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こんにちは。受験で現代社会を使用するので勉強しているのですが、
参考書が悪いのか、私の理解力が足りないのか、
中東情勢、イスラエルとパレスチナ、
ユダヤ人とアラブ人とアラブ諸国の歴史が
なんだかぐちゃぐちゃでさっぱり分かりません。
どなたか詳しく説明してくださいませんでしょうか。

A 回答 (3件)

 #1さんの言うとおり、簡単に説明できるものではありませんが、大雑把にポイントだけ説明します。


 まずユダヤ人・アラブ人というくくりが、実は非常に曖昧なのです。アラブ人はイスラム教の布教と共に広がったアラビア語系の民族が、欧州帝国主義の植民地支配と戦うために結束を深めていった人たちで、もともとは色々な民族が混じっています。大まかに言うとアラビア半島近隣のアラビア語を話す民族がアラブ人ということですから、非常に曖昧です。
 ユダヤ人は、ユダヤ教の信者もしくはユダヤ人を母に持つ者のことです。今から3000年以上昔にモーセに導かれて約束の地カナン(古代イスラエル)に住み着いたのが今のユダヤ人の先祖です。その後新バビロニアによって滅ぼされた古代イスラエルの人たちは約2500年にわたってヨーロッパなどで迫害され続けてきました(キリストを迫害・処刑した民族の末裔ということで)。
 中東情勢を語る上で最も重要な要素はイスラエル(パレスチナ問題)でしょう。
 事の始まりは第一次大戦の時、オスマントルコと戦うイギリスがアラブ人とユダヤ人の協力を得るために、パレスチナのアラブ人には独立承認を約束し、ユダヤ人にはイスラエル建国の支援をするという矛盾する二つの約束を交わします。
 その後第二次大戦中ドイツに迫害されたユダヤ人がイギリスとの約束を頼りに次々とパレスチナに移住していきます。
 ユダヤ人にとっては神から与えられた約束の地ですが、パレスチナ人にとっても先祖伝来の地ですし、エルサレムはユダヤ教の聖地であると同時にイスラム教の聖地でもあります(さらに同時にキリスト教の聖地でもあります)から、はいそうですかと明け渡すわけにもいきません。結果としてユダヤ人とパレスチナ人の衝突が起こります。
 その後アメリカで大きな力を持つユダヤ人がアメリカを通じて国連を動かし、イスラエル建国を認めさせてしまいます。
 こうして2500年の宿願をかなえたイスラエル人(ユダヤ人)と、追い出された格好のパレスチナ人との対立が、現在でも続くパレスチナ問題なのです。
 他にも中東は生活資源が乏しいため、ヨルダン川の水をめぐっての紛争や、油田の利権をめぐる紛争、宗教紛争などが入り乱れていますので、非常に複雑な様相を呈しています。
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成美堂出版 図解世界史

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その辺の歴史は、日本人にはなじみの薄い民族と国名が入り乱れ、専門に勉強した人でないと理解することができない難易度が高いものです。



「どなたか詳しく説明してくださいませんでしょうか」
とのことですが、ここの回答スペースでは到底説明不能です。専門家が分厚い本を何冊も書けるような雄大なテーマですから。

どういう大学を受験するのか知りませんが、そういった部分について突っ込んだ出題がされても「誰もできず、差がつかない」結果になります。ですのでそういう難解な所は「教科書に書いてあることを読んでおく」程度で良いでしょう。他の「他の人が得点できる部分」を落とさないようにしっかり勉強してください。
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