あなたの習慣について教えてください!!

IC等を用いた回路でバイアス用の抵抗が入っているのですが、このバイアスとはなんですか?これがないとどうなってしまうのでしょうか?

A 回答 (2件)

バイアスとは、本来は均等で中立的な事象に、人為的に偏りを与えるような場合に使う用語です。

たとえば、アンケート調査で「バイアス」といえば、予断を持たせて回答を特定の方向に誘導するような設問や説明を言います。

電気回路では、特性の改善や入出力範囲を拡大するために、回路の動作点を特定の方向に(意図的に)ずらすため、あるいは現実回路では漏洩電流などによって生じる(望ましくない)ズレを補正するために、電圧や電流を加算したりする際に「バイアス」と言います。

どのような意図でどのようにバイアスを使っているかは回路によって違いますが、もともと万一の用心として付けられているような場合を除けば、おそらく動作点がずれて、特性の悪化や動作不良がおこるでしょう。

たとえば、入力範囲が電源電圧の両端の間である素子を+15Vの単電源で使用したとします。すると、入力はグランドと+15V電源の間に限られます。このまま+-5Vの交流を入力すると、入力電圧が負になる区間では動作しません。ここで入力に+5Vの電圧を加算してやると、素子への入力は0V+から10Vになります。このかさ上げする電圧がバイアス電圧です。通常の回路では、かさ上げすると、その分だけ出力の電圧も変化しますから、そのあたりも考慮して動作点を決めます。また、入力範囲の端の方での特性が良くない場合(普通は中央部の特性が良い)は、特性の良い領域を多く使うように動作点をずらします。プッシュプル回路など、対称型の回路では、バイアスによって上下の非直線部分を重ねて直線に近づけるように使います。
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