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投資で勝つ方法として、こんなのを考えました。
このやり方で、昨今の相場で利益があがるでしょうか?

1.配当利率の高い株に対し、権利付き最終日に現物買いと先物売を組み合わせて、配当をもらう。
このとき、先物相場は、配当による価値の減少を織り込んでしまうものなのでしょうか?
2.配当利率の高い株に対し、
日歩がついているようなら空売りを、逆日歩がついているようなら信用買いを行い、決算終了後、それぞれ、値下がりによる利益、または、配当益を狙う。

A 回答 (3件)

1. 個別株の先物は、大証が計画をぶち上げたところまでは知っていますが、現時点では、個別株オプションを組み合わせて合成先物をつくるしかないのだろう、と理解しています。

(違っていたらゴメンナサイ。)
で、個別株先物が出来たとすると、概ね配当落ちを織り込んで値付けされると思いますが、完璧にそうなる可能性はあまり無いと思います。上場先物は、常に理論通りに値付けされている訳ではなく、多少の歪みはある方が通例だからです。但し、個人投資家がその歪みから利益を上げるのは、シンドイと思います。売り買い両方で手数料を払わなければならないからです。

一般論としては、先物の流動性が高ければ高い(=売買量が多い)ほど、先物価格の理論値の乖離は低くなり、取引コストが相対的に高い個人にとっては、価格変動リスクをほとんどとらない様な「裁定取引」のチャンスは低くなります。(個人ができるぐらいなら、証券会社の自己部門が先にやってしまい、個人の手数料が取り返せる程には価格は歪まない、という事です。)個人が手数料を取り返せる程、価格に歪みがあるとすれば、むしろ先物市場として欠陥商品に近く、長続きしないかも知れません。(反対に言えば、最初だけチャンスはひょっとしたらあるかな?)

流動性の乏しい先物だと、理論値からの乖離は大きくなる可能性がありますが、板も薄い(具体的には、場に出ている指値注文の売りの一番上と、買いの一番下の差が大きい)為に、売りに言った時と買いに行った時の値段の差が大きくなり、売り買いを同時に組んだりはずしたりする事で歪みを取りに行くのは、個人・プロとも難しくなります。特に、指値注文がどのように並んでいるかが見られない個人には、結構つらいです。(プロは手間がかかるわりに儲からんのでやらないかも知れません。すると乖離が大きくなりっぱなしになり、先物としてはいずれは「死んでしまう」でしょう。)

という訳で、あまり現実的ではないんじゃないでしょうか?。

2. 対象を配当利回りの高い銘柄に限って、かつ日歩や逆日歩をキーに信用取引きでの売り買いを考えられているようなので、売り買いそれぞれ単独で、配当金や日歩を儲けのネタ(の一部)として期待されているのだと思いますが、であれば、No.1の方と同意見です。配当金は結局精算されます。また、日歩は、売り方からすれば、「現物を売ってその代金を預金していれば受け取るはずの利息」という性格のものです。(買い方からすれば、株を買うために買っている金利です。)ですから、信用売りをして手に入る金は、信用売りでなくとも当然手に入るべきもので、特にメリットではありません。(今は金利が低すぎて、0%だったと思います。)
お考えのアイディアで儲かるなら、「現物でも、配当落ちの前に売って、決算後に買い戻せば、持ちつづけて配当を受け取るよりはまし」という事になるので、そういう考え方が妥当かどうか考えて見ると判断できると思います、

逆日歩は、買い方には確かに「おまけの利益」ではあり、売り方にとっては相当きついものですから、金を貰える上に、理屈上は売り方の買戻しにより株価の上昇も期待できるはずですが、「逆日歩に買いなし」という格言(逆日歩は相場が最終局面に近い事を示す、という考え)もあるぐらいなので、受け取れる逆日歩の額よりも、株価自体について、よく考えられた方が言いと思います。

尚、もし売り買いセットのポジションで銘柄間の相対的な値動きから利益をあげようと考えられているであれば、同様に、株価について先に悩むべきだと思います。株価で逆風が吹けば、逆日歩は気休め程度になりかねませんから。
因みに、このようなポジションは、将来の相対株価を正しく予想できるかどうかにかかっているので、リスクがある分、手数料を払った後で儲けるチャンスは個人にもあります。私自身やった事があり、それ程イヤな記憶は残っていませんが、相対株価を当てるよりは、それぞれの株価の上下を当てる方が、まだ悩み様がある、と思ったので、ちょっとやってやめましたけど…。(好みの問題だと思います。)
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この回答へのお礼

いずれにせよ1.2.ともあまり現実性はなさそうですね。
思いついたときは、いけそうな気がしたもんですが。

お礼が遅れてしまって申し訳ありません。
ありがとうございました。

お礼日時:2002/05/30 23:36

理論的に記載できる内容ではございませんので、私の意見をご参考に記入いたします。



>1.配当利率の高い株に対し、権利付き最終日に現物買いと先物売を組み合わせて、配当をもらう。
>このとき、先物相場は、配当による価値の減少を織り込んでしまうものなのでしょうか?

理論的には配当分を織り込んだ株価形成になり、このような裁定機会が存在しないとされています。しかし、配当の支払いが絶対確実という訳ではないことを考慮すると理論的にのみ支配されるということではないと思います。
従って、権利落ち直前に購入して、先物売りを行うことで利益が上がるケースも勿論存在いたします。ただし、これは現物企業に好材料があった、或いは先物中心銘柄であるハイテク企業に悪材料があった等の理由で、先物に比して現物が買われたことにより発生したものと考えられます。
私のイメージでは、配当落ち直前は投資家が現物を売り渋る傾向があり、配当落ち後(3月の場合は新年度入り後)に投資家の現物売りが出やすくなる傾向にあると思います。このことから、配当を払う以上に相対的な現物の下落幅が大きいような気がいたしますので現物売りと先物買いを組み合わせ、然る後に反対売買を行うということ方が勝率が高いと思っております。
何れの場合も、現物の位置関係で利食いが出やすい或いは持ち株解消があるなどの需給要因も考慮して売買を行う必要があると思います。

>2.配当利率の高い株に対し、日歩がついているようなら空売りを、逆日歩がついているようなら信用買いを行い、決算終了後、それぞれ、値下がりによる利益、または、配当益を狙う

基本的な概念は1のケースと同じですが、相違点を記載したいと思います。
・先物と現物のベーシスリスク(簡単に言えば価格がズレるリスク)が現物の銘柄間の価格スプレッドリスクに置き換わった
・同種企業間で行えば、1よりも有効な手段となり得る
ここでご注意いただきたいのは、逆日歩が付いている銘柄は市場流動玉が少ない或いは仕手筋が株価の持ち上げを意図しているなどを理由として、相対的に割高になっているケースが多いと思われます。割高な銘柄の場合、何らかの原因をきっかけとして急変し、価格が大幅に下落することも少なくありません。この原因の一つに株の権利落ち越えというものも考えられますので、この点には十分注意が必要だと思います。


投資手法において、絶対確実なものというものは存在いたしませんが、銘柄の選別により、投資手法の確実性を増すことは可能だと思っております。近未来を推理して売買の組み合わせで利益を得ようとする裁定取引は私ども金融機関の人間が好んで使用するものであり、推理が適確であれば利益を得られるものと考えています。

教科書にない個人的な考えであり、ご参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

>このことから、配当を払う以上に相対的な現物の下落幅が大きいような気がいたしますので現物売りと先物買いを組み合わせ、然る後に反対売買を行うということ方が勝率が高いと思っております。

そうみたいですね。
私もサンプルを10銘柄ほど取り出して調べてみたのですが、だいたい権利落ち日まではふらふらしていて傾向らしいものはみえないのに、権利落ち後は、急に下落していました。
それも配当金額以上に下落してるケースが多いようです。

逆日歩がつく銘柄の特徴がつかめなくて困っていたのですが、仕手筋が関係することがあるようで、大変参考になりました。

ありがとうございました。

お礼日時:2002/05/30 23:26

1.について



個別株先物の話でしょうか。もしそういう物があったら、
配当による権利落ちを織り込んで価格が形成されるで
しょうから、利益を出すことは出来ないと思います。
具体的には、配当発表前は予想配当を、発表後は配当を
考慮に入れて先物の値段が決まり、権利落ち当日には
この要因で先物の値段が変動することはないでしょう。


2.について

単なる信用売りや信用買いと同じでは? 日歩・逆日歩に
関して言えば、信用売買のリスクと比べれば無いに等しい
と思います。信用取引では配当の分は現金で清算するの
はご存知でしょうか(買い手は貰い、売り手は払う)。
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この回答へのお礼

なるほど。個別株先物というのはないみたいですね。
残念です・・・

お礼が遅れてしまって申し訳ありません。

お礼日時:2002/05/30 23:16

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