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科学者、数学者の研究のしかたを良く知らないので、教えて下さい。

科学者や、数学者は、一人では絶対に研究を出来ないのでしょうか。
必ず、他の人の助けが無ければ研究は不可能でしょうか。
例えば、理論物理(化学)学者や、数学者などは、複数人で議論しながら研究するのでしょうか?

どうゆう風なのか、ぜひ教えて下さい。

A 回答 (6件)

化学の理論系は実験物理の人と同じような感じなので、結構実験してます。

でかい測定装置が必要な研究が多いようなので、一人で研究するのは無理があるでしょう。実験装置のセットアップに数人で半年とかざらだと聞きました。
理論系の中でも、計算化学者なら一人で研究を進めることはできると思います。実際にそういう人は私は会った事ないですが、基本的に頭と理論計算のためのワークステーションなりスパコンがあれば研究はできると思います。
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この回答へのお礼

ご回答していただき、ありがとうございました。
実験に他の人の助けが必要ということですね。
スパコンというのは高価なものなのでしょうね。
たいへん参考になりました。

お礼日時:2006/10/26 21:33

理論系は一人でも研究可能です。

現代の学問は細分化・専門化しているため、自分の専門知識だけでは問題が解決できないことも多いので他の研究者との共同研究となることも多いです。

一人では研究できない分野としては、実験系が挙げられます。ちなみに、トップクオーク発見の論文の共著者は400名以上だったそうな。
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この回答へのお礼

ご回答していただき、ありがとうございました。
理論は可能ですが、実験は一人では不可能ということですね。
たいへん参考になりました。

お礼日時:2006/11/04 14:37

ちょっと畑が違いますが。



研究というのは、最初に良いアイデアがあって、後はそれを論文としてまとめるために実験や証明をする、というのが基本だと思います。まれには、偶然の産物というものありますが、これも偶然に当たるまでに(きっと)膨大な実験等があったのと、間違いと偶然をちゃんと区別できるだけの知識や経験があったという点で評価に値すると思います。

という訳で、地道にコツコツやるものもあるでしょうが、基本はアイデアありきで、これは人と話をしている時に思いつくことが多いです。

さらに、論文もいきなり有名な学会に提出するのではなく、研究室内での討論、研究会、学会、論文誌、というように段階があって、次第に洗練していくのが普通です。で、その間に、学会の方から査読と称していろいろと文句、否、論文を良くするにはこうすべきだ、とかいうコメントがもらえます。また、学会で発表すると、質問等がありますので、これを参考に次の論文につなげていったりもします。

ということで、研究仲間との話をするだけでなく、研究発表という道筋で、多くの人と接するようになっているのです。また、そういう過程を経る事で、論文が洗練されるだけでなく、誤りもなくなる、ということになっています。
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この回答へのお礼

ご回答していただき、ありがとうございました。
研究者の仕事について具体的なことをお知らせいただき、たいへん参考になりました。

お礼日時:2006/11/04 14:35

私は分子生物学系なので、他の分野は伝聞ですが。



数学は所謂昔ながらの紙一重の天才であるとか、コミュニケーション能力が極端に低いようなタイプでありながら世界的に著名な人が現代でも結構いる数少ない世界だと思います。最近では、今年フィールズ賞を辞退したグリゴリー・ペレルマンなんかが有名ですよね。

逆に実験系ではまずいません。
なぜなら現代ではほとんどが研究室を中心としたチーム戦ですし、そもそも予算を獲得するのにプレゼン能力は欠かせません。昔のような学者バカと言われていたような人もかなり存在しづらくなっていると思います。例外としては現在でもoxfordで女性一人でラボを維持して研究を続けている有名な研究者はいらっしゃいますが、それでも予算獲得は必要ですのでプレゼンの能力とかは高いのだと思います、たぶん。

いずれの分野でも現代の科学の世界で議論は不可欠であると思いますが、それでも例外的な天才が数学の世界で存在しうるのは「研究にかかる費用が少ない」「一人で結果を出すことができる(個人で理論を構築できる)」「個人の能力が結果に結びつきやすい」ということですかねえ。
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この回答へのお礼

ご回答していただき、ありがとうございました。
実験は一人では不可能ということですね。。
たいへん参考になりました。

お礼日時:2006/11/04 14:34

>科学者や、数学者は、一人では絶対に研究を出来ないのでしょうか。



数学者をわざとなのか、別にしているところがおもしろいなと思います。それはさておいて・・

より基礎理論に近いものについては、一人で研究可能です。

一方、応用性の高いもの、実験性の高いものは、思考だけで済まず実験が絡みますので、どうして
も実験設備の利用とかで共同研究者が必要だったり実験結果の検証に複数人の研究者が協力しあう
という形を採らざるを得ません。

前者の例として、数学の分野で十数年程前に「フェルマーの大定理」を証明した、
アンドリュー・ワイルズは、この問題に専念していましたが、秘密にして一人で研究していました。

理論物理学の日本の湯川秀樹博士の「中間子論」も一人で研究したそうです。

基礎理論に近いものは、他の人の理論からヒントを得たり、同分野の研究仲間と交換書簡を交わす
ということはあっても対面で共同研究するという例は少ないのではないかと思います。
それは、自分以外の研究者がいる事が、時として理論の統一性を確保する事に悪影響をおよぼすから
です。そして、同じ理解度で同じ進捗を確保しないと研究が進まないという点もあります。

後者のより応用性の高いもの、実験性の高いものについては、共同研究という形にならざるを得ない
でしょう。
いわゆる研究プロジェクトという形になります。

あまりいい例ではありませんが「原子爆弾の開発」は、軍が干与した事もありますが、ロバート・
オッペンハイマーを中心として、複数名で研究が行われています。

それから日本のカミオカンデ(神岡核子崩壊実験ないし神岡ニュートリノ検出実験)やスーパー・
カミオカンデ(”超”神岡ニュートリノ検出実験ないし”超”神岡核子崩壊実験)は複数の研究者
が干与しています。
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この回答へのお礼

ご回答していただき、ありがとうございました。
数学や物理学で一人で研究した例をあげていただき参考になりました。
他のご説明も、たいへん参考になりました。

お礼日時:2006/10/26 21:44

遥かなるケンブリッジ―一数学者のイギリス


この本を読むと、数学者の研究や生活がどういうものか、良くわかります。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4101248044/sr …
考えるときは、一人で考えるけれども、数学者や物理学者間のコミュニケーションは、とても大切だと思います。
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この回答へのお礼

ご回答していただき、ありがとうございました。
数学者の書いた本ですね。
たいへん参考になりました。

お礼日時:2006/10/26 21:12

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