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最近歯の神経を抜きました。(超激痛のため)
(一気に抜くと、今度は神経を抜いた痛みが出るので半分だけ抜いたそうです)

そこで今後一体どのような治療をされるか気になっています。
先生の意見を聞く前にまず、知識をつけておきたいのでぜひ教えてください。

(1)半分神経を抜いたということは状態が根管まで侵されていなければ、生活断髄法という、根管の神経を残すことは可能なのでしょうか?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E6%B4%BB% …

ウィキペディアで見たのですが、この方法は将来根管治療時に良くないのでしょうか?
あと一般的に行なわれている治療方法なのでしょうか?

(2)歯の神経を抜く(根管まで達している場合)=根管治療を行なうと思ったほうが良いのでしょうか?
教えてgooの過去の書き込みを見ていると、膿がたまってから行なうというのが多いようなのですが、どちらなのでしょうか?
もし、簡単な治療で終わる場合はこちらから根管治療をお願いすべきなのでしょうか?
(医者によっていはめんどくさがってしてくれないという書き込みを見ましたもので・・・)

素人なので、わけのわからない質問なのですが、よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

No.1です。



>半分だけ取った状態はやはり、歯の延命に影響するのでしょうか?

歯の延命に影響するかどうかは、感染根管になるかどうかだけです。
感染根管にいつなるかは、nuttitiさんの歯が生きているかどうか、nuttitiさんの細菌に対する抵抗力など、色々な因子が絡み合って簡単には判断できません。

4014先生も書かれておられるのですが、感染根管になる原因は「残りの神経が腐って膿を発すること」です。
逆にいうと、断髄のような状態で生きていれば感染根管にはなりません。
あくまで「教科書的に言えば」ですよ。
いつ腐り出すかは、先ほどの理由から予想は付きません。


>自分の患者なら・・・・

難しい質問です。
私事なので、「自信なし」ですが(笑)

麻酔やレントゲンの影響ですが、17週以降の安定期に入ってしまえば、ほとんど影響しないといわれています。
だいたい4~8ヶ月の間なら安全性が高いとも言われます。
局所麻酔、すなわち口の周りだけですので、胎児に影響する量でもありませんし、エックス線も口だけ当てているので、体を通る量は1日に浴びる天然の放射線量(宇宙線とか地面や温泉から放出されている放射線とか食品に含まれる放射線とか)よりも遥かに少ないものです。
もちろん、「ほとんど」であってゼロとは言い切れないのが、難しいところです。
使用する抗生物質の問題もあります。
どのような治療でもそうですが、100%安全な治療法はありえません。
今回の場合、医療サイドの判断では産婦人科とも相談していきますが、「ほぼ大丈夫」という診断です。
しかし胎児の命・成長とかかっているものは大きいので、患者さんの判断にお任せします。

・・・とまあ、こんな感じの内容をお話すると思います。

万が一を考えると、産婦人科の先生のGOサインがあっても
手を出したくない、というのが本音です(^_^;)
歯と胎児の命・成長、どちらの安全を優先するかを天秤にかけるわけですから、nuttitiさんの主治医の先生が(開業医さんならなおさら)避けたがるのも無理は無いと思います。
 
妊娠中は些細なことも不安になるかと思いますし、医療サイドは考えうることをすべて提示しますので、不安を余計に煽ってしまいますが、痛くなければあまり気にしないと言うのも必要な心構えかもしれません。 
無責任な物言いで、申し訳ないです。 
 
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この回答へのお礼

お返事何度もありがとうございます。
念のため、以前、治療を受けた総合病院の先生に聞いてみました。
答えは「んー半年や、一年で悪化することはないと思いますが・・・・」との答えでした。
すごく参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2006/09/11 14:46

No.1です。


今後の経過に関してですが、こればかりは実際に見ていないとなんとも言えません。
主治医の先生が根管の中に置く薬に何を使われたのかにもよりますし・・・
推測だけでお話するのはあまり好きではありませんので、考えうる可能性だけ書かせてください。

抜髄適応の歯ですので、神経は死んでしまう可能性が高いと思います。
よって痛みそのものは感じなくなると思います。
ですが、神経の死骸が細菌の温床になって歯の根っこの先に膿の袋を作り、いわゆる感染根管になる可能性は否めません。
いずれにせよ、推測に過ぎません。
十分な経過観察が必要なことに変わりはありませんので、歯医者さんにはしっかり通ってください。

痛みが出た場合、妊娠初期は着床前のため流産を起こしやすい時期ですし、悪阻も生じやすいので、応急処置になると思います。
妊娠16週までは器官が形成される時期ですので、薬物投与は避けたいところです。
治療の遅れは歯の延命には多かれ少なかれ影響すると思いますが、赤ちゃんのためにもここは我慢してあげてください。

ラバーダムで成功率がつけた場合は90%つけない場合は50%というのは、お恥ずかしながら私も初めて聞きました。
勉強になりました。

「かなりいやな顔をされた」のは、非常識ではありませんが、無理も無いと思います。
根管治療は保険点数が安く、さらにラバーダム防湿を行うとなると時間と手間がかかる割に、これまた保険点数が安すぎるため、赤字が出かねないのが現状です。
そういう訳で、どうしても採算を重視せざるをえない開業医さんは、あまりラバーダム防湿をやりたがりません。

大病院でもあまり行われていないと思います。
小児歯科や障害者歯科では安全性の観点から、よく行われています。
お子さんや障害者の方は喉に物が落ちても上手に吐き出せないことが多いからです。
その他の科では・・・好きな先生はよくされるのですが、ゴムの膜を口の周りに貼り付けるのを、嫌がる患者さんも少なくありませんので、大抵は簡易防湿と言って、綿を口に入れてもらうだけです。

偉そうなことを言っている私もラバーダムを患者さんに使ったことは無く、マネキン相手と友人相手に練習をしたくらいでしょうか・・・
しかし安全性、清潔性の観点から言えば、ラバーダム防湿はこの上なく素晴らしい手技ですので、本当は簡単な虫歯処置においてもするべきだとは思っています。
時間と採算度外視が許されるのであれば・・・

大学の歯科病院のように、1時間診療を行っている病院であれば、頼めばラバーダム防湿をしてくれるはずです。
開業医などの忙しい歯医者さんでは、残念ながら好まれないと思います。

赤ちゃんの為にもお大事に。
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます!
もう少しだけ質問よろしいでしょうか?

>治療の遅れは歯の延命には多かれ少なかれ影響すると思いますが、赤ちゃんのためにもここは我慢してあげてください。


半分だけ取った状態はやはり、歯の延命に影響するのでしょうか?(ToT)/

今は妊娠17週で安定期です。

神経を半分抜いたのは15週でした。

ややこしいのですが実は、神経を半分抜いた医者はたまたま木曜日に空いていた口腔外科で、いつもの主治医の先生とは違うのです。お手紙を書いてもらって、またいつもの主治医の先生のところに戻ってきたんです。

実は神経を抜いた先生は「安定期に残りの神経を抜きましょう!」といっていたのですが、担当医は「僕の意見では出産後の方が良いと思う(レントゲン、麻酔が万が一赤ちゃんに影響するといけないから)」
と意見が違い、とりあえず主治医に従うことにしました。

型もとって、このまま穴を埋めることになったのですが、出産後は忙しくて簡単に通えるとは思えません。

先生にも「実際に治療再開できるのは早くて10ヶ月後ぐらいにならないと、とても無理です」というと「それくらいなら大丈夫」と出産後に抜くことを強く勧められています。

レントゲンなども取らないといけないし、麻酔もするしとの意味で、子供のことを考えると、もちろんそのほうが安全なのでしょうが、3時間に一度授乳する子供をつれて本当に何度かの神経治療に通えるか、今とっても心配です。さらに歯の維持にも良くないなら、できれは早く取ってしまいたい気持ちです。

ちなみに産婦人科には出産後は自分の事どころじゃないので、妊娠中に治療したほうが、良いといわれています。
(主治医の先生には神経治療は早ければ3回で終わるといわれてはいます・・・)

最終的には自分で決めないといけないのですが
veldan先生はご自分の患者ならどのようなアドバイスをされますか?

あ、それから例のラバーダムのことに関して書いていたアドレスです。

http://www.ha-channel-88.com/root-treatment.html


お忙しいと思いますが、お返事いただけたらと思います。

お礼日時:2006/09/07 01:26

1)に関してはveldan先生の通り・・



2)についてですが
定義としては、神経を抜く(抜髄)のも、膿がたまってから行う(感染根管治療)のも、"根管治療"です。

生活断髄法は、veldan先生のご回答の通り、適応症例がとても限定されます。
nuttitiさんの場合、かなりの痛みがあったようですので、一度に抜くと痛みが残りやすいから二回に分けたものの、最終的には残りもとらなければならない、と判断される症例であるものと推測されます。
無理して残すと、いったんは痛みが引いたとしても、しばらくたってから残りの神経が腐って膿を発することも考えられますので、主治医にお任せするほうがよいのではないかと思われますが。
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この回答へのお礼

4014様

専門家の意見としての書き込みありがとうございます!
やはり、適応例はとても限定されて難しいのですね。
お二人の説明でよくわかりました。

veldan先生にもお伺いしたのですが、追加で質問があります。


実は今、妊娠をしていて、最終的に神経をすべて取るのは来年の春以降にしようと主治医の先生には言われています。ですので実際に最終的な抜髄は10ヵ月後以降ということになります。

その間にまた痛くなることはもちろんあると思うのですが、歯の延命に影響を与えることはあるのでしょうか?


歯チャンネル88というHPで抜髄時にラバーダムをつけた場合と、つけない場合の成功率がつけた場合は90%つけない場合は50%と書かれていたのですが、現場の先生から見て、これは本当のことなのでしょうか?
※これを主治医の先生に話をすると、かなりいやな顔をされました。素人が非常識なことをいってしまったのかなあと・・・

お礼日時:2006/09/04 13:05

連投申し訳ありません。

(2)の質問の意味を少し取り違えたかもしれませんので、補足させていただきます。

(2)
歯の神経を抜く治療法は「抜髄法」といいます。
すでに抜髄済みの歯が何らかの原因で感染を起こした場合、「感染根管治療」を行います。
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(1)


おっしゃるように、根管の神経(歯髄:しずい)が健康であれば生活断髄法は可能です。
しかし断髄は、正直なところ臨床現場ではそれほど多くありません。
というのも、適応症例が極めて限られているからです。
生活歯髄切断法の適応は以下の通りです。


1.健康歯髄で、直接覆髄が難しい場合

直接覆髄とは、例えば虫歯を削っていて、それが予想外に深くて掘り過ぎてしまい、健康な歯髄がちょっと見えてしまったときなど、剥き出しになってしまった健康な歯髄を、細菌感染や外部刺激から保護するために行う方法です。
しかし剥き出しになった面積が少し大きすぎて(半径2mm以上)、覆髄できない時は断髄に移行します。


2.炎症が冠部歯髄に限局する場合

炎症が歯冠(歯の頭の部分)の歯髄だけに起こっており、歯根(歯の根っこ)の歯髄はまだ健康であると判断された場合、断髄を行うことがあります。
しかし、いつまでも痛みがひかなかったり、後になって病気が広がり「根っこまでやられてたか~誤診だったな~」なんてことになったりしては、患者さんから信用を失いかねませんので、私だったら抜髄に踏み切ります(^_^;)


3.根未完成歯

永久歯が生えたての子供の場合、永久歯の根っこはきちんと成長しきっていません。
もし根っこの歯髄まで取りきってしまうと、歯髄は神経だけでなく血管も含まれていますので、そこで永久歯の成長が止まってしまいます。
そこで、根っこの先の歯髄に健康な部分が残っていれば、その部分の神経は根っこの成長用に残しておきます。


4.根の弯曲が激しく、根管治療が困難な場合

歯根は多少は曲がっているものですが、これがひどい人になると器具が全く入りませんので、可能であれば断髄を行うことがあります。


また、健康な歯髄が残っていても、歯髄の退行性変化(老化現象みたいなもの)が起こっていたり、その歯が歯周病に罹っていたりする場合は断髄できません。


(2)
歯根の歯髄まで感染していると判断された場合、抜髄(直接抜髄)になります。
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この回答へのお礼

veldan様。
とてもわかりやすい説明をありがとうございました。
ものすごく参考になりました。

生活歯髄切断法は誰でもできるというわけではないのですね・・・。

以前、この方法を使ったほうが、歯が長持ちするという書き込みを見たのですが、それは適応された方のみということでしょうか?

主治医の先生は「生活歯髄切断法は私の主観として、トラブルが多く、やらない方針です」とのことで、症状に関係なく考えていないとのことでした。

実は今、妊娠をしていて、最終的に神経をすべて取るのは来年の春以降にしようと主治医の先生には言われています。ですので実際に最終的な抜髄は10ヵ月後以降ということになります。

その間にまた痛くなることはもちろんあると思うのですが、歯の延命に影響を与えることはあるのでしょうか?

歯チャンネル88というHPで抜髄時にラバーダムをつけた場合と、つけない場合の成功率がつけた場合は90%つけない場合は50%と書かれていたのですが、現場の先生から見て、これは本当のことなのでしょうか?

お礼日時:2006/09/04 13:01

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