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「頁」で「ページ」と読むのはなぜですか?

A 回答 (1件)

広辞苑によりますと・・・



もともと「頁」は象形文字で、頭部を強調した人間の形。
近代中国語においては、「1枚」「1ページ」など、
薄いシート状のものを意味する「葉」と同じ発音をすることから、
「ページ」の意味で使われるようになりました、と。
いうことらしいです。

ここから先は想像ですが・・・

中国の書物というのは竹簡・木簡のように紐で結んだものから
始まって、つい近代までは基本的に「巻物」であって、
(これは日本も同様で、よく時代劇にも巻紙の手紙などが
登場しますよね。)
西洋の羊皮紙文化(薄いものを重ねて綴じる)のように
「ページ」という概念が無かったのではないでしょうか。

そこで、「ページ」を表す文字として、意味の近い「葉」と
同じ発音をする、「頁」を用いたのではないかと思います。
※中国語の場合、「かな」がありませんので、「ページ」を
そのまま「ページ」と書くことが出来ません。

それがそのまま日本にも輸入されて、「ページ」を表す漢字
として使われてきたのではないでしょうか。
当初、「ヨウ」と読まれていたのか「ページ」と読まれて
いたのかは、残念ながらわかりませんが・・・。

「葉」を用いなかったのは、おそらく「大体同じ意味なんだけど、
微妙にニュアンスが違うんだよねー」という意識が働いたのだろう
と思います。
例えば、方言を標準語に訳すときに、「直訳すると意味は同じ
なんだけど、ちょっと違うんだなー」という感覚にとらわれる
場合があります。そういう「違和感」が、「葉」ではなく「頁」と
いう字を使わせたのだろうと思います。
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