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明治初期~中期において、平民の男性が華族の娘との結婚で華族となること(爵位相続等)は可能ですか?
普通の結婚だと無理そうだとは分かったのですが、一人娘の婿養子に入るとか何か方法はあったのでしょうか?
調べたのですがどうしても分かりません。
ご存知の方、よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

前例がないので不明、というのが回答でしょうか。



当時も(今も実際は)そうなのですが、華族の系列が途切れた場合の養子などは、ほとんどすべての例が、華族から養子となっていますので、平民は入る余地がなかったと思われます。
特に天皇家につながる華族(宮家など)は、それこそ天皇家の中で補完してしまうので、完全に閉鎖された空間であったと考えられます(またはさっくりと断絶。今も昔も宮家の場合は皇族としてお金がかかるため、存続には積極的ではなかったようです)。

明治になってから華族とされたいわゆる子爵などの武家や公家も、やはりその中の有力な華族の家からとるかでしたから・・・富豪といえど入る余地はなかったかと思います。
特に明治になってから華族は華族、という区分が強くなったため、江戸期よりも平民からそういった位階に入るのはいっそう難しくなったと考えられます(富豪といえど平民は平民。そのため明治になってからは金にものを言わせて養子になるというのは、さらに困難になっていたと思われます)。

たとえば作家の浜尾四郎氏。かれは加藤照麿男爵の4男ですが、浜尾子爵家に養子となっています。そして、どちらの爵家も勲功華族という分類になる華族なので、やはり仲間内で補完しています。

位階を手に入れるために無理やり養子になって得た例は・・・戦国時代の豊臣秀吉が有名でしょうかね。
かれは関白の位を手に入れるために藤原摂関家に金にものを言わせて無理やり養子となっています(当然形だけ。当時は公家はおおむね財政難であったのと、武力を私有化できる時代だったのが大きいのかと思います)。

この回答への補足

回答ありがとうございました!

貧乏公卿華族の娘が実家支援を条件に富豪に嫁ぐとか、平民の娘が(つりあいの取れる家の養子となった後で)華族に嫁ぐという実例が何件もあったので、その逆の養子縁組も可能かと思ったのですが…無理なのですね。

となると富豪ではあるけれども平民の男性が華族となる為には男爵位を(言葉悪いですが)お金で買うという方法しかなかったのでしょうか?
実業界からも授爵した家がちらほらと見られますが(岩崎家など)…これは別の理由があるのでしょうか?

補足日時:2005/12/27 08:23
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華族は原則として男系相続ですから娘と結婚しても家族にはなれませんが、婿養子になれば可能でした。


ただ、家族の家の当主は婿養子でも原則として華族出身者がふつうでしたから、まったくの平民から(もともと華族の家系だが分家して平民になったような場合は別です。)華族になるのはかなり難しい道でした。

この回答への補足

回答ありがとうございました!
難しいとはいえ可能ではあったのですね。

例えば富豪の家から爵位欲しさに華族の家に婿養子に入ったりという様な実例はあるのでしょうか?
またそのような場合は、どちらかの華族と養子縁組をしてある程度身分を整えてから婚姻…というような形を取ったのでしょうか?
ご存知でしたら教えて頂けるとありがたく思います。

補足日時:2005/12/26 17:48
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