には、通常、高度を定めるのには海抜高度を主体として共通して使っていますが、対地高度(これがご質問の相対値高度という意味でしょうか)ももちろん必要なことがあります。



 海抜高度は気圧差を応用していますから、その日によって差は当然生じます。そこで出発前に高度計を補正しておくことが義務付けられています。
 この補正さえ正しければ、その日の気圧に関係なく、互いに航路が交差する航空機でも、海抜高度が高かれ低かれ、その相互の高度差はあくまでも常に一定になりますから、衝突やニアミスは生じないことになります。

 このように、海抜高度で飛行するということは飛行の基本ですが、時には対地高度を正確に知りたいといった飛行条件も生じます。
 低空飛行の際や、アプローチの際の視界不良、あるいはトラブルが発生じた際などがそれで、実際に地面や山の頂上からどのくらい高い位置に居るのか、この高度で飛行しても安全なのかといったことを知りたくなるものです。

 大型の旅客機などでしたら電波の反射を応用して、エコーの程度で常に自動的に対地高度をチェックしていますし、危険が予測される場合は、woho,woho,pull up,pull up....といった合成音声で警報が発せられるようにもなっています。

 しかし、軽飛行機の場合にはよほど高級な機種でないかぎり、こうした装備はないので、前もって飛行ルートに沿って地図で地形の高度をすべて検討しておくか、地図に示された山の高さを今自分が飛行している海抜高度から差し引くといった計算をせざるをえません。
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この回答へのお礼

そうですか。じゃあ出発するときの高度を調べないといけないんですね。
でも対地高度よりは正確なんでしょうかね。

お礼日時:2005/11/13 15:47

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