性格悪い人が優勝

僕の高校時代の友人は現在特許事務所で働いているのですが、近い将来海外もしくは国内の大学院へ入学して、そのまま大学に残りたい(つまりは教授になりたい)と言っています。

彼は理系(生物学)を大学時代に学び、民間企業で営業職をしてから3年後転職し現在に至っています。ちなみに、現在28歳です。

僕にもいろいろと聞かれるのですが、文系の教授になる方法はまったくわかりません。

そこで、以下の質問に答えていただけますでしょうか?

1、生物を大学時代に勉強していたものが文系の大学院を出て、経済学や社会学の教授になれるのでしょうか?
2、文系の大学院で出世するにはどうしたらよいのですか?やはり、理系と同じで優れた論文をかくのですか?
3、経済学・社会学の分野で世界でもっとも有名な論文を記載するペーパーはなんですか?(理系ではnature,scienceです。)それは、インターネット上で閲覧できますか?できるのであれば、アドレスを教えていたでけますでしょうか?

長い文で申し訳ないのですが、ご回答よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

私自身、助教授の卵でもないのですが、学士、修士課程と社会科学系統の学問を専攻した者です。


私が知っている範囲内、聞いた範囲内で答えさせていただきたく思います。

1、厳しいとは思いますが、可能性はあると思います。厳しいといいますのは、以下の三点からです。
ア、友人の方の年齢
イ、教授になるためには長期に渡る知識の蓄積、問題意識が最低限必要。理系文系問わず、教授になられる方は学士、修士および博士課程と同じ専攻の方が多いようです。
20代後半から30代前半までに博士課程を終了される方がほとんどではないでしょうか?
ウ、文脈から判断する限りでは、友人の方の学部時代の専攻や実務経験が経済学や社会学に結びつきにくい→奨学金の可能性が狭まる可能性もあるのでは?
(米国の大学院に限れば、奨学金なしでは博士課程までの進学は大変厳しいです)
ただ、私の知人で30歳近くにして渡米し、学部から学びなおし、教授を目指してらっしゃる方(現在博士課程在籍中、社会科学系専攻)がいます。
ちなみにこの方の日本での学士の専攻、職務経験は米国で専攻した学士、修士、専攻している博士課程とは関係がありません。
相当苦労なされたとお聞きします。
もちろん修士以上は奨学金で勉強されています。

2、その通りだとお聞きしたことがあります。
優れた論文を何本も書くことプラス人脈だそうです。

3、経済学で有名なものはEconometrica, The American Economic Review, Journal of International Economics等(米国中心の視点)ではないでしょうか。
専門分野によって異なるとは思いますが。
上記のジャーナルは一般の方がウェブ上で観覧することはできないので、経済論文検索のためのサイトをお伝えします(下記参照)。

http://ideas.repec.org/
http://ideas.repec.org/search.html

長文、失礼しました。お役に立てれば、嬉しく思います。
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この回答へのお礼

多数の質問に関わらず大変丁寧に答えていただき感謝しています。
本人もわかっていると思いますが、やはり年齢がネックになるのですね。
参考にさせていただきます。ありがとうございました。

お礼日時:2006/04/01 18:33

大学で、文系(商学)の教員をしている者です。


1に関しては、100%、全く問題ありません。大学と大学院は、高校と大学くらい別物とお考えになってかまわないと思います。
私の知り合いの研究者にも、理系の大学院(化学系)を卒業してから文系の大学院(商学)を出て、教員をしている人がいます。こんなパターンもあるくらいですから、1に関しては全く問題ありません。
むしろ問題は、medi-logyさんがこれから大学院に行かれて、卒業されるときに就職があるかどうかです。
世間で言われているように、これから大学は淘汰の時代に入ります。人件費抑制のため、「この先5年は教員の新規採用はしない」「採用はするが3年の任期制」といった話はよく耳にします。
これから大学院に行かれ、研究者の道を進まれることは応援しますが、大学院を出ても就職できないかも知れないというリスクを同時に背負うことになるということは、十分に認識しておいて下さい。
2については、Yesです。研究者の世界で評価されるためには優れた論文、著書を書くことが一番の近道です。と言うよりも、論文や著書が研究者を評価する唯一の基準であると言っても良いと思います。
内容はもちろんですが、紀要に書くよりもジャッジ付きのペーパーに掲載されれば高い評価が得られることなどは、文系・理系を問わず同じだと思います。
3については、私は専門外なので、回答は他の方にお譲りすることにします。
蛇足ですが、「教授」という言葉を使っておられますが、大学の教員=教授ではありません。他の方も回答しておられましたが、大学に採用されるときは助手、もしくは専任講師という肩書きがほとんどです。論文や著作、勤続年数などの条件を満たしながら助手や専任講師から助教授、教授へと昇進してゆくのですが、その基準は大学によってまちまちです。
もし、教授という言葉を誤って使っておられればと思い、書き足しました。
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この回答へのお礼

私自身現在大学院生なので教授への道は文系・理系問わず同じなのかどうか尋ねるためにこの質問をしました。
回答者さんの回答参考にさせていただきます。
ご回答ありがとうございました!

お礼日時:2006/04/08 12:54

 2)&3)に関しては、(経験者のNo2さん他)二名が詳述されているので、私は1)に関しての実例を挙げて置きます。



 (この人!と言う)そのものズバリの参考例ではないのですが、

"超整理法"他の筆者としても、著名な"野口悠紀雄"氏は東大工学部卒→財務(旧大蔵)省勤務→一橋大教授→現職

と言う経歴の持主です。

https://www.sekigaku.net/menber/detail.asp?NO=1& …

 又、(2006年)現時点で大学教授ではありませんが、東大講師の経験があり、工学にも明るく経済関係の書をあらわし、翻訳を手掛けている人物の中には、"牧野昇"氏がいます。

http://f1.aaa.livedoor.jp/~ijin/makino.html

 両氏とも工学部出身の理系人間でありながら、経済学部出身の人達に伍して、経済学者や"工学に明るい経済評論家"として活躍されています。
 それ故、(生物専攻の)理学部卒の方でも、当然その後の当人の努力が鍵ですが、ハンディ=ゼロではないにせよ、カバーは充分に可能だと私は捉えています。
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この回答へのお礼

具体例を挙げていただいて、より確信が持てました。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/04/06 12:37

一応、経済学の院生をやっているものです。



1.
問題ありません。
年齢的な事を言えば、私と同じ院生の方の中には 30 代の方もいますし、社会人経験をしてから院生に戻った方も教授にいます。

また学部の話ですが、経済学に限った話かも知れませんが、経済学部を出るよりは理系学部の方が、数学に強みがあるので楽かも知れません。私の知っている教授の中には、工学部、理学部、文学部、法学部と様々な学部出身の方がいます。


2.
何をもって出世というかが問題ですが、ただ教授になるのであれば、

講師 → 助教授 → 教授

という順で、年功序列的に昇進します。優れた論文を書いていれば昇進は早いでしょうが、それよりは転職する方が早いかも知れません。

この辺の事情は最近特に、非常に流動的なので、2 年後にはまた違うことを言っているような気もしますが、現在のところはこんなところです。


3.
#1の方の挙げた Econometrica や IER は確かにトップジャーナルですが、経済系の全員が必要とする雑誌ではありませんね。
この二つに比べれば AER は、やや実証的であり「アメリカ経済の問題」に傾いているものの、全般的に問題を扱っているようにおもいます。

これ以外にも沢山のその分野でのトップジャーナルがありますが、全分野通じてのトップジャーナルとして
AER (The American Economic Review)
JPE (The Journal of Political Economics)
QJE (The Quarterly Journal of Economics)
などがあります。

これらはインターネット上で無料で閲覧は出来ません(普通有料です)が、大学や大きめの図書館などで閲覧できる可能性があります。
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この回答へのお礼

丁寧に回答していただきありがとうございます。
1の質問にかんして問題ないとのことで、世話好きの僕にとっても、たいへん嬉しく、また心強かったです。
あたりまえの話ではあるのですが、経済学系にも様々な論文があるのですね。
貴重なご意見ありがとうございました。

お礼日時:2006/04/01 18:44

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