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明治維新後、武士は平民になり、一般の会社員になったりしたのでしょうか。いろいろ苦労があったと思いますが、
そのあたりのエピソードを教えてください。

A 回答 (5件)

維新により、武士は士族(足軽は卒族)という身分になり、秩禄処分で政府から一時金を貰って、以後は自分の才覚で生きていくことになります。


例として、徳川宗家に使えた旧幕臣を上げますと、彼らは徳川家達に従って、静岡に移ります。
ここで牧の原を開墾し、お茶の生産を始めます。
当初は筆舌に尽くしがたい苦労の連続でしたが、明治末に杉山彦三郎氏が新種の開発に成功し、経営が安定します。
旧幕臣たちは苦しい生活の中にも教育に未来を託したため、彼らの子弟は高い教養を身に付け、官吏となった者も少なくありません。
東北諸藩は北海道に未来を託したものも多く、現在北海道に「伊達市」がありますが、伊達邦成が旧家臣とともに開拓した土地で、旧会津藩の余市、旧徳島藩の静内町など、どちらかと言うと、維新の逆賊に回った藩の士族が開墾した土地が多く残ります。
このように、旧藩主(華族)がある程度の援助をして、家臣たちに農業をやらせる例も多くありますが、完全に没落したものも多く出ます。
樋口一葉などもその例に漏れず、士族としての誇りを持ちながら、貧困にあえいだ生活は涙を誘いますね。
総じて、士族は学がありますから、彼らの子弟は官吏、教員などになる例は多いようです。
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この回答へのお礼

なるほど。そのあたりのことが書かれた本(物語)を読んでみたいです。
回答ありがとうございます。

お礼日時:2006/05/13 20:50

 補足を一つだけ。



 旧帝国陸軍の憲兵隊は、士族出身者が多数を占めていました。(明治時代はの警察官も、士族出身者が多数を占めていました。)

 それ以外に、士族と平民の社会的地位や職業についての格差は、あまり聞いたことがありません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2006/05/13 20:52

武士が平民になったというのは、支配階級ではなくなったという意味でしょう。


戸籍上では武士は士族になりました。武士の中でも下級の足軽は卒族になりました。卒族は廃止され士族と平民になります。
戦争前までの戸籍上の身分は、華族、士族、平民です。平民の下に被差別階級の人があった時代があります。その当時の戸籍は現在見ることはできません。被差別階級の廃止によって平民になりました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2006/05/13 20:49

無職となった武士の失業対策を士族授産といいます。

武士に何か職を見付けてあげようということです。武士を辞めて帰農したもの(農民になった)。商売を始めたが失敗したもの(商人)。妻の実家の商家に就職したものもいました。多かったのが読み書きを教える学校の先生。それと政府の国策で警察組織ができました。警察官の採用が大量にありました。これは討幕派の薩長と、幕軍の会津、桑名あたりとの、遺恨を緩和するための融和政策でもありました。明治10年、警察官として採用された旧幕府軍の武士(会津藩士族など)は、西南戦争で乱を起こした西郷隆盛を攻め打ち取りました。戊辰戦争の仇を討った訳です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
先生と警察ですか。
会津の元武士が警察官として戊辰戦争の仇を討ったとは‥‥。

お礼日時:2006/05/13 20:49

武士は士族になったのであり、戸籍上は平民にはなっていませんが、禄はなくなりました。


公務員や会社員になれたのは一部だけで、たいていは禄を打ち切る代わりにもらった公債で商売を始めたりしましたが、武士の商法の言葉どおりにほとんとが失敗したようです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
もと武士が商売をしても、まずうまくいかないことは想像できますね。

お礼日時:2006/05/13 20:47

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