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ご承知のように二人とも昭和陸軍の秀でた
軍人です。
ところが歴史の評価は東条が悪玉で石原が
善玉、東条は無能で石原は天才・・・・。

果たしてそうでしょうか?
ぼくは近年の日本の首相になぞるなら、東条
は「気配り、根回し」の竹下登タイプ、石原
はカリスマ的な小泉純一郎じゃーないかなと
思います。

東条英機が東京裁判で絞首刑により没した時、
昭和天皇は激しく落涙されたと聞き及んでい
ます。また対米戦争を止められるのは東条し
かいない・・とも述べられています。

一方、石原は満州事変以降、東条と激しく
ぶつかり「東条軍曹」と蔑み、そして陸軍の
主流から外され傍流を歩みます。しかし彼
の思想は長らく受け継がれ、東京裁判では
「何故私を絞首刑にしないのか」と気概を
見せています。

東条英機と石原莞爾、どちらが本当の善玉
だったでしょうか?

A 回答 (11件中1~10件)

 お答えとは離れてしまいますがお許しください。


 実は国際検察局が当初選定した被告人29名のなかに石原莞爾の名もあったのです。東京裁判が天皇不起訴の方針に固まると石原・真崎・田村の3名が外されることになります(その代わり梅津・重光が加えられる)。それは何故か。石原は満州事変のおりには関東軍作戦参謀、日中戦争開戦時には参謀本部・作戦課長でした。不拡大と云いながらも中国への六個師団派遣を許可した人物でもあります。しかしながら統帥部の人間の戦争責任を問うことは極めて都合が悪い。すなわち統帥権者である天皇に責任が及びかねないからです。それが軍令ではなく軍政ばかりから処刑者が出たゆえんと言えましょう。
 さて石原は「なぜ俺を被告席に呼ばないのか」と怪気炎をあげたとされていますが、これは創作の可能性が強いようです。実際、臨時法廷に証人として呼ばれた石原は、満州事変について責任の一切を上司に帰しています。

参考URL:http://homepage1.nifty.com/SENSHI/study/isihara- …
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この回答へのお礼

あ、あ~ごめんなさい!NO11さん。
満州国が自衛か侵略かで争われる法廷
で「何故私を絞首刑にしないのか」と
石原が言う分けないですね~(爆)
「東京裁判では」の部分を「エピソードで」
に訂正し、お詫び致します。

歴史は「人間」が造るもの、建前&本音・
虚偽&真実があってしかり、とぼくは思
っています。

でも歴史を限りなく科学に近ずける努力
も必要と考えます。
社会科学としての歴史の捉え方は難しい
ですね~。

お礼日時:2007/01/14 13:05

No.7です。

裁判ですか。まあ教科書的返答になりますが、被告が死亡していれば裁判は無理ですよね。それっていわゆる欠席裁判てやつですから。

そもそも東京裁判そのものが事後法で裁くという無茶苦茶なものなのですが、他の方が提案している罪名も実際には存在しない罪ですからね。いや、そういうくらいに罪深いことだ、という気持ちはわかるのですが、それが成り立つなら小泉前首相も「韓国・中国と関係を悪くした罪」で裁けてしまいますからね。
よくマスコミも含めてアジアとの関係がうんぬんてあるんですが、反日の機運が強い国って朝鮮半島と中国くらいなんですよ。その中国だって、田中角栄が国交を回復してからは小泉首相までは決して悪い関係ではなかったんですよ。それに中国人てちょっと日本人には分かりづらいのですが「それはそれ、これはこれ」と考えられる人たちなんです。中国と台湾がそうですね。中国は台湾(中華民国)を認めず「台湾は中国の一部」と主張して恫喝も辞さない一方で商売は仲良くやってますよね。タイ、フィリピン、インドネシアあたりだとおおむね反日の人より親日の人が多いですね。

総括をちゃんとやっているといわれるドイツだって、国内にネオナチはいますし東欧諸国では反独の人も多いですしね。サッカーでクロアチアがドイツと対戦したときクロアチア代表の監督は選手に「君達は国を代表している。かつて我が国がドイツからどのようなことをされたのか思い出すんだ。君達は爆撃機となって奴らの頭に爆弾を叩き落してやれ!」とハッパをかけたそうです。
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この回答へのお礼

no7さん、ムリなお願いに丁寧にお答え
頂き、すみません!
そうですか・・被告がいなくて裁判は
無理ですか。何とか日本の「国内法」
に照らして・・まぁそれも戦前と戦後
では憲法自体が違いますかね・・。

話は変わりますが、”中国人は分かり
ずらい”という部分ですが、確かに我々
日本人からすれば分かりずらいです。
日本人のように白か黒かの思考回路で
はなく、白も黒も式の思考法がありますね。

この辺の詳しい事情は内山完造著「中国人
の生活風景」東方書店に載っています。
内山氏は戦前、上海で内山書店をやって
た人です。

お礼日時:2007/01/14 11:55

東条英機と石原莞爾の比較で一番大事なことは、二人の活躍時期かと



石原莞爾=もしかしたらうまく行き講和できるかもの時期の行け行け参謀(満州が日本を救う!の時期)
東条英機=↑同じ+どう考えても負ける+負けたけど国民、天皇を守る使命を負った東京裁判の時期の国家の責任者

皆様おっしゃるとおりに政治家(当時は軍政なので参謀含み)は結果がすべて
最終の表舞台が評価対象です。
しかし私はどちらも悪人とは思いません。

ABCDラインやハルノート等でやむをえず戦争突入。
しかし日本が当初考えていた短期決戦早期講和の道は甘い考えで
もともと敗北の決まっていた戦争でした。
それを背負った、二人の天才実務家と天才策略家かなと。

表舞台からの退場が石原より遅かった東郷が、
戦争の責任と国民からの非難を一身に受け、屈辱にまみれながら天皇を守った。

今の批評での東条悪玉説が、私の東条への評価を英雄とさせています。
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この回答へのお礼

NO9さん、ありがとうございます。

「表舞台が評価対象」には賛成ですが、
「戦争の責任と国民からの非難を一身に受け、
屈辱にまみれながら天皇を守った。」という
ウラ舞台も感激するものですね!

石原は、1949年(昭和24年)8月15日に故郷
の山形で没していますが、戦後は特に平和
主義者になりましたね。”中国一撃論”で
満蒙の早期解決を計りましたが、そうはな
らなかった。
軍人はプロの戦争屋ですから出口まで見通
し、事を起こす必要があると思うのですが。

いずれにしても歴史の裏舞台は・・ぼくは
涙もろいので、特に好きです(笑)

お礼日時:2007/01/14 11:39

No6です。


太平洋戦争の発端は明治以降にも満州事変にもあります。
明治以降の戦役で不幸にも日本が勝利してしまったことが発端といえますし、その延長線上に当時としてはやむを得なかったといえ国土拡張熱を愛国心と見誤った石原の誤解からの満州事変でした。

当時の参謀は国家を動かすのは自分たちとの錯覚で満ちていました。
どのような事態を引き起こすかという考察もなく、国力の判断を誤り独断専行がおおかったのです。  しかも責任を負うこともありませんでした。  

このような事態を放置したか、扇動した点で東条、石原とも同罪です。
ただ石原は後年反省する向きはありましたが・・・
彼自身なぜ絞首刑にしないのかと叫んだのは自覚があったのでしょう。

いずれにしても正しいと信じた行為が結果としてそうならなかったという不幸でした。
しかし彼らだけの罪ではありません。 私も含めて当時の国民全部が沈思すべき問題です。
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この回答へのお礼

NO6様、たびたびの登場ありがとうございます(笑)

NO7様の「この回答へのお礼」にも申しましたような
日本人自身の手で裁判・・はどう思われますか?

お礼日時:2007/01/13 19:28

私は、東条英機は典型的な優秀な官僚タイプだったと思います。

一方、石原莞爾はホリエモンタイプだったと思います。
ご存知のように、石原莞爾は満州の参謀時代に満州事変を起こします。考えてみれば、これはとんでもないことです。参謀っつうのはアシスタントです。アシスタントが陰謀をめぐらせ暴走したら組織の秩序ってのが成り立たなくなります。ましてや、事変を起こすとそれは国際問題になります。現代で、もし中国にいる自衛隊の駐在武官が勝手に北朝鮮に特殊部隊を送って横田めぐみさんを奪還したら、そりゃ横田夫妻は喜ぶでしょうけれど、国家という視点で見たら大問題もいいところですよね。だから、秩序を重んじる優秀な官僚である東条英機から見ると石原莞爾は秩序を乱す国家の癌に他なりません。
一方、ホリエモンタイプの石原莞爾から見ると東条はちょっとしたことでもいちいちうるさいし、おまけに保守的で変わるべきときにも変わろうとしない時代遅れの人間です。だからこのふたりは絶対に認め合えない水と油の関係です。

昭和天皇が東条を重んじたのはそういった東条の官僚としての優秀さと天皇に対する篤い忠誠心ゆえです。また、陸軍と仲の悪かった海軍も「東条なら認めてもいい」といっていたので、そういう意味でも「東条なら対米戦争を回避できるのではないか」と期待していたと思います。
私は、東条はもちろん昭和天皇の考え(対米戦争回避)を分かっていたと思います。しかし結局出来なかった。これは、しなかったのではなく出来なかったと思います。戦後、GHQは人心をつかむために日本国民に対し「あなたたちは東条に騙されていた。彼らがあなたたちを戦争に導いたのだ」とプロバガンダをしてそれは見事に成功しました。
なぜ対米戦争回避が出来なかったのかというと、それは他ならぬアメリカが戦争を望んでいたからです。アメリカが戦争を望むと、いかなる手段を使っても戦争になることはイラクを見ればお分かりでしょう。

さて、どちらが善でどちらが悪かということは、善悪の判断が混沌としている21世紀社会ではその判断をすること自体が困難だと思います。
私は子供のとき、ウルトラマンは絶対正しいと思っていました。しかし、ウルトラマンはバルタン星人の宇宙船を問答無用で破壊しました。中には2億人の女子供を含むバルタン星人が乗っていたそうです。地球の平和を守るためなら、2億人の殺人が許されるのか。なかなか難しいですね。
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この回答へのお礼

長文のご回答ありがとうございました。

さて、NO4様が「日本人自身の手で裁判をやり直すべきだ
と思っています。」という意見は、最近の潮流ではない
でしょうか?確かに、GHQプロデゥースによるアメリカ
演出の東京裁判は戦勝国の論理と米国の極東戦略が複雑
に関わり、日本人として納得いかない部分が多々あります。
当時の敗戦国である日本にしたら、まな板の鯉でしかなか
ったでしょう。戦後は終わった終わったと叫びますが、
日本人にとっては戦後の、大袈裟に言えば「総括」は
終わっていません。東条か石原か?の問いかけは、一番
分かりやすく、しかもこの二人を検証すれば昭和軍部が
浮き上がり易いと思ったからです。
最近の拉致問題、靖国問題等々のアジアとのマズイ関わ
りは、日本人自身による総括が終わってないのが一因と考
えられないでしょうか?

そこで、NO4様が「日本人自身の手で裁判をやり直すべきだ
と思っています。」のご意見に対して・・どう思われますか?

お礼日時:2007/01/13 19:22

難しい設問ですが私の理解では


東条は常識的な人物であり、一方石原はカルト集団の教祖といえる人物でしょう。

石原は宗教的な面を持ち、理想主義に奔る傾向が強い反面、言動にやや一貫性を欠くきらいがありました。
ノストラダモスのように予言癖がありとらえどころに困る人物と思います。
しかしその為信者を集め思想的指導を行い国家を誤ったのも事実です。

従って東条は平均的な意味で悪玉、石原は思想的に悪玉となるのではとおもいます。
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この回答へのお礼

>カルト集団の教祖といえる人物でしょう。
なるほど!アサハラなんとか言う教祖みたいなもので
すかね・・
確かに彼は日蓮を崇拝していたムキはありますが、彼
ほどの頭脳の持ち主では崇拝というより参考にしていた
のでは・・。自分の思考の組み立て方を日蓮のを取り入れ
たのでは・・。

太平洋戦争の発端は明治から始まるものと、満州事変から
始まるものとの二つの意見がありますが、もし・・・
満州事変からとしたら石原の思想/思考はポイントに
なるんじゃ~ないでしょうか。

お礼日時:2007/01/13 12:26

NO.3です。


>石原:わかり難い悪玉 
↑の根拠は・・

 わかり難い人だから私も困っているんです。
 東条さんは国を潰した超エリート陸大卒将官達(頭脳優秀、大局観なし、出世主義、無責任 → みんな金太郎飴)の範疇に入る人だと思います。陸大卒将官連中と今の高級官僚は本質的に同じです。
 石原将軍は彼らとは大分違うように思います。スケールの大きい人なのか、クワセ者なのか、私はよく理解できません。
 ただ日露戦争時代までの、志士上がり或いはその遺風を帯びた将軍達とも違うように思います。
 まあ悪玉には違いないですが。
 
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この回答へのお礼

>わかり難い人だから私も困っているんです

実はぼくもそうなんです(笑)。
書店の石原莞爾関係の本を読んでも彼の本質は
分かりません。単なる陸軍のヘソ曲がりか、天才
なのかは不明・・。
戦後、多くの将軍たちは敗軍の将、兵を語らずで
沈黙しましたね~それも不明に輪を掛けてます。
石原莞爾という将軍のホントのところは何だった
んでしょう・・

お礼日時:2007/01/13 12:18

#2様と同じです。

政治家は全て結果責任で評価されるべきです。

東条英機は、「人道への罪」とかいうわけわからん罪ではなくて、
「負ける戦争を引き起こして300万の日本人を死に追いやり、保有する植民地を全て失い、史上唯一他国に占領される、という日本史上最悪の悲劇を招いた罪」によって、日本人自身の手で裁判をやり直すべきだと思っています。東条は、日本2000年の歴史上最悪の政治家ですね。

石原莞爾も、満州事変を起こした後、列国の批判をおさめる、までやっていれば名政治家でしょうが、実際にはやりっぱなし。政治家としてありえない態度です。
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この回答へのお礼

貴重なご意見、ありがとうございました!
GHQによる東京裁判以降はアメリカの「思惑」が
日本の思想形成に多大な影響を与えたと、ぼくは
理解しています。その一つが東条と石原の罪と罰
の理解の違いではないでしょうか。

最近、東京裁判自体の是々非々が問われていますが、
議論することはいいことですね。

お礼日時:2007/01/12 23:26

 東条:わかり易い悪玉


 石原:わかり難い悪玉 
 どっちも悪玉ですな。
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この回答へのお礼

早速ありがとうございます。
東条:わかり易い悪玉
↑は理解出来ますが・・

石原:わかり難い悪玉 
↑の根拠は・・

お礼日時:2007/01/12 20:41

軍人として


東条 悪玉
石原 善玉
軍人は戦争に勝つことを課せられているから。
政治家として
東条 悪玉
石原 悪玉
政治家は負けるような戦争に踏み切ってはいけない。

軍人も政治家も 結果責任である
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
「結果責任」という現実論で歴史上の人物を
斬るのも痛快ですね!

お礼日時:2007/01/12 20:38

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