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 日本語を勉強中の中国人です。「童心」、「子供心」、「幼心」の違いは何でしょうか。この三つの単語の中で一番きれいな感じがするのはどれでしょうか。よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

うーん、



いつもながら、大変なご勉強ぶりに感服します。

私は国語の専門家ではありませんから、正確な答えではないかも知れません。


「童心」、「子供心」、「幼心」

全部、子供の心であることを表していますが、

「童心」は

「童心にかえってたこ揚げ(たこあげ)を楽しんだ」という風に使用します。子供の頃を楽しく、なつかしく思い出す場合に使いますね。

「子供心」、「幼心」は どちらも

ほぼ同じように使います。

「子供心にも悲しく思った」のように使います。

こどものころに感じたことを振り返って思い出すときに使うような気がします。さらに、悲しかった、さみしかった、貧しかったことを思い出す方が多いように思います。


「童心にかえって」

「子供心にも」

「幼心にも」

という言い方が一般的です。というより、こういう言い方しかないように思います。


三つとも、きれいな、いいことばだと思いますよ。

ただ、上に書いたように、

童心・・・なつかしい、楽しい 

幼心 子供心・・・少し 悲しい さみしい  

という気がしますね。これは私だけの感じ方かも知れません。中年から初老の年代で、幼い頃は今ほど生活水準が高くなかったせいかもしれません。

若い人は、まったく違う感じでとらえているかも知れませんね。

他の方の回答にも興味があります。
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この回答へのお礼

 いつもお世話になっております。
 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。子供の頃を楽しく、なつかしく思い出す場合に「童心」を使うのですね。勉強になりました。とても理解しやすいと思いました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/11/19 00:05

 私の場合は、その意味と語感から次のような順番を感じます。


おさなごころ(幼心)
わらわごころ(童心)
わらべごころ(童心)
こどもごころ(子供心)
どうしん(童心)

 類似の言い方も許されるのでしたら、
いとけないこころ(稚い心)
こどもぎ(子供気)
わらわごこち(童心地)
ちき(稚気)
ちしん(稚心)

やはり「稚(いとけな)さ」や「幼(おさな)さ」が可愛らしくて、微笑ましいでしょう。「わらわべ(童)」も愛嬌が感じられますが、「子供」の方はただ一般的でありイメージも中立な感じです。どちらかといえば音読みよりは訓読みの方が、耳にきれいに聞こえます。
あとは、何よりその文脈次第でしょう。
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この回答へのお礼

 いつもお世話になっております。
 ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。たくさんの言い方が拝見で嬉しく思います。音読みよりは訓読みの方が、耳にきれいに聞こえるのですね。大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/11/19 00:43

「幼心」は「幼児の思い」「幼児の心」


「子供心」は「児童の心」「児童の思い」
「童心」は「大人の心」「自分の幼少期に対する懐古、感傷」
ではないでしょうか。

「幼心」は「あどけない子供の心」のことですから、保育園児、幼稚園児、小学校低学年までの、まだまだあどけなさを残している子供の心を言うのではないかと思います。
⇒幼心にも母の死を悲しんだ。

「子供心」は「大人の考え方などをまだ理解できない無邪気な心」のことですから、幼児よりは成長した子供の心のことではないかと思います。
⇒子供心にも両親の苦労がわかる。

「童心」は「無邪気な心」とか「子供の心」の意ですが、ほとんど「童心に返る」という決まり文句で使われるように、大人が自分の幼少期の様々な体験や思いでを懐かしく思い出して再体験するときに使われています。
⇒遊園地では大人も童心に返って遊んでしまう。

したがって「どれが一番きれいな感じがするか」というご質問は、比べられないものに優劣を求めるようなもので、あまり適切な質問とはいえません。

しかし、例文にも挙がっているように、「幼心」「子供心」は幸せの絶頂期に使われる言葉ではなく、えてして不幸な出来事や体験をした子供の心を慮って使う言葉ですから、しいて優劣をつけなければならないのであれば、「童心」という言葉が何となくほのぼのとした、幼少期の幸せなひとときを思い出させる言葉として、見たり聞いたりする側の気持ちを和ませてくれる言葉だと思います。
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この回答へのお礼

 shigure136さん、こんばんは。ご回答ありがとうございます。「幼心」、「子供心」はよくえて不幸な出来事や体験をした子供の心を慮って使う言葉なのですね。三者は大差がないと思ったのですが、勘違いしてしまいました。勉強になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/11/19 00:31

(ここでは便宜的に子供を15才以下の人間として置く事にします。

)

正しく、NO1さんが指摘されている通りですが、強いて言えば(三番目の)「幼心」の方が対象となる年齢層が15才以下でもより若く、(二番目の)「子供心」の対象となるそれはどちらかと言えば、"より15才"に近く、「幼心」の対象者よりは高い場合が多い点、そして、心をどちらも"ごころgokoro"と読む点が特徴だと言う気がします。

又、最初の「童心」(どうしん"doushin")ですが、(NO1さんの凧揚げの例であれば)あたかも子供の頃に戻って上げるのですから、16才以上の年齢層が該当します。
ですから、"場合によっては100才以上の老人にも当て嵌まり得る"と言えるでしょうね。
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この回答へのお礼

 ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。年齢層に分かれるのですね。大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/11/19 00:13

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