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空海の性零集は四六駢儷体で書かれているといわれます。四六駢儷体とは4つの文字と6つの文字がひとつのグループをなし、さらにそれが対句となっていると説明されています。

ところが、例えば巻1 遊山慕仙詩幷序を見ますと
昔何生郭氏賦志遊仙 格律高奇藻鳳宏逸。然而空談牛躅未説大方。余披閲之次見斯篇章。とあります。
ここのどこが四六駢儷体なのでしょうか?
またそもそも四六駢儷体はどことどこが対句をなすのでしょうか?

ご教示をお願いします。

A 回答 (1件)

どういう人が「性霊集」を「四六駢儷体」で書かれていると言っていたのですか。

質問者が引かれた例では一部がそれらしく見えますが、(「格律高奇藻鳳宏逸」4+4)全体としては、そういう感じではありませんね。しかし、「性霊集」全部を見ればそうかも知れません。
 次のサイトで、挙げている例文は分かりやすいのでご覧ください。そこでは句数を揃えるだけでなく、「平仄」まで揃えるという説明がしてあります。
 平仄とは、中国の中古音における四声(平声・上声・去声・入声)を二つに分けたもので、「平(平声)」と「仄(上声・去声・入声を合わせたもの)」に分け、その組み合わせで詩句をつくることです。漢和辞典で一字一字の「四声」は調べられます。「絶句」や「律詩」などでも、この平仄は取り入れられています。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A7%A2%E6%96%87

 高校の漢文で習うことの多い「陶淵明」の「帰去来之辞」は四六駢儷体の中でも有名なものです。次のサイトでご覧になれます。
 http://kanshi.roudokus.com/kikyorai.html
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この回答へのお礼

OKAT様
ご回答深謝します。

私の持っている本はたった1冊です。(日本古典文学体系71三教指帰 性霊集)昭和40年11月5日第1刷です。
この72ページに「三教指帰」「性霊集」の文体は、四六駢儷である。とあります。

よろしくおねがいします。

お礼日時:2015/11/24 17:45

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