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以前、液体窒素で冷やした超伝導体が、レール(おそらく磁石でできている)の上を浮きながら移動する、という実験を見たことがあります。手でちょんと押された超伝導体は一定の速さのまま走り続け、カーブでもレールをはみ出さずに、スルスルと動いていきます。この原理はいったいなんなのでしょうか?

よく目にする、磁石が宙に浮いたままで動かないという超伝導の実験とは違うのでしょうか?マイスナー効果とピン止め効果については少し調べてみてなんとなくわかったのですが、もしピン止め効果があったとしたら、あのようにスムーズに平行移動できるのでしょうか?

むしろあれは、「磁束が進入していない状態」、つまりピン止め効果が無い状態のままなのですか?でもそれだとカーブを曲がれる理由がわかりません……。

専門的な知識をお持ちの方、わかりましたらよろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

レールから外れる方向や、上下の移動をすると、超伝導体の周辺の磁界の様相(強さや方向)がかわります。

このため、ピン止めで浮上している超伝導体は、磁界の様相が変わらないように、移動を妨げる力が働き、位置の保持がおきます。
これに対して、レールの進行方向には、磁束が均一になっています。
このため、ピン止め効果で浮上している超伝導体は、レール方向には抵抗無く移動できます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!参考になりました。

お礼日時:2007/03/23 11:05

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