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私はいま浪人して心理学を学べる国立大学を目指しています。将来は安月給でも大学で研究職に就いて自分の興味のある分野を突き詰めていきたいと考えているのですが、いろいろ調べてみるとかなりの狭き門と分かりました。が、やはり苦労してでもやりたいという気持ちが強いです。文系で大学に残って研究を続けるというのはどれほど大変なのでしょうか(もちろん大学院まで出ようと思ってます。努力は最大限していくつもりです)大学に残ること自体が難しいのですか??出身大学でも残れないんでしょうか?

A 回答 (5件)

質問者さんと似たような境遇で心理学の専門職を目指していた者です。

関西の某有名私大におりました。今は就職して一般企業に努めています。

結論から言うと 「想像以上に狭き門」 だと思います。また質問に関しては以下のような状況です。

● 試験にさえ通れば修士課程であろうと博士課程であろうと大学にはいることができます。

● 出身大学の方が、修士試験には通りやすい傾向があることは確かです (コネでもなんでもなく出題傾向が当該教授の研究領域をベースにしている→ 内部生なら学部の授業で講義を聴ける→ 講義=試験準備になる、という話です)。

● 学部の時のゼミの先生は某国立大ご出身で院生の頃から、多くの研究論文を発表、賞も多く受賞されていましたが、5年くらい就職がなかったと言われました (5年で見つかれば相当運が良いとも言われましたし、賞を受賞して10年以上就職がない人もざらにいるとのことでした)。

● 院に進みたいと言ったところ、「がんばっても報われる世界ではないこと」、「院に行くなら東大か京大に行かないと話しにならない」 と言われました (後者はそれくらい覚悟を決めろ、という意味と、実際やはり学閥の問題を気にして頂いたのだと思います) 。 

● 要は大学教授という職業が超年功序列社会&ポストが限られているところに少子化の問題もあいまって、その人の能力に関係なく、就職先の絶対数がない、という問題です。院に行くなら現実を知ってから行け、と言われ大学院生やオーバードクターが多数バイトするシンクタンクでのバイトを紹介して頂きましたが、研究者になった人はバイトしていた3年間で皆無でした。またいつの間にか見なくなった人も何人かおりました。 南山大学の浦澤先生のH.Pに書いてあることが、一番現実感があると思います。検索して見て下さい。 学生の頃の友人が結婚して家を買って子供を作って収入も安定しているような状況で、自分は収入もなく、学歴の潰しも効かず (日本の雇用市場では文系の院卒はマイナス評価です) 、へたすりゃニートみたいな条件下を想像してみて、それでも研究をしていたい、と思えるなら迷うことはありません。私はこの段階で一般企業に進みました。 よくよく考えてみると研究をしたい、という気持ちは別のコンプレックスの裏返しであることに気づいたからです。本当に 「研究がしたい」 のですか?よく検討されることをお勧めします。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。心理学の専門職を目指されていたということで内情がよく分かりました。頑張っても報われる世界ではないですか・・・ うーん・・厳しいですね・・・ よく考えてみます。

お礼日時:2007/04/07 13:40

出身大学であっても、院の試験は何の考慮もなされません。



院試も大学入試も同じだと思ってください。
つまり、質問者さんが目指している大学の大学院が全国的に見て
超人気校でしたら、大学入試の時点よりももの凄く高い倍率
になるということです。
因みに院試のために浪人とかもあるんですよぉ~

でも、私は今の時点で院をあきらめた方が良いとは思いません。
院へいく前に、やはり学部での授業が待っています。
まだ、実際の授業を受けた事がないのに想像(ゴメンナサイ‥)
だけで進路を想定し、それに○か×か決める必要はないのでは?

やはり、強い意志というのは何にでも必要です。
自分にとって目の前にある障害はもしかしたら高いかもしれませんし、
思いの外努力すれば何とか乗り越えていけるものかもしれません。
現に院生は沢山いるんですから。
ハードルが少しづつ見えてきたときに、もう一度考え直すのもOKですし

ただ、やはり研究職は不安定な職に変わりないので、
親御さんにも相談してみると良いですよ。
一人で歩んでいけるほどの貯蓄が質問者さんにあれば良いのですが。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。kikikkoroさんはじめたくさんの方にご意見いただきましたが、やはりまずは大学に受かって、心理学を実際に学んで自分の適性や能力等を見極めてから考えようと思いました。厳しい、苦しい道だというのは皆さんのおかげでよく理解できましたが(今まで恥ずかしながらポストの数が決まっていることすら知りませんでした)やはりいま諦めて悔いを残したくはありませんので、自分が納得いくまで突っ走ろうと思います。

お礼日時:2007/04/07 13:55

> 文系で大学に残って研究を続けるというのはどれほど大変なのでしょうか


そもそもの募集が非常に少ないことは既出のとおりです。
一本釣りといわれる非公募で著名な先生からの推薦で決まる人事もありますが、減少傾向にあります。
教員公募についてもう少し具体的に言えば、地域や学部入学時の偏差値等(≒学生の水準)でも違うのですが、競争率は低くて30、高ければ80~100倍は覚悟してください。能力や実績を重ねるのは当然、その他プラスアルファも絡んできます。心理学を含めた複数分野の担当ができると強いですが、学位をとる過程を考えるとなかなか難しいものです。学閥を嫌う傾向の大学も少なからずありますし、出身大学だから、同窓の先生がいるから、などという甘い考えは捨てましょう。
もちろん、心理学の分野にもよります。臨床よりは基礎・実験の方が「比較的」就職もあるでしょうが、厳しいことは同じです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。80~100倍ですか!こういう具体的な数字を目にするといやでも厳しさが実感できますね・・・ よく考えてみます。

お礼日時:2007/04/07 13:48

私は院生ではありませんが、某大学で心理学を勉強していて、知り合いに何人か院生になった人がいるという者です。



その先輩や大学の先生(現教授・助教授)に話を聞いていると、「入ることも残ることも可能だけどそこでどうやって生きていくかが問題だ」ということでした。

研究だけで食べていくというのは不可能なので、研究を続けたいのなら博士号なりを取得してそれなりの職につく必要がありますが、その職がなかなかないというのが現実だそうです。
大学の先生も「自分はタイミングがよくてこの大学に拾ってもらっただけ」と言っていました。
博士号を取得して30代後半になっても進路が決まらず、まだ院に残ってしまっている人もいるそうで、それはキツイなと思いながら聞いてました。

なので、残ることは可能ですが、その後はそれなりの覚悟はいるかと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。30代後半で進路が決まらない・・・それも辛いですね。やはり運も必要になってくるんでしょうね。

お礼日時:2007/04/07 13:35

「大学に残る」というのは「教員になる」というのと同義です。

首尾よく教員になれたら、多くは授業を担当し、合間に研究します。ただ、大学の付設研究所教員に潜り込めたら、授業負担はありません(大学院授業はあることがあります)。

そして、大学教員になる方法ですが、国立大学だったら空きポストがないと絶対になれません。ポストは文部科学省の省令で決っていて、大学の裁量では雇えないからです(ただし、今後変る可能性はあります)。そして、空きポストが出るのは多くの場合教授が定年で辞めるときです。そのとき、准教授→教授、助教→准教授とトコロテン式に昇任すれば助教ポストが空きます。空いた教授ポストに外部の准教授が呼ばれることがあし、そのときはその大学ではポストは空きませんが、相手大学の准教授ポストが空きます。

日本中に心理学の教授が何人いるかを数えて、(定年年齢)-(教授就任年齢)を計算すれば、平均1年に空きポストが何個できれかが計算できます。このポストを博士課程修了者が争うわけです。いかに熾烈な競争かわかるでしょう。

私立大学にはポストという概念がなく、必要なら教員を自由に採用します。ただし、学生の払う授業料と心理学の必要コマ数を勘案して教員数が決りますので、決して採用数は多くありません。

出身大学でも、空きポスト(あるいは経営上許される採用予定)がなければ残れません。最近の教員採用は公募が主流で、全国から応募者が集まります。勝ち抜けるだけの業績が必要です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。空きポストですか・・・ 私は大学院を卒業すればそのまんま流れで大学に残れないのかなあと思っていたんですが、大学教員の数には限りがあるんですね。やはり甘くないんですね。

お礼日時:2007/04/07 13:32

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