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「自律神経失調症」という病名がないというのは理解しています(ので、今回は解説は不要です)。

脳の障害や、重度の身体障害がある人で、体温調整ができない場合がありますが、自律神経とは別なのでしょうか? 実際に自律神経が役に立っていない(自律神経に障害がある)場合は病名はないのでしょうか?
重度のXX障害として身体の障害とごっちゃにしてしまうものなのでしょうか? 脳の障害だとするとどこら辺があやしいのでしょうか(抽象的すぎますかね?)

「自律神経の障害」を調べるにはどういう方法がありますか? どこに行けば検査できますか?

A 回答 (1件)

◆脳が原因で体温や呼吸、脈拍などの体内環境がコントロールできない状態がおきます。

自律神経を更にコントロールする中枢(脳幹部にあります)の障害です。ゆっくりとした自律神経の活動は視床下部という脳の下のほうにある部分で行いますが、呼吸や血圧、体温などは脳幹部(延髄)にあるそれぞれの中枢でコントロールされていると考えられています。

◆これらの中枢が障害を受けた場合は「死」を意味します。あるいはそれに近い重篤な状態です。日常生活をすごしている中ではおきることはありません。

◆医者でも患者さんでも大変に大きな大きな誤解があるのは「自律神経が障害や失調を起こすと体に不調が出る」と思っていたり、説明したりすることです。そうではありません。自律神経は体の異常に対して正常に反応しているだけなのです。

自律神経そのものが異常となった場合は「死ぬ」のです。体が不調になるのではありません。死ぬのです。百歩譲って、死なない自律神経の異常は発汗異常くらいです。でも発汗異常は自律神経の異常と言うより、神経の枝葉の末梢神経の異常であることが多いので、これもあてはまらないかもしれません。

◆血圧や体温、顔のほてりなど、いわゆる体の不調を訴えた方に「自律神経失調」という言い方をしますが、それは何かの原因(ストレスや更年期のホルモンアンバランス、あるいは諸々の障害になど)に対して自律神経が“正常に”反応しているからなのです。

◆シャイ・ドレーガー病というように、ほんとうに自律神経自体が障害されてしまう病気はあります。これは非常に危険な病気でいつも突然死と隣り合わせです。まさに「死ぬ」のです。

◆「自律神経の具合が悪くなった」と感じたり、医者からそう言われたりした場合は、自律神経が異常なのではなく、自律神経に(正常な)反応をさせている異常な原因が他にある、ということなのです。

繰り返して申しますが、自律神経が異常になれば「死」あるのみです。

自律神経については患者さんの誤解と医者の不勉強が多すぎます。

自律神経の障害を調べるためには自律神経の専門家のいる神経内科で検査ができます。
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございます。
シャイ・ドレーガー病は始めてききました。自分は該当しないと思いますが、気になることが出てきたら神経内科での検査! 頭に入れておきます。

お礼日時:2006/05/22 21:31

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