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腰椎穿刺をした後、15分くらいはうつぶせで、その後45分くらいは仰向けで、計1時間ぐらいは安静にしておかなければならないと聞きました。
その時間の根拠とかはあるのでしょうか??

A 回答 (2件)

腰椎穿刺をした後、なぜ横になって安静にしなければいけないかは過去の質問にもあるので割愛します。



血管を穿刺した後は必ず圧迫止血をしますが、そのとき表在の静脈の場合は~分。深部の静脈の場合は~分。動脈の場合は~分…
こうした数字にもどれだけの根拠があるか?という質問に似ています。(多くは凝固時間、止血時間を基にしています)多くは経験則的に用いられていますね。

経験則といってしまうと科学的ではありませんね。私は簡単に言えば穿刺部位の穴が自然に滲出物で塞がるまでの時間に若干の個人差を踏まえてゆとりを持たせ、その上で危険が無いように徐々に圧が高くなるような体位も許す。そういう事だと思っています。
大元となる15分という数字は全凝固時間を踏まえているのだと思います。

動脈の造影目的の穿刺のあと一晩砂嚢で押さえる事に関しても同じです。通常の穿刺針よりも造影剤を流し込むための針は太くその分危険が増すというのが根拠です。こればかりは統計を取るデータは無いと思われるので、これまでの経験則としか言いようが無いと思います。

厳重な監視下に置き、こまめな確認が出来るのであればこれらの数字は変更可能ではないか?とも思いますが、現実は無理であり「あえて時間を短くする必要性」が?ですのでどこも行わないのだと思います。確かに腰痛症の患者など安静が難しい症例があるとは思いますがそれらに関しては主治医が個別に裁量をしていると思いますよ。
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この回答へのお礼

いつもいつも、回答ありがとうござます!!血液の凝固・止血についてもっと考えられるようにならなければなりませんね・・・。早くに回答ありがとうございました。

お礼日時:2002/05/25 21:02

腰椎穿刺の場合、出血とかとは別の問題があります。


一般に脊髄のまわりの袋に穴をあけて、脊髄を取り囲んでいる液体を採取するのが目的となりますが、その袋にあけた針穴から液体が漏れ出す事により、脊髄と繋がっている脳のまわりの液体の量が減少し、頭痛が起きる事があります。特に起き上がったり座ったりすると、腰の針穴との落差が大きくなって余計に液体の漏れが多くなり、頭痛も起きやすくなります。この場合、横になる事によって頭痛は改善します。
頭痛の程度は使用する針の太さとかによっても事なりますが、持続する時は1時間程度の安静では足りない場合もあります。
昔は、そのような場合セデスを投与していたのですが、今は市場にありませんので困っております。結局は、袋にあけた穴が塞がるまで横に寝ているしかないのですが・・・・・。
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