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こんばんは。
タイトルの通りの質問です。

ST管で自作の真空管アンプをつくろうと思っています。
ところがいわゆる電力増幅管は値が張るので、電圧増幅管で代用したいのですが
データシートの最大プレート電圧の解釈がわかりません。

例えば以下のデータシートの場合
http://frank.pocnet.net/sheets/049/2/2C21.pdf
最大プレート電圧は250Vになると思います。
電圧増幅段でA級増幅させ、次段とCR結合しているならば、電源電圧を最大値にして
プレート電圧が振れるので、電源電圧が250V以下ならば定格内だと言えると思います。

ところが電力増幅段に使う場合(つまり負荷がトランスの場合)は、プレート電圧は
指定した動作点(電源電圧)を中心に振れ、電源電圧が250Vでも実際には250Vを
超えたプレート電圧になってしまいます。これは定格外と言えるのでしょうか?
それとも動作点が定格内に収まっているので定格内になるのでしょうか?


分かりにくくて申し訳ありませんが、上のデータシートの例で言えば、
「最大プレート電圧は250Vである。しかしA級増幅の動作点を動作例に示された
動作点(Vp=250,Vg=-16.5)に設定すると、信号によりVgがさらに深くなったときに
最大プレート電圧の250Vを超えてしまうのではないか?なぜそのような動作例が
紹介されているのか?」
ということです。

補足等必要でしたらいたしますのでよろしくお願いします。

A 回答 (2件)

2C21のAクラス動作例を見ますとプレート電圧250v、バイアス-16.5v時プレート電流が8.3ma流れます。

最大プレート損失は2.1Wです。動作例では2.075wですから定格内となります。信号が入りグリッド電圧が0vの時、-33vの時の電流と電圧の積(プレート損失)も2.1w未満でなければなりません。と言うように最大プレート電圧は動作点で変化します。真空管が壊れる電圧とは違いますので参考に。2C21を出力管に使用する場合出力トランスのインピーダンスは相当高く30KΩ位でないとうまくないようですが。パラレルに使用ならその半分でいいことになります。試しに特性カーブの上に30kΩの負荷線を引いてみてください。電圧の300Vから電流の10maのところに直線を引き。それが250V、-16.5vの点を通る様に並行移動させます。バイアス0v、-33Vの電圧電流の積が2.1W未満で有ればいいと思います。で、色々負荷線を変えてみて最大プレート損失を超えない動作点を求めてみてください。パラシングルで1w位期待出来そうですが。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。

>真空管が壊れる電圧とは違いますので参考に。
ということは、例えば10Vppの信号を入力する場合、プレート電圧300V
バイアス-25Vの位置に動作点を置いても、-20~-30Vにおいて損失が
2.1Wを超えなければ問題ないということでしょうか?
(普通はこんな使い方しないと思いますが)
あくまで効率よく電力を取り出す参考値ということですか?

補足日時:2011/02/01 19:39
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>250Vを超えてしまうのではないか?


プレートに印加した電圧を越える事は物理的に
有りません、では、どうなるかプレート電流は飽和状態
ですので、それ以上は増加しません、入力信号が頭打ち
の状態になります、つまり歪となるのです。
そのような信号は入力過多ですので、小さくしなければ
なりません。

>電力増幅管は値が張るので、電圧増幅管で代用したいのですが
これは、軽自動車に10トンの荷物を乗せるようなもので、
真空管が壊れます。
電力管は名前の通り電流を多く流せるようにプレート損失が大きく
作られています電圧増幅管に比べて全てが頑丈に作られています。
だから値がはります。

役目(規格)に合った所に使用しなければ、その真空管の能力を
100%発揮する事が出来ません。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。

>役目(規格)に合った所に使用しなければ、その真空管の能力を
>100%発揮する事が出来ません。
おっしゃるとおりだと思います。
ただ今回はちょっとばかり特殊で、6畳程度の小さな部屋用の小出力
アンプをつくろうと思い、このような質問をさせていただきました。
説明不足であったことを深くお詫びいたします。

補足日時:2011/02/01 19:47
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