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お世話になります
当方古流剣術を習う者です。その中で、剣道に於いてどうしても
理解できない点が御座います。それは

1.何故「八相」の構えが無いのか?
2.「脇構え」等の構えが何故消失したのか?(小野派一刀流には現存)
3.「隠剣」が何故消失したのか(小野派一刀流には現存)

注:
1「.八相」は神道夢想流杖術等に見られ、刀を耳に構える。真半身ではなくなるが、非常に速い袈裟切りが可能
2.「脇構え」は真半身であり斬り降ろしを弾く合理的な構えと推測される(自信なし)
3.「隠剣」は敵に刀の切っ先を隠し、剣の長さを相手に悟らせず且つ脇構えに近い対応が可能と推測される(自信なし)

(尚、所謂忍者は「隠剣」に似た行為をすると聞いた覚えがあり)

そもそも剣道は一刀流剣術を原型とした物の筈なのに何故これらが消失したのか?流派に依るが所謂「下段」の戦術的メリットはなんだったのか?

これらは当方の経験上の一存であり、解釈に違いが有るかも知れません。
ご存じの方、ご教授願います。お礼は必ず致します。推測でも構いません。

A 回答 (13件中11~13件)

こんにちは。


剣道は試合という形で競技として成立しました。
その為、打突部位や竹刀の物打ち部分で打つなどのルールが出来ました。
このルールでは、八相や脇構えは大変不利だからだと思います。
ただし使ってはいけないという事ではないので、状況次第では出てくる可能性はあるかもしれません。

下段の構えは時々、一種のフェイントとして用いられますし、変形の構えも時々見かけます。

また防具を使用し、その防御部分以外の打突が禁止された事から、反則となった技も多数あります。
柳剛流のような足を払い斬る技は完璧にダメですよね。

八相については、八相の形からそのまま振り下ろすと左小手しか打ずに無効打突になるのに対し、相手は左小手が認められる、という点で不利だからではないでしょうか。
左面を打てる可能性もあるので、状況次第では出てこないとも限りません。

剣道形でも、八相から振り上げて斬りおろしてますので、八相の構えの運用は、現在の剣道が成立した段階で大きく変わってしまったのだと思います。

脇構えに関しては、竹刀の規格化の影響ではないでしょうか。
間合いが見づらくなるのは確かですが、竹刀が規格化されてしまい、長さが決まってるので、その意味が相当削減されてる感じがします。
対して打突には、そのままでは振る距離が非常に長くなります。
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この回答へのお礼

夜分、回答誠に有り難うございます。
当方、古流しか経験が無いため多数の質問お許し下さい。
>下段の構えは時々、一種のフェイントとして用いられますし、変形の
構えも時々見かけます。
なんと、剣道にも下段は存在するのですね!大変参考になりました。

>剣道形でも、八相から振り上げて斬りおろしてますので・・・
済みません。剣道をされている方は「耳構え」をご存じなのですか?
要するに当方の言う八相です。肩に刀を担ぐような八相では有りません

申し訳ございません。当方古流しか存じません。
myeyesonly殿の所見としては
>2.「脇構え」は真半身であり斬り降ろしを弾く合理的な構え
これを如何思われますか?

他の回答者殿にも同じ話を伺うのは大変無礼と存じますが。
剣道には「受け流し」があるのでしょうか?

殆ど質問ばかりになってしまいましたが、再度投稿していただければ
幸いです。再度の投稿はYES、NOのみでも全く構いません。
重ねてお礼を申し上げます。ご協力有り難うございました。!

お礼日時:2006/05/10 06:00

小野派と剣道を少しだけやったことありますが、私も先生に聞いたことがあります。

それによると、
古流は基本的に刀で人を斬るための形で、甲冑を付けて大勢で戦う際に使えるように出来たものだそうです。八相、脇構え、下段などは、多人数と戦っておれば疲れてきて、自然とならざるを得ない構えらしいです。また、獲物も、古くは長いもの(槍、薙刀など)が主流だったらしいので、その流れの構えでもあるそうです。
一方、今の剣道は、千葉道場の流れをくむもので、戦場での剣法というよりも、武士個人の技量、精神を重んじています。また、竹刀という修練道具も開発されたので、刀で切るための修練から竹刀を用いた競技へと変遷してきているようです。実際の剣道の試合では、八相、下段、脇構えは非常に不利だそうです。
「隠剣」「刃隠」は確か小野派の極意だったはずです。我々も年に1回くらい見せてもらえるだけで、教えてもらえるのは、免許皆伝の達人だけと聞きました。免許皆伝が沢山いるとは思えないので、使える人がいなくなってしまったのではと思います。
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この回答へのお礼

夜分、回答誠に有り難うございます。
>古流は基本的に刀で人を斬るための形で、甲冑を付けて大勢で戦う
際に使えるように出来たものだそうです。
小野派一刀流の極意は「切り落とし」の筈、甲冑に通じるの
でしょうか?小野派一刀流は素肌剣法と思っておりましたが・・

>獲物も、古くは長いもの(槍、薙刀など)が主流だったらしいで・・
確かに私の居合道の先生は矢、槍、最後に刀と仰有って言いました。

>今の剣道は、千葉道場の流れをくむもので、・・
小野派よりも北辰一刀流の影響が大きいというわけですか?
確かに「技の千葉」と伺っておりますが・・

>「隠剣」「刃隠」は確か小野派の極意だったはずです。・・
小野派一刀流は講武所剣術では?お留め流では無いのですか?
教えてもらえるのは、免許皆伝の達人だけならばお留め流の筈では
無いのでしょうか?「本覚」こそ極意なのでは?門外漢ですが・・

尚、当方、剣道の経験は0ですが剣道に所謂「受け流し」は
有るのでしょうか?

大石鍬次郎は人を斬ることに生き甲斐を感じ、屍さえも切り刻む男
だったと伺って居りますが・・・
これは小野派一刀流兵法者の間では有名なのでしょうか?

重ねてお礼を申し上げます。ご協力有り難うございました。
このお礼は殆ど質問になってしまい申し訳御座いません。ですが、再度
投稿していただければ幸いです。
ご協力有り難うございました。

お礼日時:2006/05/10 05:35

剣道もやった事が無い全くの素人です


自分が推測するに剣道になってスポーツビジネスを運営するに当たり、門人に効率良く覚えてもらう為(達人を育て上げようとする事ではない)に教えを統一して行った=マニュアル化ではないでしょうか?
武道と言う戦闘力の向上を目指す場ではなく、企業または団体を運営していく上での合理化だったのではないかと推測します。

質問者様の3の疑問ではルールに竹刀の長さが決められている以上、得物のリーチを隠す意味は薄いからだと推測します。
そう言う意味では1の袈裟切りはルール上『面』にも『胴』にもならない可能性が大なので必然的に不要になっていったと推測します。

素人の推測なので参考にならない可能性が大ですが勘弁して下さい。
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この回答へのお礼

夜分、回答誠に有り難うございます。
>企業または団体を運営していく上での合理化だったのではないかと
推測します
確かに、それは考えられます。剣道はスポーツに特化している傾向が
あると思います。剣道の試合に真剣を用いたら「相打ち」になると
思います。「一本」でなくても「有効」で、相手は既に死んでいる
可能性が高いと思われます。やはり、「剣道」は技術を競うもので、
碁や将棋のような物なのかも知れませんね。
参考になりました!
重ねてお礼を申し上げます。ご協力有り難うございました。

お礼日時:2006/05/10 04:54

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