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「資本金」というのが何のためにあるのか
今ひとつよく分かりません。
会社の保有する「預金」との違いが分からない、
とでもいいますか・・・。

よく、「資本金とは、会社を設立するのに必要
な元手である」といいますが、しかし、たとえ
ば商売をはじめた人が、資本金を切り崩して店
舗の家賃や仕入に使用してもいいのですか?
簿記の入門書等をみても、買掛金の解消のため
に貸方に「当座」を立てることはあっても、
「資本金」を記入する例はみたことがありませ
ん。もちろん、仕入のたびに資本金がしょっちゅ
う増減する会社なんてあるわけないですよね。
ただ、そう考えると、資本金というのは、会社
設立の「元手」として用意したお金なのに、使
うこともできずただただとっておくためお金で
しかないようみ見えて仕方が無いのですが・・・。

A 回答 (5件)

資本金は、会社を運営するための元手ですから、そのまま取っておくことは無く、仕入れなどの運転資金や、備品購入などの設備資金として活用します。



つまり、資本金は最初に払い込まれたときに、
別段預金 / 資本金
普通預金(又は当座預金) / 別段預金

と、云う仕訳で、預金が増えます。

この預金を使って、買掛金を支払った場合は、
買掛金 / 普通預金
と、仕訳します。

買掛金を支払ったときに、資本金が減るのではなく、資本金として払い込まれた預金が減るのです。

最初から、仕訳を並べると、

別段預金 / 資本金
普通預金 / 別段預金
買掛金 / 普通預金

この中から、別段預金と普通預金は、両側に出ていますから、これを消してしまうと、残るのは、
買掛金 / 資本金 となり、実際には、資本金が減少したことが判ります。

このように、資本金は形を変えて動いているのです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
よく「資本金○○円」と企業概要に書いてあり
ますが、実際に現金で○○円その企業が保有し
ているわけではないんですね。

お礼日時:2002/04/17 14:19

うまく伝わっていなかったみたいなので、今回は「アドバイス・一般人・自信なし」で。



たとえば、「資本金」として会社に「現金」を投入します。
この「現金」は、会社建物を買ったり、備品を買ったり、運用資金にしたり
貯蓄に回したりと、会社を経営していく上で使用するでしょう。

あぁ、「資本金」が減っちゃった。
いいえ、違います。

「資本金」とは「会社の資本」として投入した財産の合計額のようなものです。
会社の規模などを表す指標です。
「~~円を投入した」という「事実」は変わりません。


>資本金を切り崩して店舗の家賃や仕入に使用してもいいのですか?

「資本金」は「投入した資金の総額の記録」であって「お金」ではありません。
よって「記録」を切り崩すということは、通常有り得ないでしょう。
(株式会社とかで自社株が暴落したら、資本金を下げたりするでしょうが)


>簿記の入門書等をみても、買掛金の解消のために
>貸方に「当座」を立てることはあっても、
>「資本金」を記入する例はみたことがありません。

借方(左欄)に記入するのは、「資産の増加(負債の減少)」と『費用の発生』です。
貸方(右欄)に記入するのは、「資産の減少(負債の増加)」と『利益の発生』です。

たとえば、何か売ってお金を儲けたら
 現金 ~~円 / 売上利益 ~~円 (左右一致)
 「資産の増加」 / 『利益発生』

たとえば、何かを買ってお金を支払ったら
 ●●費 ~~円 / 現金 ~~円 (左右一致)
 『費用発生』 / 「資産の減少」

となります。

じゃ、資本金を投入したら?
資産が増加するので、借方(左側)に現金などの資産を記入しますよね。
左右一致させるためには、貸方(右側)に何か書き込む必要があります。
何のおかげで増えた金額でしょうか? 資本金投入のおかげですね。
というわけで、貸方(右側)に「資本金」と記入します。
「資本金」を会社に投入した結果、「お金」が増えたということです。
(「資本金」は上のところでいう『利益』に近い意味を持っていると考えると判りやすいかもしれません。)


「買掛金」とは、商品を買ったけれどまだ代金を払っていないという「借金」のことですよね。借金は「負債」なので「負債の増加」です。

おそらく「買掛金」が発生したのは何か商品を購入したからでしょう。
 商品 ~~円 / 買掛金 ~~円 (左右一致)
 「資産の増加」 / 「負債の増加」

では「預金通帳」から「買掛金」を支払いましょう。
 買掛金 ~~円 / 当座預金 ~~円 (左右一致)
 「負債の減少」 / 「資産の減少」

この帳簿上で「資本金」が現れることは不可能です。
「資本金」を減少させようとすれば、借方(左側)に記入しなければなりません。
でも「買掛金」を減らそうとするなら、相手は貸方(右側)に記入することに成ります。

現金や預金などといった「金銭」と、「資本金」という概念は『異なるもの』なのです。
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この回答へのお礼

丁寧な解説、ありがとうございました。
資本金は預金・金銭とは違うものであるという点、
よくわかりました。

お礼日時:2002/04/30 10:40

#1の追加です。



>よく「資本金○○円」と企業概要に書いてありますが、実際に現金で○○円その企業が保有しているわけではないんですね。

その通りです。
設立時に払い込まれた資本金や、増資によって増えた資本金を「自己資本」と言い、銀行からの借入金や社債、買掛金などを「他人資本」といい、この二つを広い意味での資本と云います。

企業は、この資本を、現金預金の他に、商品・売掛金・建物などの固定資産などに形を変えて活用して、利益を上げて、その利益が又、資本に組み込まれて、成長していくのです。
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ごく簡単に説明します。



ここに資本金として払い込まれた現金が100万円あるとします。
この百万円は現金でもあり、資本金でもあるのです。

銀行から借りた100万円は現金でもあり、借入金でもあるというのと同じことです。
この借りた100万円を使ってしまっても、借入金は残るように、資本金として払い込まれた100万円を使っても資本金は残るのです。

現金という資産は使えばなくなりますが、資本金が払い込まれたという事実、借入を行ったという事実(債務負っているという事実)は解消しないので、資本金勘定や借入金勘定は残りつづけるのです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
資本金を使っても、その会社が「資本金○○円」の
会社である、という事実は変わらないわけですね。

お礼日時:2002/04/17 14:22

(商業高校で簿記を習ったので、経験者ということで…)



資産-負債=資本 という等式で「資本金」を表します。

つまり、
現金預金とか+商品とか+会社建物とか+売掛金 (もろもろの「資産」全て)

借入金など+買掛金+資本金(借金となる「負債」と「資本金」)
という等式になります。

だから、会社設立時に、現金や会社建物、口座を用意して その合計の価格が
資本金となるということです。
(簿記はバランスシートなので、両方に項目が必要ですよね?)

「資本金」は「お金」ではありません。便宜上の科目です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
簿記はちょこっとかじっただけなので、
もう少し詳しく勉強してみたいとおもい
ます。

お礼日時:2002/04/17 14:20

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