これまでで一番「情けなかったとき」はいつですか?

最近、新聞雑誌等の表記で、「~会を立ち上げました」という表現がやたら目に付くのですが、本来正しい表現なのでしょうか?
以前は「発足させた」と表現していたと思います。

パソコンが普及し、PCを起動(ブートストラップ)することを「立ち上げ」と表現することが一般化・日常化した頃から、上記のような使い方が目立ようになったように思います。
「決起」の意味も込めているのかもしれませんが、個人的には気に障る表現です。
よろしくお願いします。

A 回答 (8件)

ずれているのは承知の上で、



「発足」「発起人」(ほっそく)(ほっきにん)の読み方が「標準」ではない、

と考えた人々が、「発足」に代わる言葉として選んできたという感じ

がします。(独言)
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この回答へのお礼

独自の解釈、ありがとうございます。
「発足」が読めない、女子アナ対策ですかね。

お礼日時:2007/01/26 13:32

「立ち上げる」という言葉に違和感を覚えるのは


自動詞「立つ」と他動詞「上げる」が組み合わさってできた
複合語だからでしょう。
自動詞+自動詞の「立ち上がる」は何の違和感もありませんね。

私が始めにこの言葉を目にしたのは1970年代後半、
月刊アスキー誌上でした。
当時は半田ごてを握りながら、部品を組み立てて、
同時に機械語などでプログラムを作りおもちゃのような
ワンボードコンピュータを作り上げる時代でした。
そのコンピュータ(当時はマイコンなどとも呼ばれてました。)は
一発で望み道理の動作をすることはなく、ハードウェアとソフトウェアを
少しづついじりながら何とか望みどおりの動作が実行できるように
成長させていったものです。

この成長の様子はまるで人間の赤ん坊が成長するように感じられました。
最後に望みどおりの動作が実行できたときには、
ハイハイを覚えたばかりの赤ん坊が、
「立ち上がった」ように思えたものです。
つまりハードとソフトの両方に少しづつ手を入れて
その二つをすり合わせながら進歩させていった結果
最後に自分のPCが立ち上がるわけです。

ここからは推測です。
作成者自身には自然な様子で「立ち上がった」ように思えても、
横で見ているものには作成者の悪戦苦闘振りが見えているので、
とうてい「自然に立ち上がった」ようには見えず、
むりやり動かしたように見えますから、
恐らく「無理やり立て上げた」だけじゃないかなどと
揶揄したことでしょう。
そしてその間をとって、「立ち上げる」という極めて
すわりの悪い表現が生まれたのだと思います。

何らかの会(組織)を作り上げるときも、上に書いてきたのと同じように
メンバーを決める、所在地を決める、予算を決めるといった作業を
同時進行ですり合わせながら何とかやりくりしていきますよね。
この様子が上に記したマイコンを作るときのやり方と似ているので、
転用されたのだと思います。

以上駄文を書き連ねましたが、概ね間違っていないと思います。
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この回答へのお礼

詳しい解説ありがとうございます。
私も80年代前半からPCやワークステーションを使用しており、「立ち上げる」という言葉は当時から何気なく使っているので、言葉自体には、違和感は覚えません。
私の最初の想像通り、PCの起動の意味としての「立ち上げ」からの転用というのは、ほぼ間違いないようですね。

お礼日時:2007/01/28 08:54

No.1さんは launch 説ですが、私はコンピューター用語の boot up 説を採ります。

マシンを起動するときの表現を「立ち上げる」と訳し、それをプロジェクトなどにも転用するようになった、という感じ。
「~会を立ち上げる」が本来正しいかと言われると、やはり30年前には無かった表現でしょう。個人的には「プロジェクト」は OK だけど「~会」では転用が緩すぎる感じを持ちます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
私も語感として、プロジェクトまでは許せますが、単なる「会」の発足への転用には、乱用ぎみで抵抗があります。

お礼日時:2007/01/28 08:53

「立ち上げる」という言い方は比較的最近出てきた言い方で「機械を起動させたり、組織を作って活動を開始させたりする」意味を表します。


岩波国語辞典の第三版には「立ち上げる」という言葉はなく第四版には掲出されていますので、1980年代の後半には広く用いられたことが知れます。
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この回答へのお礼

80年代に登場した言葉ということですね。80年代というと、一般企業へのミニコンやワークステーションの導入が盛んだった頃です。それらは、今のPCと違って電源を入れただけでは何も動作せず、明示的に立ち上げ(ブート)ということをして上げなければなりませんでした。
そこからの派生語ということでしょうね。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/28 08:41

「launch」の本来の意味の中にある、「進水させる」、、、、



「進水式」だけを挙行して、その後の肝心な本船の艤装が

うまく行かない、時間が掛かって、費用見積もりが過大、

等々、「進水はしたものの」、結局外洋までの航海には至らず

見たいな「会」「プロジェクト」の墓場は至る所に、、、、、、

無惨な姿を、、、、(以下省略)
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「大辞泉」では、



起動させるための必要な操作をして、機械が稼働できる状態にする。

の意味しかありませんでしたが、

「大辞林」では、

1 コンピューターで、プログラムを起動させる。
2 企画立案して始動させる。また、設立する。

まで、広くなってますね。
まあ。言葉は生きていますから、これからはますますそのような使い方は増えていくでしょうね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
言葉は生き物であることは、承知しておりますが、最近は「乱れ」と言った方が正しいと思うことも多々あります。
「立ち上げ」については、語感としては理解できるので、「乱れ」とまでは思いませんが、「耳ざわりの良い音楽ですね」などとアナウンサーが平気で言う時代ですから、しょうがないのでしょうか。。。

お礼日時:2007/01/26 13:29

言葉は変化しますからね。

今では一般的に通用する言葉になってきているようです。(大辞泉では「企画立案して始動させること。設立すること。」として掲載されています。)

ご指摘のとおり、パソコン普及に伴い急速に拡大していった言葉だと思います。
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この回答へのお礼

大辞林では調べてみて、該当するような使い方が記述されていなかったので、疑問に感じておりました。

ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/26 13:17

「XXXXプロジェクトを立ち上げました」と使っていますね。



質問者様と同様に、「気に障る」→「違和感有る」日本語です。

この様にして「立ち上げたXXXプロジェクト」は往々にして

上手く「立ち上がらなかったり」「立ち上がったもの、そのまま

座礁する」ケースがあるようですね、感覚として。

「開始」「発足」で充分でしょう、、、、

英語で言えば「launch」、これを日本語化したものですね。
launch
【1-名】発射、打ち上げ、開始、進水、立ち上げ
【1-自動】(急に)始める、乗り出す
【1-他動-1】(ロケットを)打ち上げる、(ミサイルを)発射する、(矢を)放つ
【1-他動-2】《野球》~を打つ
【1-他動-3】(船を)進水させる、水に浮かべる
【1-他動-4】始める、開始する、着手する、乗り出す、参入する◆目的語には、調査・販売・キャンペーンなど明確な目的・意図を持って行われる活動が使われる。
・We are going to launch the new project next week. 私たちは来週、新たなプロジェクトを始める。
・The police just launched an investigation into the mysterious disappearance of several families in the neighborhood. 警察は、その近隣で複数の家族が失そうした事件について、捜査を開始したところだ。
【1-他動-5】(新商品を)売り出す、発売する
・The company is planning to launch a new product next month. その会社は来月、新商品を発売する予定だ。
【1-他動-6】《コ》(プログラムを)立ち上げる、起動する
【2-名-1】《海事》(軍艦の)ランチ◆艦載されているボートで最大のもの。◆【参考】cutter
【2-名-2】《海事》ランチ◆大型でデッキのないモーターボート
【@】ラーンチ、ランチ、ローンチ、【変化】《動》launches | launching | launched
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この回答へのお礼

早々に回答頂き、ありがとうございます。
私の感覚がズレていないようで、安心しました。

お礼日時:2007/01/26 13:06

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