
先日、新築マンションのモデルルームに行って来ました。物自体は気に入ったのですが、一つ気になることが。
それは思いっきり川岸に立っていることです。営業マンは「スーパー堤防で、建設省も関わっている方法ですから大丈夫です」と言っていましたが、役所のお墨付きほど危ない物はない、と言う思いがありまして・・・。(あ、建設省の方、ごめんなさい)
現在すでにいくつかこの方法で川岸にマンションが建っているとのことですが、本当に安全なのですか?川が氾濫したときにえぐり取られたり、地震で液状化現象になったりしないのでしょうか?まさか何もないのにマンションの重みに絶えきれず傾いたりとか!?付近一帯も壊滅状態になったのならあきらめもつきますが、そこだけ壊滅、と言うのなら変な物を掴んだ私たちが悪い、と言うことになりますよね。
素人で判断が付きかねます。よきアドバイスをお願いします。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
私の住むところの議会では、たまたま昨年、そういう論議がなされていたので、そのお話から書いたレスです。
スーパー堤防というのは、極論すると、幅の広い堤防です。
堤防内の水位が高くなると、川底の水圧が高くなり、地下水層を通って水が堤防の外側の地面から噴出し、決壊する事があります。
堤防の幅を広げることで、この現象を防ぐのがスーパー堤防の原理です。
確か、堤防の幅が500mとかいってました。
ただし、堤防が決壊する他の要因についての対策はされていません。例えば堤防自体の侵食対策(堤防が高くなっても幅が広くなっても侵食には影響しません)や、水が乗り越えた時の対策などです。
また、堤防ですから、一部分だけ補強してもだめで、全ての川岸がスーパー堤防で覆われないと、その効果そのものが発揮できないことになります。
ですから、堤防両わき500mの土地の買収、ばく大な工事費用、工事期間、それが完成するまでは効果がでない事、完成して効果がでても、堤防決壊の原因の一つだけの対策にしかならない等の問題を抱えており、関係する地方自治体とどうしてもやりたい建設省などと、せめぎあってる所のようです。
yamax さんは素人目にこういう心配ということも述べられてますが、以上の様に、ご心配の部分については何も対策になってません。
また、地震対策ではないので、そういう観点は無視されてるように見えます。この辺がいかにもお役所仕事・・・っていいたくなりますよね。
川岸の水分の多い地盤に盛り土して建物を建てちゃおうというのですから、当然、マンションがピサの斜塔になる心配だってありますよね。
私も思うのですが、「××省がかかわっている事」と「安全である」ってこと、何の関連もないですよね?
でもよくこういう言い方がされてるのが不思議です。
お礼が遅くなり、申し訳ございません。
現地モデルルームだったので、その堤防の上も歩いてきたのですが・・・全てが同じ高さになってないんです。どうも、今回建てた部分のみ、スーパー堤防化しているようで。
これじゃ、そのマンションは無事でも、他のところが決壊して浸水しちゃいますね。「お役所仕事」なんですかねぇ。
貴重な意見を、ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
天災による損害はどこにも過失はありません。
「絶対に安全」と不動産業者が言っても不動産業者に過失は発生しないのです。
しかも、「絶対に安全」とは過去の天災の規模を想定しているので、
それ以上の天災が起きれば終わりです。
起きないという保証はないし、阪神大震災がいい例ですね。
危惧するならやめておいた方がいいでしょう。一生に一度の買物ですしね。
参考URL:http://www.e-taiko.co.jp/index-table.shtml
お礼が遅くなり、申し訳ございません。
「絶対に安全」とは思っていませんが、どの程度のリスクを覚悟すればいいのか知りたくてここに聞いてみました。聞き方が悪かったかな・・・。
逆に言えば、過去の天災規模は想定して造ってあるということですね。参考にいたします。
ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
答えにはなってませんが、「スーパー堤防」の説明。
東京都が管理している隅田川、中川、綾瀬川等において、河川内のテラスかと併せて、従来のカミソリ護岸を改造し河川外側を盛土し、堤防の幅を50m程度に広げた幅の広い堤防。
従来のカミソリ護岸は、地域を高潮や洪水から守るために親水性より機能性を求めて整備してきた。スーパー堤防は、地域を高潮や洪水から守るとともに、大地震に見舞われても、大きな機能低下がなく応急復旧が容易である。
現在、隅田川の大川端、白鬚地区などで整備が行われている。
また、建設省が管理している河川のスーパー堤防は、江戸川、荒川、多摩川等の一部において、従来の台形型堤防を覆うように河川の外側を盛土し、堤防の幅を堤防高さの30倍程度に広げた幅の広い堤防をいう。「高規格堤防」ともいう。
現在、荒川の亀戸・大島・小松川地区、多摩川の稲城市尾大丸地区などで整備が行われている。
スーパー堤防は、後背地の土地区画整理事業や市街地開発事業などと一体的に整備することにより、河川の親水性の向上や水と緑の豊かなうるおいのある都市空間の形成にも役立っている。(東京都都市計画用語集'96より)
素人考えですが、なだらかな堤防をスーパー堤防とかっこよく呼んでいるんじゃないですかねえ。。。
お礼が遅くなって、申し訳ありません。
スーパー堤防のこと、詳しく教えてくださってありがとうございました。営業マンより詳しいです。
No.1
- 回答日時:
建設省のスーパー堤防関係の方と話したことがありますが、そのときオフレコで
建設省の方から、「安全だと思いますよね」と聞かれました。
本質はそこにあると思います。
つまり「絶対安全だ」というのと「絶対安全だと思う」のは決定的に違います。
建設省も「安全だと思っている」のです。
震災時に阪神高速が倒れたときも「安全だと思ったのだが」ですよね。
地震などの天災の被害予測は「このくらいの震度だと思う」とかの積み上げです。
予測を越えた天災が来たらどこに住んでも同じです。
極端な話、高さ50Mの津波が関東を襲ったら、基礎がしっかりしてるとかの
レベルでは全く対応できません。
たしかに万一のときは、掴んだ人が「運が」悪いってことかもしれませんね。
私だったら、そのときは運命だとあきらめちゃうかな・・・。
でも廻りが大丈夫でそこだけ倒れるってことはないと思いますよ。
osapi124でした。
お礼が遅くなり、申し訳ございません。
「絶対安全な場所」・・・うーん、何処だろう(笑)。そうですよね、そこだけ倒れていたら、コントです。ただ素人なのでどうも実感としてわかなかったんですよね。
建設省に限らずどこも100%安心とは言えませんものね。回答ありがとうございました。
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