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無機イオン分離法のWest法と硫化水素法について詳しく調べたいのですがどのサイトに行けば詳しく調べられるのですか?自分で調べてみたのですがなかなか思うように調べられません。お願いします。
高校の化学で塩は完全分離(酸塩基の範囲です。)すると習ったのですがこれはなぜ完全に分離するのですか?詳しく知っている方がいらっしゃいましたら教えてください。

A 回答 (2件)

ANo.1 ミスタイプ訂正:



族、分族 → 属、分属
に訂正します。
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West法と硫化水素法:



いずれも系統的定性分析法です。
定性分析とは、試料に含まれる(この場合)イオンの種類を決定する手段です。
系統的とはイオンの性質にしたがってグループ分け(分族)することを、階層的に繰り返し、最後は各イオン特有の反応を利用してそのイオンの存在を確認することから、そう呼ばれています。

さて、本題に戻って、
West法はイオンの基本的な分族の際に水酸化物の沈殿反応を利用する方法です。
硫化水素法はイオンの基本的な分族に硫化物イオン(S^2-)を使う方法です。

West法は、有毒な硫化水素ガスあるいは硫化水素を発生する試薬を使用しないというメリットがあります。
その一方、処理全体が複雑で、かつ元素(イオン)の性質を表す周期表とイオンの分離の進み具合を関連付けることが難しい、というデメリットがあります。

現在、実務的な定性分析は、機器分析が主流となっており、定性分析実験は、金属(およびイオン)の性質を系統的に理解させる為の教育として行われているのが実情です。
このため、定性分析(実験)としてWest法を採用しているところは殆どないと思います。

というわけで、私もネットを検索してみましたが、おすすめ出来るページは見つかりませんでした。
むしろ、「定性分析」というようなタイトルの書籍を参考にされたらよろしいかと思います。
日本化学会から出ている、実験化学講座(新旧いくつかの版があります)の該当する巻にもあります。


<高校の化学で塩は完全分離(酸塩基の範囲です。)すると…

ここで言う「分離」は解離のことだと思います。
(水に溶けた)塩は、水の誘電率によって、正負のイオン間の引力が減少するために構成イオンに分離します。
この現象を「解離」と呼びます。
上の定性分析に於けるイオンの「分離」とは意味が異なります。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2007/06/23 06:18

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