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SAWフィルタなどで知られるSAWについて質問です。

1)そもそもSAWが何のことかわかっていません。サイトで調べましたが「表面弾性派」という用語がわかっていることを前提にしているものがほとんどでよくわかりません。

2)その「表面弾性派」だとどのような長所(短所)があるんでしょうか?

A 回答 (2件)

こんにちは。



SAW=Surface Acoustic Wave=表面弾性波とは,大ざっぱに言えば,「物質の表面付近が振動して伝わる波」です。弾性波というと何やら特別なもののようですが,"Acoustic Wave"の名が示すとおり,広い意味での「音波」と同じものです。(弾性波のうち,人間の耳に聞こえる周波数のもの,というのが狭い意味の「音波」)

では,なんでその現象がフィルタに使えるの?という所ですが,ここで「圧電」という現象も理解する必要があります。

「圧電」というのは,「物質を変形させると電荷が発生する」⇔「物質に電界を加えると変形する」という,電気と機械が相互に変換される特性です。こうした特性を持つ物質を「圧電体」といいます。

では,SAWフィルタとは?
SAWフィルタとは,表面弾性波を使って特性の周波数の電気信号のみを取り出す素子です。
圧電体表面に,ある周波数の電気信号を加えると,圧電体の表面が「機械的に」振動し,表面弾性波として伝わっていきます。この弾性波(音波)の波長は,信号の周波数と,圧電体の音速(材料に固有)によって決まります。(λ=v/f)
ここで,圧電体の表面に,欲しい周波数の信号の振動波長の間隔でくしの歯のような入力・出力電極を作っておいて,入力側にいろいろな周波数成分が混じった信号を加えると,圧電体の表面は欲しい信号の周波数・波長のみで振動し,出力側からは欲しい周波数の信号だけが取り出せます。

要約すると,圧電という性質を用いて,いろいろな周波数が混じった電気信号を,ある決まった波長・周波数の表面弾性波(圧電体表面の機械的な振動)に変換し,この表面弾性波をもう一度電気信号に変換することで,ある特定の周波数の信号を得る,というのが,SAWフィルタの動作原理です。

メリットは,小型で高性能のフィルタが容易に作れる事です。(同じフィルタをコイルやコンデンサを使って作るのはかなり大変のはずです)


いい感じの解説サイトがありましたので,よろしければご参考に。
http://jp.fujitsu.com/group/labs/techinfo/techgu …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。ご紹介いただいたサイトわかりやすかったです。「圧電」から勉強しなおす必要がありそうです。

お礼日時:2007/03/13 22:55

1番の回答でSAWが理解できたら、BAWとかFBARとかについてぐぐって調べてみると、もっと物知りになれますよ。


SAWよりももっと高周波を狙っています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2007/03/13 22:56

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