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ベンズアルデヒドとアセトンを2:1の割合で使いクライゼンシュミット反応を行うと、
主生成物にPh-CH=CH-CO-CH=CH-Ph
というのができると思うのですが、
副生成物にベンズアルデヒド1個、アセトン2個からできるやつもあると思います。主生成物が90%はできると思うのですが、
さらに収率を上げるには何をしたら良いでしょうか?
ベンズアルデヒドの量を多くする、主生成物を反応系から取り出す等がありそうなのですが、他に方法はないでしょうか?

おねがいします。

A 回答 (2件)

>副生成物にベンズアルデヒド1個、アセトン2個からできるやつもあると思います。

主生成物が90%はできると思うのですが、
PhCH=CHC(=O)-CH=C(CH3)2みたいな化合物のことですか?それはできないと考えた方が良いです。アセトンとベンズアルデヒドではエノラートに対する反応性が全く違います。

収率をあげるためには、地道に反応条件の検討(溶媒、温度、塩基の種類、濃度etc)を行うのが本来すべきことです。もちろん、そういう回答が求められているのではないことは承知しています。
考えるべき重要なこととして、「何に基づいた収率」をあげたいかということです。つまり、ベンズアルデヒドに基づいた場合であれば、用いたベンズアルデヒドと同じ物質量の生成物が100%ということになりますし、アセトンに基づけば、その半分の物質量が100%となります。
一般論として、一方の物質に基づいた収率をあげたければ、他方の物質を過剰量用います。ご質問の件でもその手法を用いれば収率は上がる可能性があります。ただし、当然のことながら、他方の物質は未反応のまま残ることになります。
現実問題として、アセトンは水に良く溶けますし、上述のように、残っても副反応の心配はありませんので、これを少し多めに用いるのも一つの方法でしょう。

それ以外にも精製の方法に改良の余地があるはずです。実際の操作を振り返って、考えてみて下さい。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/11 21:19

carbonyl基に対する求核付加反応における反応性は:


HCHO>R-CHO>R-CO-R>RCOOR
となります(理由は分かりますよね!!)。
この事から:
CH3COCH3から作られるCH3COCH2^-はPhCHOのcarbonyl基を攻撃して、CH3COCH3のcarbonyl基を攻撃しないのです。
収率向上に関してですが、90%も採れれば言うことなしです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/11 21:20

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