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漢文についてお聞きします。
(数字)は、返り点を表します。レ点はカタカナの(レ)で書きます。
漢文の教科書に次のような文章が出てきます。
例文は有名な朝三暮四です。

恐(2)衆狙之不(1+レ)馴(2)於己(1)也、先誑(レ)之曰、・・・(以下略)。
(読み下しは、衆狙の己に馴れざらんことを恐るるや、先づこれを誑きて曰く・・です。)

これなのですが、打ち方はこれ一通りと決まっていますか?
次のように打つと何がいけないのでしょうか? 
同じように読めてしまうような気がするのですが・・。

恐(3)衆狙之不(レ)馴(2)於己(1)也、先誑(レ)之曰、・・・(以下略)。

上の打ち方だと何が問題でしょうか?
同じにはなりませんでしょうか?

なお、これは学校の宿題等ではありませんのでよろしくおねがいします。

A 回答 (1件)

不(レ)馴(2)のところが問題になります。


レ点に従えば,「馴→不」と読むことになりますが,一二点に従えば,「馴→恐」とジャンプしなくてはなりません。

返り点にカッコが使えれば,{不(レ)馴}をひとまとめとして(1文字扱いして),
恐(3)衆狙之{不(レ)馴}(2)於己(1)也
などと書いて,{不(レ)馴}から「恐」に返る,などと表せるのですが,残念ながらそういう書き方はしないんですね。
個人的には,カッコを使った改造版返り点なんてのを発明したら面白いし体系的になるとは思いますが…。
現行のルールでは,不(レ)馴のレ点によって「馴」から「不」に返ってしまった時点で,もう「二」の付いた文字ではなくなってしまっているので,そこから「三」に飛ぶことはできないわけです。

なお,先日,別の方の質問で,漢文の返り点全般について多少詳しく説明しましたので,よろしかったらご覧ください。
「質問:漢文、返り点の問題の考え方」
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1771181

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1771181
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

とくに
>現行のルールでは,不(レ)馴のレ点によって「馴」から「不」に返ってしまった時点で,もう「二」の付いた文字ではなくなってしまっているので,そこから「三」に飛ぶことはできないわけです

ここの部分の説明で、基本をつい忘れてしまっていたことがよく分かりました。あちらもじっくり拝見したいと思います。

お礼日時:2005/11/20 01:41

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