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中学生の子供が、校歌をおぼえてくるように言われたとのことで、家で歌っていました。

その中に「そこひも知らぬ○○の海」という歌詞があり、子供が字のまま「そこひ(hi)」と歌っていました。

私が、それは「おもひで」のように「ひ」と書いて「い」と読むのではないかと言ったら、子供は、先生から字面どおり「そこひ」で歌うように教わったとのことでした。

別にどっちでもいいようなものなのですが(笑)、私の長年の思いこみかもしれないなと気になったので、質問させていただきました。

読み方は「ひ」でしょうか「い」でしょうか?

A 回答 (3件)

  No.1の方が引用された万葉集の3750番の歌の原文は



 曽許比能宇良尓 (そこひのうらに)

と書かれていたらしいので、「そこひ」と言ったのでしょう。しかし、平安時代の途中から(正確な時期は調べなければ分かりません)語頭の場合は別として語中・語尾の「は・ひ・ふ・へ・ほ」は「わ・い・う・え・お」と発音するようになりました。たとえ歴史仮名遣いで書かれていても、読むときはそう読みます。昭和21年以後の「現代仮名づかい」以後に作られた歌詞ならなおさらです。「そこひ」と読ませるのは学校側の誤りでしょう。
 でも、一方的に批判されるのも気の毒ですね。似たような誤りをわれわれもおかしている可能性はありますから。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。すっきりしました。
行事のたびに校歌を聞かされるので、前からひっかかっていたのです。それと今回、歌のテストもあるらしく…。
事を荒立てる気は毛頭ありませんが(笑)、学校も間違って教えることがあるということですね。

お礼日時:2007/05/18 00:51

手元にある学研の『全訳用例古語辞典・コンパクト版』では、「現代かな使いでは、『そこい』」と表記されているので、発音としては、「そこい」っぽいですね。

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この回答へのお礼

ありがとうございます。「そこい」っぽいですか。
普段はまず口に出して使わない言葉ですもんね。でも学校ではちゃんと教えてほしいです。

お礼日時:2007/05/17 19:04

大辞林 第二版 (三省堂)



そこい ―ひ 【底方】<

きわまる所。はて。きわみ。限り。
「天地の―の裏に我(あ)がごとく君に恋ふらむ/万葉 3750」
――も知らず
はてもなく深い。限りがない。
「棹させど―ぬわたつみの深き心を君にみるかな/土左」
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この回答へのお礼

さっそくありがとうございます。
どちらの読みもアリということでしょうか?

お礼日時:2007/05/17 18:02

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