プロが教えるわが家の防犯対策術!

科学者の仕事について教えて下さい。

科学者は自分の研究結果を公表しなければ、その研究を行ったと認められないと聞いています。
その公表の方法は、専門の学術雑誌に掲載することのみでしょうか。

たとえば、自分の研究結果を、世界中の有名な科学者あてにメールで送信したら、公表したことになるでしょうか。

また、自分の研究結果をブログに載せたら、公表したことになるでしょうか。

学術雑誌の場合、投稿された研究論文は、適切な形式にかなっているかどうか審査され、その審査を通らなければ掲載されないと聞きましたが、
メールやブログの場合は、審査が無いので、公表と認められないのでしょうか。

また、博士論文、修士論文、卒業論文等は公表と認められるのでしょうか。

公表とはどういうものでしょうか?

A 回答 (5件)

学会発表と論文でしょう、正式に認められるのは。


特許の取得でも良いと思いますが、私は取得したことが無いのでわかりません。おそらく持っている人は業績としていると思います。

研究者間で、議論や相談のために書簡の形(電話でもいいですが)で情報をやりとりすることはありますが、あくまでこれはプライベートコミュニケーション(私信)であり、公表とはいえません。
論文によっては、誰々からの私信です、と断って実験結果などが参考として付け足してあることがありますが、このような形で論文に載ったところで、それは発表ではありませんよね。

審査が無いから公表ではない、というのはちょっとあやふやだと思います。
会議での発表も、審査は無く、発表申し込みをすればそれでOKなのが多いですから。中には、申し込みの後に審査される学会もありますが。

いやな話になりますが、国際会議においては、論文になっていない内容を発表したことで、よその研究者にぱくられてしまった、という話をたまに聞きます。
論文投稿においても、レフェリーの査読中に内容を奪われてしまったという話を聞きました。
結局、学会発表や論文も研究者間の相互信頼のもと成り立っているシステムですから、悪意のある人間がいるとどうしてもこういう危険が存在してしまいます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
大変参考になりました。
お礼が遅くなり申し訳ございません。

お礼日時:2007/05/16 09:24

一部他の方と重複してしまいますが…。



基本的に、学術雑誌への掲載と、学会での発表が業績になります。
後は、取得済みの特許も業績になりますね。
メールやブログなどの場合は「業績」と認められることはまずないでしょう。
メールは私信です。
ブログはもう少し開かれていますが、容易に改竄できますし、信頼性に著しく欠ける媒体です。

メールを一斉に配信したり、ブログで研究成果を発表しようものなら、あっという間にパクられて終わりです(汗)。
どこかの誰かがあなたの書いたメールなりブログなりを見て、「これは使える」と思って論文にする。
それが通れば、いくらあなたが「先に発表していた」と言っていてもそれを覆すことは難しいでしょうね。
できなくはないかもしれませんが、大変な争いになりそうな予感がします。
実際に研究している世界でこういうことはままあります(ブログやメールではなく、他人の実験データなどを見てアイディアごと盗んでしまうことです)。
私の職場は研究所ですが、特に基礎研究に携わっている人間は嫌味なくらい口がかたいです。
「発表」となって初めて口を開く場合も多々ありますから…。
会社としてはコレでは困るので、テーマを管理しようと四苦八苦しているようですけれどね。

なお、特許の場合は少し扱いが変わってきます。
恐らくブログ等で詳細な情報が公開されているものについては、「公知の事実」として認められる可能性が高いでしょう。
社内の研究発表に関係会社の人間がいるだけで「発表内容は公知の事実になってしまう」と特許担当から言われたことがあります。
うっかり他人に漏らした一言が伝わっていっただけでも「公知」と取られる可能性があるため、言動には十分注意するようにも言われました。
科学者としての「業績」と特許がとらえる「公知の事実」にはズレがありますので注意して下さい。

学生時代の卒論などはあまり業績として扱われている印象はありません。
学位をとるために必要なものですから、学位を書いた時点でその役目は果たしているかと。
博士論文が「学位論文」という形で紹介されているのを見たことはありますので、それなりに業績にはなるのだと思いますが、学位と重複してしまう部分はあるのかなと思います。
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この回答へのお礼

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お礼日時:2007/05/16 09:24

意見が割れているので補足します。


学会で認知されるという意味の公表では、
N0.2さんとNO.3さんの意見が正しいかと思います。

ただ、特許権なんかで本当に前例は無いのかという争いになった場合、

インターネットも、いまや誰でも見ることができるので公知だと思われますし、卒論も、例えば学内とはいえ掲示板に卒論発表会の告知をして、学外の人も聴講可能な状態で発表するので公知になると思われます。
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この回答へのお礼

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お礼日時:2007/05/16 09:24

公表というのは、公にするということで、ある手段を取ってその研究結果を参照できる状況にするということではないでしょうか?



メールで送るというのは、迷惑メールだと判断されるか何かでほとんどは開かないでしょう。それにそれは単なる私的な通信であり、誰もが参照出来るわけではなりませんから、公表ではありません。

研究結果をブログに載せるとありますが、それはWEBがつながっている人だけしか参照できないので、公表にあたるかあたらないか微妙だと思います。しかし、WEB自体は用意に改竄する事が可能なので不確定性故に認められないと思います。

博士論文等は公表として認められるのはその大学内だけで、閲覧できる環境の人だけが見れるので同じく微妙です。

学術雑誌に投稿する、あるいは学会に参加し発表を行うなどでしょうか。
審査で通らない研究は何かがおかしいので。
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この回答へのお礼

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お礼日時:2007/05/16 09:24

○その公表の方法は、専門の学術雑誌に掲載することのみでしょうか。



これは公表の一つです、他に学会発表があります。

○自分の研究結果を、世界中の有名な科学者あてにメールで送信したら

これは公表ではありません。個人間で閉じてますので。

○博士論文、修士論文、卒業論文等

これは、一応場を設けて発表するので公表です。


○自分の研究結果をブログに載せたら
これは公表ですが、いつ公表したとかの確定が難しいので、あまりいい方法ではありません。

○審査については論文等ではあります。しかし、審査がなくても公表は公表です。一般に、論文審査は時間がかかるので、審査のない学会発表で発表して公表し、その後論文投稿しますね。
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この回答へのお礼

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お礼日時:2007/05/16 09:23

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