
交流電圧波形について教えてください。
三相交流波形はオシロスコープで確認すると位相角が120度ずつずれ、単相3線の波形をオシロスコープで確認すると180度ずれて正弦波を描くと教わりました。
先日、電気工事に来た方が、家庭に引き込まれている単相3線の波形はずれないで同じ時間軸上で同じ正弦波形を描くと言ってました
つまりは柱上の変圧器で高圧の単相2線を2回路にわけて低圧にしているということなのでしょうか?
それを合成して倍の大きさになるから200Vも取れるんだと言ってたのですが本当なのですか?
素人的な質問で大変恐縮ですがどなたかご回答お願いいたします

No.1ベストアンサー
- 回答日時:
単相3線を仮に、A-N-B としましょう。
A-N間は100V、N-B間も100Vで、A-B間は200Vです。ベクトルの向きは、A→N と N→B が同じです。電気工事の人は、3相交流だと120度の差があるのに比べて、単相3線の場合は同一線上にあるという意味で「同じ」と言われたのでしょうが、それはベクトルの向きを無視していて若干不正確です。オシロスコープの2現象で表示する時は、Nをコモン(アース側)につないで、AをNO1入力に、BをNO2入力につないで波形を見ると、波形はNを基準に、A←N と B←N を見ているので、位相は180度違います。
位相差が0度と言うのと180度というのは、ベクトルの向きをどう採るかという違いだけです。
Denkigishi 様
非常にわかりやすくご回答いただきましてありがとうございます。
また、返答遅れましたことお詫び申し上げます。
実は、回答していただいてから実際に確かめてみたくなり、知り合いに頼んで試験してみました。
確かに、おっしゃるとおりオシロスコープではA←N と B←Nの波形を表示するため180度反転した波形が同時間軸上に表示されていました。
ベクトルの方向を合せた接続ができる機器に変えてみたら、確かに同じ波形を同時間軸上に表示し波形は重なってみえました。
三相交流波形は、A→B、B→C、C→Aと電気の流れる向きに合せた接続することによって、120度の位相角のずれた波形を表示することを考えれば、ベクトルの向きに合せた接続をすることによって表示された波形が正確な波形ということでよろしいのでしょうか?
また、重ねて質問になってしまいますが(今思いついてしまいました)単相3線の電流波形は同時間軸上では180度反転した波形でよろしかったでしょうか?
中途半端な知識な上、素人的な質問を重ね重ねしてしまい大変恐縮ですが、ご回答いただけますと幸いです
宜しくお願いいたします

No.3
- 回答日時:
Nは中性点と言いまして、通常はアースつまり大地に接地されています。
従ってこの点を原点として考えるのが正しい電位の採りかたです。Denkigishi 様
重ね重ねご丁寧に回答していただきまして、本当にありがとうございました。
今後、またお世話になるようなことがありましたら、どうぞ宜しくお願いいたします。

No.2
- 回答日時:
3相については貴殿の理解で結構です。
電流については、負荷が純抵抗であればそれでよろしいが、厳密なことを言うと、負荷にコイルやコンデンサが含まれていると、力率によって少し位相がずれます。
Denkigishi 様
すぐにてのご回答ありがとうございます。
なるほど!と感心させられてばかりです。
そうですよね最近の負荷機器に純抵抗の負荷機器は少ないですよね。
ずれが生じることをすっかり忘れていました。
たしか、三相3線の電流波形は電圧波形に対してコイルやコンデンサによって遅れや進みを生じる。。。習った気がします(お恥ずかしい限りです)
ちなみに、単相3線の波形を人に説明する場合、Nを起点としたときはAとBは逆位相になり180度の位相差を生じると説明しても問題はないのでしょうか?
電気工事の方が言ってたようにその考え方はふさわしくないのでしょうか?
宜しくお願いいたします
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