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大学の期末試験で出された問題だったのですが、私には
どのように考えればいいのかすらわかりませんでした。
問題は以下の通りです。


キイロショウジョウバエの体色に優性の黄(正常)と劣性の黒が
あり、また、はねに優性の正常翅と劣性の痕跡翅が
知られている。
今、黄色体で正常翅の雌と、黒体色で痕跡翅の雄を交雑すると、
F1は雌雄とも黄色体で正常翅であったが、F1の雌と
黒色体で痕跡翅の雄を交雑したら、F2の分離比が
雌(黄色体・正常翅:雄(黄色体・痕跡翅):雌(黒色体)
:雄(黒色体・痕跡翅)≒41:41:9:9 となり、
また、F1の雄と黒体色で痕跡翅の雌を交雑すると、
F2の分離比が雌雄とも
黄色体・正常翅:黄色体・痕跡翅=1:1 の比になった。
以上のことからわかる遺伝現象を箇条書きにして答えよ。


始めは「二遺伝子雑種の問題?」などと考えていたのですが、
雌雄が登場したり、分離比が複雑で、訳がわかりません。
色々調べて、減数分裂の際に乗換えが起こり、それにより
組換えが発生したのではないか、とまではわかりました。
ですが、設定が複雑で、どのように整理をして答えを
導けば良いのか見当がつきません。


そこで、この問題を解く際にはどのように取り組めば良いのか
ヒントを頂けると幸いです。
また、この問題を解くにはどのような知識が必要なのかを
併せて教えて頂けると、自習する際に助かります。
というのも、私は点数が悪く、来週の木曜日に再試験を
受験しなければならないかもしれないのです・・・。
ちなみに、私は高校時代生物が未修で、現在は
センターレベルの問題がようやく解ける程度です。
こんな馬鹿な私ですが、宜しくお願い致します。

A 回答 (2件)

私にはどうも問題文が間違っているように思えます。



>雌(黄色体・正常翅:雄(黄色体・痕跡翅):雌(黒色体)
:雄(黒色体・痕跡翅)≒41:41:9:9 となり、

というところが、雌雄ともに
黄色体・正常翅:黄色体・痕跡翅:黒色体・正常翅
:黒色体・痕跡翅≒41:9:9:41

>F2の分離比が雌雄とも
黄色体・正常翅:黄色体・痕跡翅=1:1 の比になった。

というところが、雌雄とも黄色体・正常翅:黒体色・痕跡翅=1:1 

というのなら、おっしゃるとおり、極めてまっとうな二雑種の遺伝子問題です。問題文の通りだとすると、一般教養の範囲を超える、特殊な遺伝現象をかき集めてて説明しようとしても難しいでしょう。専門課程でもなければ(専門課程でも)、そんな問題は出さないと思います。

問題文が間違っているとして、設問に答えるのなら、
・痕跡翅と黒体色の遺伝子は連鎖している(同じ染色体上にある。独立ならばF2の分離比は1:1:1:1になるはず)。

・両遺伝子は伴性ではない(常染色体上にある)。
・組換え価から両遺伝子座間の距離は○○cM(センチモーガン)である。
・ショウジョウバエのオスでは生殖細胞を形成するときに組換えが起こらない。

というところでしょうか。
蛇足ですが、少し解説を加えると、

>今、黄色体で正常翅の雌と、黒体色で痕跡翅の雄を交雑すると、F1は雌雄とも黄色体で正常翅であったが

オス親は両遺伝子の劣性表現型ですから両遺伝子座とも、劣性ホモ接合です。メス親は両方とも優性表現型なので、優性ホモ接合か、ヘテロ接合のどちらかです。しかし、F1がすべて優性表現型ですから、メス親は優性ホモ接合です。なぜならヘテロ接合だったら劣性形質をもつ子も出てくるはずだからです。必然的に、F1の遺伝子型はvg e/+ +です(vgは痕跡羽、eは黒体色、+はそれらの野生型をあらわす。vgとeを持った染色体と、+ +を持った染色体のヘテロ接合)。そうなると、その後の分離比にどうしても説明できない矛盾が生じます。たとえば、F1はvgとその野生型+遺伝子、eとその野生型+遺伝子を一対一で持っているので、それぞれの遺伝子が子に同じ頻度で伝わるはずです。しかし、問題文では、

>雌(黄色体・正常翅):雄(黄色体・痕跡翅):雌(黒色体・正常翅):雄(黒色体・痕跡翅)≒41:41:9:9 
なので、
正常翅:痕跡翅=(41+9):(41+9)=1:1
黄体色:黒体色=(41+41):(9+9)= 41:9

体色の分離比が大きく偏っていて、分離の法則を満足しませんし、たとえ伴性遺伝としてもそういう半端な分離比をしめしません。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして申し訳ありません。
自分なりに調べたり、友人に尋ねましたが
やはり設問ミスのようです。
詳しく説明をして下さったお陰で、疑問点が
明瞭になってきました。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/08 00:27

このような遺伝の問題を見たときには、まずメンデルの3つの法則(独立、優性、分離)に従って考えるべきだと思います。

パネットの方形を使うとより分かりやすいと思います。
今回の問題の着目点は、(2)2つの形質(2)F1の性別によりF2の形質頻度が変わること、の2つです。
これらに加え、ショウジョウバエに関する性別の決定方式が分かれば、問題が解けると思います。

実際に自分で考えてみたところ、
F1の雄と黒体色で痕跡翅の雌を交雑した時のF2の分離比は、私の考えと一致しましたが、
F1の雌と黒色体で痕跡翅の雄を交雑した時のF2の分離比が、私の考えと一致しませんでした。
上に書かれている、F1の雌と黒色体で痕跡翅の雄を交雑した時のF2の分離比は正確ですか?
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この回答へのお礼

早速のご回答、ありがとうございます。
確認したところ、ご指摘の部分は
雌(黄色体・正常翅):雄(黄色体・痕跡翅):雌(黒色体・正常翅)
:雄(黒色体・痕跡翅)≒41:41:9:9
が正しいものです。失礼致しました。
黄色体の遺伝子をY、黒色体をy、正常翅をB、痕跡翅をb
と置いてパネットの方式を用いて考えようと思いましたが、
そもそもF1の遺伝子形が不明な上、性別がどう関係するのか
まったく見えてこない為、手も足も出ませんでした。

お礼日時:2006/07/29 20:34

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