天使と悪魔選手権

よく中学や高校の英語授業で、「understand = under + standだから、
相手の下に立つということだ。それはつまり“理解する”ということだ」
という説明を受けたことを思い出しますが、私にはこじつけにしか思えません。
understandの意味を知らない人に、underとstandから推測しろと言ったとして
“理解する”を思いつける人はそんなにいないのではないかと思うのです。

さすがに私でもirregularがregularの反対の意味になることは予想がつきますが、
英語の達人はunderstandのような場合でも予想がつくのでしょうか?
(英語の達人がunderstandを知らない筈がないですけど…)

A 回答 (6件)

英語の達人とはどういう人を指して言っているのでしょう?


ネイティブの人のことなら予想はつかないでしょうね。
語学として英語を極めた人なら予想できるかもしれません。
考えてみてください。
あなたは、日本語で語源を理解して利用していますか?
「無意味」は「意味」が「無い」んだなって推測できても
じゃぁ「意味」の語源を推測できますか?
そんなの日本語を語学として研究している人くらいしかすぐには答えれないでしょう。
「言葉」とはそういうものなのではないでしょうか。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
再質問というわけではないのですが、締め切り後に何かを「お礼」欄に書きたくなることが生じるかもしれないので「補足」欄に書かせていただきます。

私が疑問に思ったのは「under + stand “だから”」と教師が説明した点です。
学生時代に教師が言ったことを正確に覚えているわけではありませんが、
まるで「辞書で調べなくても推測で思いつくでしょ?」という言い方として私は受け取ったのです。
全ての単語というわけではありませんが、understandを始めとしていくつかの単語で同じ語調だった記憶があります。

karasu11様は「意味」という言葉を例として説明してくださいましたが、私も同様な考えを持っています。
しかし私には、少なくともunderstandという単語の場合には推測が利くような言い方だったように思えたのです。

補足日時:2007/01/27 08:54
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この回答へのお礼

>英語の達人とはどういう人を指して言っているのでしょう?
私は大学受験で英語を受験科目にできるほどの力がなかったので、
私にとっての英語の達人とは正直なところ(雲の上の存在なため)はっきりしませんが、
(少なくとも)英検の準1級以上の力があるような人だと思います。

お礼日時:2007/01/27 13:57

今度暇があったら、お使いの英和辞典を「引く」のではなくて読んでみてください。

ポケット辞典の類は向きません。弁当箱ぐらいの大きさの普通の辞書を読んでください。できれば解説の多いものを。
読んでみると、いろんな単語が思いもよらぬ語源から転用されたり連結されたりして言葉というものができているというのがわかります。しかもまたそういうのが結構使用頻度の高い言葉だったりするのです。
接頭語や接尾語を分解して意味を理解しようという質問者さんのアプローチそのものはいい方向だと思います。ただし分解によって意味が必ず導き出せるかというとそうでもないものも多いのです。
それがなぜ、という質問は意味がありません。言葉というものは「ネイティブがそういう風に使うから」という以上の説明は不可能なのです。
#1さんもおっしゃるように、質問者さんでも日本語の語源をすべて知って日常会話しているわけではないでしょう。それと同じことなのです。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
学生時代に「試験に出る英単語」で接頭辞や接尾辞の説明を読み、
それ以来は辞書でも時おり気にするようになりました。

しかし、ShirokumaX様の仰るとおり、ほとんどの場合、
言葉の成因を理解したような気にはなれても、推測できるまでには至りません。
一度憶えた単語の意味を忘れた時(飽くまでunderstandは一例です)、
「understandってどんな意味だったっけ。下に立つだから…。あれ、やっぱり思い出せない」ということがしばしばです。

同じような印象はNHKの「新感覚☆キーワードで英会話」でも受けます(この場合は単語でなく熟語ですが)。
あたかも男性出演者が推測して意味を導き出すような演出が気になります。
私は番組を観ている間は納得したような気になりますが、後で思い出そうとしても上述のようになります。

補足日時:2007/01/27 09:08
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お答えします。


ちと、その前に・・・
中学や高校の英語教師がそのようなことをいうのは本当によくないことです。いまNHKでビジネス
英語の講師をしている杉田氏がかつて何かに書いていましたが、中学のときalwaysにsが付いてい
るのを不思議に思って職員室に聞きに行ったら、英語の先生が、だってほら、3人称単数にはsが
つくだろ、といわれたと書いていました。こんないい加減な話はよく聞きます。

さて、失礼しました。
understands は確かに under + stand です。
しかし、結論から言うとこのことばの語源分析的な意味は言語学的に分かっていません。
古英語におけるunderの意味は現在のわれわれの持っている意味と同じだったと考えられています。
つまり「低く」とか「あるものの下に」とかいう意味です。
しかし、この言葉は初期の段階でいくつかに意味が派生しました。一つはラテン語のsubという前
綴りにみられるものなどです。しかし他にも比ゆ的な意味が派生していったと考えられています。
しかし、古英語のunderには現在は消えてしまったいろいろの意味がありました。その中に、この
「理解する」と意味されている語の意味の形成要素があったのですが、失われてしまったために
推測さえできないわけです。理解するという意味で使われ始めたのが9世紀からであることはわか
っているのですが。understondanとかかれてたものが、中期英語ではunderstandenとなり、やがて
現在のunderstandになったわです。standの方は、立つという意味でこれはインドヨーロッパ語に
ルーツをもつとされています。
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http://www.etymonline.com/index.php?search=under …

詳しくは上のサイトを見てください。「間に立つ」というような意味と推測されるも、正確なところはわからないということです。他の言語でも「前に立つ」と推測されるような形をしているものの、「なぜ’理解する’をそんな言い方で昔の人は表現したのか」は不明としか言いようがないのです。

単語の構成要素の中には、現代ではそれ自体の意味が意識されなくなったものがあります。
forgive「許す」の for がどのような意味を表しているか、withstand「逆らう」の with には古義 against の意味があるなどは今日では意識されません。

学校の先生が言う「語源」のようなものは単なる「覚え方」である場合が多いようです。それが広まっていくといつのまにか「語源」にすりかわって、「ガセビア」や都市伝説のようになるのです。漢字でも同じようなことがあります(「人」という字は人が支えあっているとか、「休」は人が木のそばで休んでるとか)。

この回答への補足

有用なサイトを教えていただきありがとうございます。
でも私には理解するのに苦しみそうです("under"は下という意味で理解してはいけないという結論になる内容が書いてあるような気がしますが…)。

「英語圏の人にとって“理解する”=“相手の下に立つ”なのかもね」という
軽いノリで教えてくれれば許せるのですが、教師という職業のせいなのか
質問に書いたような言い方をする人が多く、腹立たしく思います。

>「休」は人が木のそばで休んでるとか
「忘」は心を無くす(ぼーっとしてる)と忘れ物をやすいのかな、と思うと「忙」という字もありますし
英語より身近である筈の漢字においても推測が難しいことが殆どですね。

補足日時:2007/01/27 13:40
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アメリカに38年住んでいる者です。

 私なりに書かせてくださいね。

こじ付けとしか英語を使う人は考えないでしょう。 

単語をぶつ切りにして、接頭語や接尾語を見つけ出しそれからその単語の「使われているフィーリング」を感じ取ろうとすると、いかにも納得しやすいように感じますね。 しかしそれは接頭語や接尾語の持ついろいろなフィーリングを一緒に使われている独立した単語の意味とくっつけたからといって一緒になった時のフィーリングが本当に接頭語や接尾語からきたのかと言うと疑問です。 こじつけに近いものだからなんです。 理解を持った人が自信を持って立っているのと一緒に立っている状況、だから理解している、と言っても何か説得されそうですね。 でもwithstandじゃないですね。 

すばらしい、と言う意味のoutstandingの反対はinstandingかというとそうじゃないですね。

もちろん、動詞と一緒に使われ前置詞と呼ばれないで副詞と呼ばれる単語が接頭語として使われ動詞から他の品詞として使われる表現(stand out=>outstand、 pass by =>bypassなどでも)それからまたフィーリングの変化をして新しい動詞として違うフィーリングを出していますね。

語源も同じように、それを考えながら使っているわけではないですね。 日本語でそれを表現するのあれば「雑学」なのです。 雑学のひとつのいい点は「覚えやすい」と言うところでしょうね。 それ以外に英語(外国語)を習得するのに有意義な意味合いはないですね。

今私は中国語を習おうとしていますが、日本で使っている漢字を知っていることから中国に使われている漢字のフィーリングを感じる事が出来る時が多くあります。 しかし、実際使われているフィーリングは多くして違うものが多いのです。 日本語の夫婦あるいは恋人と言う二つの単語に値する中国の漢字を知ったらびっくりしますよ。 

ですから、できるだけ中国の漢字は日本の漢字と違うんだと思いながら日本語の漢字の意味を「雑学的に」しかも有意義に使っています。 「頼りにしていない」と言うことです。

よって、こちらではunderstandがどのようにこういう表現をするようになったかは全く気にしないで(under+standではなく)understandと言うひとつの単語として使っているわけです。

余談になるかもしれませんが、よく苗字は昔どういうことをやっていたかが分かる、なんて日本では言いますね。 林さんや森さんはそこに住んでいた。 でも他の名前を見ると山田、田中、田口、山川きりがないのでやめておきますが、今ではなんかこじつけみたいですよね。 漢字の作りも同じですね。 またもや林・森は分かるにしても山にしても私には「八」の方が山らしいです。 <g>

これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。 
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「理解する」は英語では「下に立つ」ですがギリシャ語は「上に立つ」です(笑)



位置関係の副詞や前置詞と同形の部分を含む複合動詞は起源が古く、こうした要素には造語力もありません。それぞれのパーツの原義を探ることは出来ますが、だからといって現代英語の運用能力を高めるために何か役に立つことはありません。

「相手の下に立つことが”理解する”ということ」に類する解説は語源の解明とは無関係です。そういう説明をする先生はおそらく「ハタをラクにすることが”働く”ことだ」というような語源解説も大好きなのでは?そんなのは聞き流しましょう。

>irregularがregularの反対の意味になることは予想がつきますが

ir-(<in)などは造語力のある要素ですよね。造語力のある構成要素を覚えることは重要です。でももうひとつ大事なのは造語力の無い構成要素を見極めてさっさと無視するという態度です。造語力の無いものに無理に意味を求めることは英単語を覚えるのが目的なら止めといたほうが賢明です。英語を母語とする人でもたぶん同じだと思いますよ。
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