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ふと疑問に思ったのですが、慰謝料請求の相手方(慰謝料を払わされる方)が死んだ時、その配偶者、若しくは家族などに対して、慰謝料の請求は可能ですか?
特に、協議中のとき、つまり相手が慰謝料を払う、という確定に至ってないときに、相手方が死んだ時はどうなるのでしょう。

A 回答 (2件)

慰謝料は法律上損害賠償債務(債権)となります。


よって、債務者が死亡した場合、当然その相続人が債務も相続します。
そのばあい、相続割合(遺産相続分割書か法定相続分)で個々の相続人が債務を負います。
債務者死亡時に債務が確定していない場合は、債務を相続する相続人との間で交渉し、債務を確定させます。任意に債務が確定できない場合は、損害賠償請求の訴訟を相続人相手に起こすことになります。

また、相続において相続放棄を行った相続人は当然に損害賠償債務から逃れます。最終的にすべての相続人がいなくなれば、相続財産は国庫に帰属するので、相続財産を上限に債務が弁済されると思われます。

この回答への補足

ありがとうございます。
素人ですみません。
こと慰謝料に関してもそのようなことになるのでしょうか。
慰謝料は場合によっては当人しか分らない事情(浮気であったり、法律上では厳密でないもの)などの場合は・・・
もっといえば当事者が生存していれば、裁判官が和解を勧告するような内容の場合もken200707の言われるような内容になるのでしょうか?

補足日時:2007/07/19 10:46
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まず、前回の回答にありますように、慰謝料とて損害賠償の一形態にすぎません。

よって、慰謝料の場合も前回の回答内容となります。

次に、補足内容に関してですが、それはもう法律の問題ではなく、科学、あるいは哲学の問題です。

以下に一例をあげてみます。
信号のある横断歩道を自転車で飛び出した人(以下A)が、走行してきた自動車(運転手を以下B)に跳ねられ、死亡しました。この時、自動車側の信号は青表示であり、それは事故車両の後方を走っていた目撃車両上の人の証言によって明らかでした(運転者は飲酒などの道路交通法上の違反は皆無であり、目撃車両の人物の証言は十分信頼できるものとします)。
このような場合、赤信号で飛び出したAの過失は重く仮に8:2とします。
ここで、実際にはAは死亡しているので主張できませんが、真実(誰も認識していないが、本当におこったこと)が以下の場合、
1)実は自転車側の信号も青表示だった(信号機が一時的に故障していた)
2)実は自転車は赤信号で停止していたが、目撃されていない第3者に無理矢理押し出された(殺人行為)
3)実はAは自殺するつもりでBの自動車の前に自分の意思で飛び出した(自殺)
これらの場合だと、事故に対する責任は
1)A,Bとも無過失(あるいは過失は極小)で、主たる責任は信号機の管理者やメーカーにあるのは明らかです。
2)故意による犯罪なので、A,Bについて事故(事件の)過失を論じるのは無意味です
3)Aの故意による行為なので、Bについて過失を論じることは無意味です。
しかし、実際はAが死亡しているので、上記のような主張や証拠の提出を行うことは不可能です。

よって、いずれの場合もBはいわれのない過失責任を負うことになりますし、Aの遺族も同様にいわれのない過失責任を負うことになります。そしてそれを防ぐために必要な証言や証拠をAから引き出すことは現時点では不可能です。

同様に、補足で上げられているケースでも、死者から“死者しか知らない事情”を聞き出すのは不可能ですし、知ることが出来ない事情をもとに、和解を勧めることも不可能です。

裁判制度も裁判官も万能でも無謬でもないので、このようなケースでは現実を受け入れてあきらめるしかありません。
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この回答へのお礼

まず、正直に、わかりやすく教えていただきありがとうございます。
ただ、
>現実を受け入れてあきらめるしかありません。
というのがひっかかります。
私はこの事件例では当事者ではないので「そうですか」で終わりますが、当人にとっては生きるか死ぬかの一大事に発展しかねません。法律はそういったところは”浅い”のでしょうか?
故意にねじり返すことは可能ではないのでしょうか?

お礼日時:2007/07/20 18:17

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