10代と話して驚いたこと

今日は、外国人です。
外国人が難しがる日本語の表現について勉強しています。「私は知りません。」「私、知らないんです。」の両方も打ち消しでありますが、意味が違います。「私は知りません。」の方は「I don't know」それだけの意味です。「私、知らないんです。」の方は「私、知らないので教えていただきたいと思います」とか「私、知らないので不注意なことをして申し訳ございません」とかの気持ちが入っていますね。このような外国人が難しがる日本語の表現はいろいろあるでしょう。もし、このような表現をすべてまとめてよく勉強したら、きっと日本語の勉強に役立つと思いますので、ご存知の方教えていただけましょうか。

A 回答 (6件)

こんにちは。



>「私は知りません。」「私、知らないんです。」

どちらもI don't know. もしくは、Sorry, I don't know. だと思います。
「知らないんです」のほうが強調しているように思えますが、大きな意味の違いは無いかもしれません。

「知らないんです」のほうがくだけた(口語的な)感じはします。
日本語ネイティブがinformalに喋っているときは、無意識に発音が崩れたりします。
「分からない」が「わかんない」になったり。
(この場合、特に意味に違いはありません)

外国語、たとえば英語でも同じだと思いますが、文脈や、言い方(声の調子)によって意味合いが変わってきます。

ごめんなさい、知らないんです、という気持ちで言えば、そういう風に聞こえます。

ただ単に「知りません」という事実を伝えるための返答であれば、「教えていただきたい」「申し訳ない」というニュアンスは含まれないと思います。
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この回答へのお礼

>外国語、たとえば英語でも同じだと思いますが、文脈や、言い方(声の調子)によって意味合いが変わってきます。

おしゃったとおりです。
やはり話す時の気持ちは一番大事なことですね。
ご教示ありがとうございます。

お礼日時:2006/07/27 18:37

まず「知りません」は肯定形の「知ります」とはかなりニュアンスが違います。

「知っています」「よく知っています」などはかなり耳障りのよい響きがありますが、「知りません」のほうはそうではありません。そのように言われた時、かなりぶっきらぼうであり、無責任な感じを受けるでしょう。日本人は直接的な言い方を嫌い、問うほうでも「知っていますか」よりも「ごぞんじですか」がていねいな言い方とされています。
答える側も「ぞんじません」と答えるのは言うまでもありません。
「知りません」には外国人にとっては他に次のような驚くべき意味もあります。
「これ明日までやってくれないかな」「知りません」
ここの「知りません」は拒絶です。「できません」という意味ですね。
「私の知ったことか」は責任回避です。「そんなこと知るかい」ともなれば
「知るわけがない」「関係ないよ」と逃げの口上ですね。
質問者さんがこのような質問をされたのはとても立派なことで、真剣に日本語を学ばれているということが伺われます。
これからは日本語の特徴である、遠まわし、婉曲表現、直接表現の回避など
に意を向けて、日本人の心を理解していただければと思います。
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この回答へのお礼

>これからは日本語の特徴である、遠まわし、婉曲表現、直接表現の回避などに意を向けて、日本人の心を理解していただければと思います。
とてもいいことを教えていただきまして、ありがとうございます。
ぜひ立派な日本語の先生になりたいと思います。
日本語の勉強、頑張ります。

お礼日時:2006/07/27 18:50

私は日本語の専門家ではなく、日本で生まれ育った、日本語以外の言語について全く無知な日本人です。

したがって、この回答は拙い内容かもしれませんので参考程度にお読み頂けたら幸いです(私はNO3さんの参考URLを読んでおりません)。


>「私は知りません。」の方は「I don't know」それだけの意味です。
>「私、知らないんです。」の方は「私、知らないので教えていただきたいと思います」とか「私、知らないので不注意なことをして申し訳ございません」とかの気持ちが入っていますね。


「私は知りません。」や「私、知らないんです。」に限らず、単独の一文のみを取り上げて、「この言い方にはこういう意味が含まれている」と断定的に解釈を与えることは避けた方がいいと思います。

例えば、私pitturaが、「私は知りません。」と「私、知らないんです。」の二つの文から受ける印象は、質問者さんとは全く違っています。(以下、説明しやすくするために「私は知りません。」「私、知らないんです。」の発言者を、仮にAさんとします)


【「私は知りません。」からpitturaが受け取る印象】

Aさんの他にも、「知りません」の内容(何について<知らない>と言っているのか)に関わっている、Aさんと<同等の立場である他者>の存在を強く推察します。
そして、Aさんは自分と<同等の立場である他者>を区別して欲しくて、「私」を強調するために「は」を用いたのだろう、と感じます。


【「私、知らないんです。」からpitturaが受け取る印象】

Aさんは、「知らない」を強調したくて、「ん」を用いたのかな、と推察します。
また、「知らないんです」の内容(何について<知らないんです>と言っているのか)に関わっている、Aさんと<同等の立場である他者>の存在があったとしても、「私、知らないんです。」を用いたのであれば、Aさんは、「知らない」を最優先で強調したい気持ちを強く持っているのだろう、と感じます。
「私、知らないので教えていただきたいと思います」や「私、知らないので不注意なことをして申し訳ございません」などの気持ちが、この発言に含まれるかどうかの判断は、「私、知らないんです。」という発言がなされるまでの文脈や出来事などの経緯がはっきりわからなければ、くだせないと思います。



>もし、このような表現をすべてまとめてよく勉強したら、きっと日本語の勉強に役立つと思いますので

ご質問の回答にならず、質問者さんが用いた二つの例文から受ける印象のみで回答が終わったことをお詫びします。
申し訳ありません。


日本語は、文脈やその発言が行われるまでの出来事の経緯、また、発言者同士の微妙な人間関係の違いで、全く同じ言葉や文が、全く別の意味、時には正反対の意味を持つこともあります(日本語以外の言語もそうかもしれません)。日本語に含まれるnuanceを読み解くことが困難な場合も多々あるかと思いますが、これからも勉強頑張ってください。
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この回答へのお礼

いいえ、そんなことはありませんよ。
いろいろ教えていただいて本当にありがとうございます。
確かに日本語のnuanceを精確につかむのは難しいですね。
だが、日本語の勉強、ぜひ頑張りたいと思います。

お礼日時:2006/07/27 15:35

 someimei79さん、こんばんは。

私は日本語を勉強中の中国人です。「の(ん)」の有無は私たち日本語を勉強する外国人には難しいですね。

 以前、私もsomeimei79さんのご質問に似たような質問をしたことがあります。少しでもご参考になるかと思い、URLを載せておきます。

http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=1540786

 日本語の勉強、お互いに頑張りましょう!
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この回答へのお礼

はい、一緒に頑張りましょう。
URLも拝見しました。とても勉強になりました。
awayuki_chさん、ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2006/07/26 22:07

★「私は知りません。

」の方は「I don't know」それだけの意味です。「私、知らないんです。」の方は「私、知らないので教えていただきたいと思います」とか「私、知らないので不注意なことをして申し訳ございません」とかの気持ちが入っていますね。


⇒「私は知りません」と、「私、知らないんです」
果たしてそうでしょうか????
「私は知りません」は、「I don't know」だけでしょうか?
「私、知らないんです」には、「知らないので教えていただきたい」とか「知らないので不注意なことをして申し訳ございません」という気持ちが入っているのでしょうか?
それこそ、「私は知りません」

★「私、知らなかったんです」であれば、「知らなかったので、こんなことをしてしまいました。ごめんなさい、許してください」という意味が入る場合もあります。
しかし、逆に、「知らなかったんだからこんなことしてしまいました。でも、しょうがないじゃないですか、知らなかったんだから」という開き直りの意味が込められる場合もあります。

★「私、判らなかったんです」となると、「知らなかったので教えて」という意味が出てくる場合もあります。
しかし、この場合も「知らなかったんだからしょうがないじゃない」という開き直りの姿勢が見える場合もあるのです。

★「私は知りません」という発言も、単なる「知らない」ではなく、「冗談じゃないわ、私じゃありません」と疑惑を否定する言葉になったり、「私は関係ないわ」ということを表現している場合もあるのです。

★★また、「私、知らなかったんです」も、単純に「お詫びや、教えて」の気持ちが入っていると考えない方が良いです。
⇒これは、質問の趣旨と回答者の心の状態が大きく作用するわけですから、どのような場面設定でこの会話が交わされたかを見極めないと、言外にどの様な気持ちが込められているのかは判定できません。


◎「私はいいよ」
⇒私は「賛成」かと思いきや、「私は止めとくよ」「私は行かないよ」「私は反対だよ」など「いい」とは全く逆の意味で使われます。
⇒この「いい」という言葉は、他にもこのような否定の意味に使われることがあります。
□「あいつも呼ぼうか?」「あいつはいいんじゃない?」
→これは「あいつは呼ばなくてもいいんじゃない」という意味で、「呼ばない」
「この店にする?」「いいんじゃない」これはこの店でOK。
だからこんな会話が生まれます。
「二次会、この店にする?」
「いいんじゃない」
「いいんじゃないって、この店でいいの、悪いの?」
「いや、この店でいいよ」
「で、部長にも声かけるか」
「いいんじゃない」
「いいってどっちよ」
「いや、呼ばなくていいんじゃない?」
「今度は呼ばないのかよ」
日本語はこのように肝心な所が省略され、そこをその場の呼吸や、雰囲気で読み取る技術が要求される言語でもありますね。

まだまだいっぱいありますね。
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この回答へのお礼

いろいろ教えていただいてありがとうございます。
金田一春彦氏の「日本語と勘」のなかに、「私は知りません。」と「私、知らないんです。」の区別が初めて分かりました。そして、外国人はいつもこう言いますけど、実は日本人はそういう言い方はしないことが多いですね。その例としては、「私は知りません。」「私、知らないんです。」が上げられます。だから、ほかの例をいろいろ集めて、日本語学習者とshareしたいと思いますけど。
「いい」もありがとうございます。

お礼日時:2006/07/26 22:30

「私、知らないんです。

」という言葉から想像する状況は、色々あると思います。

おっしゃるように、
「知らないので教えてください」というニュアンスが込められる場合は確かにあると思います。

しかし、
「知らないので不注意なことをして申し訳ございません」という含意は、まずないと考えていただいたほうが良いでしょう。

この言葉だけの場合、ネイティブの殆んどが感じるニュアンスは、
[I don't tell a lie.]という言い訳(もしくは弁明)です。
「あなたは疑っていますが、私は何も隠していません。本当に何も知らないんです。」
という意味で使われる場合が最も多いでしょう。


このように『状況に応じたニュアンスの違い』は日本語のあらゆる場面に出現します。
体系的にまとめることができるのか、専門家の方の適切なご回答を待ちたいところですが、個人的には場数を踏むしかないような気もしています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
参考させていただきます。

お礼日時:2006/07/26 22:13

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