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かなり長期間休眠していた真空管式製品に、いきなり規定の電圧を掛けるのはトラブルの元だと聞きました。

真空管やコンデンサー類にダメージを与えないために、徐々に電圧を上げていけば良いのだろう(?)と思い、スライダックは用意しましたが、電圧や時間のかけ方が分かりません。

自分はこんな風にしている、という情報/体験談でも結構です。
アドバイスよろしくお願いいたします。

当方、テスターは所持しており、回路図を見て組み立てだけなら何とか出来るレベルです。

A 回答 (2件)

「かなり長期間」というのが、どの位かによって違ってきますね。



大雑把ですが、以前はちゃんと動いていたのであれば、10年位は放っておいてもそのまま電源ONして(多分)大丈夫だと思います。
(但し「大丈夫」=「電源を入れても火は噴かない」程度の意味です)

10年以上放置してあったものや、以前の動作履歴の分からない物(ノーメンテの中古品やジャンク品)であれば、下記の点をチェックしてから正規の動作をさせています。

・電源トランス、出力トランスの1次~2次間の絶縁チェック
・整流ダイオードのチェック
・球を抜いて電源ONし、電源電圧とバイアス電圧のチェック
・カップリングコンデンサの絶縁(=DC漏れ)チェック
・抜いた球単体の特性チェック
・球を挿して電源ONし、各段(特に出力段)のプレート電流チェック

それと、長期間使用していない真空管は、使用前にヒーターのみを数分間付けっ放しにしてから、本来の電圧を印加(または特性試験を)します。
休眠中に内部にガス等が発生していた場合の吸着のためですが、気休め・俗説の類になってしまうかも知れません。

長期間通電しなかった電解コンデンサは漏れ電流が増えており、これにいきなり規定電圧を掛けると劣化したまま復帰しない・・・と聞いています。
この場合、漏れ電流が一定値以下となるように、最初は低い電圧を印加し、そうすると自己復帰して漏れ電流が減るので、減った分だけまた少し印加電圧と上げ・・・とやっていくと、「放置で劣化した」電解コンは特性が復帰するとのこと。
これが「スライダック使用説」の根拠じゃないでしょうか?

しかし、自分でそうやったことはないですね。古くなった電解コンは、可能な限り交換してしまいます。
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この回答へのお礼

詳しく、分かりやすく教えて頂き、とても参考になりました!
ご回答、感謝いたします。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2006/02/26 08:13

>かなり長期間休眠していた真空管式製品に、いきなり規定の電圧を掛けるのはトラブルの元だと聞きました。


●初耳です。デマではないでしょうか?
ただ考えられるのは、真空管のヒーターに対していきなり荷電すると、突入電流のためにヒーター切れを起こすのではないかという心配でしょうね。
回路図があるのなら、真空管のヒーター回路に対して有効に徐々に昇圧できるのならそうしてみて下さい。
時間は気にしなくていいと思います。突入電流を抑えれば良いだけのことですから。
コンデンサーについては、問題ないと考えます。
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この回答へのお礼

ご回答いただき、ありがとうございました。

お礼日時:2006/02/26 08:07

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