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総合商社にとって為替の影響はありますか。
海外資源を持っている場合には円安が有利なような気もしますが、一方で日本の製品を輸出したときにも、最終的に円安のほうが有利な気もします。
こう考えると、輸入も輸出も同じように(円安有利)となってしまいますが、なんだかおかしいような気も。。。。

どう考えたらよいのでしょうか。

A 回答 (3件)

商社が衰退したのは商社の強みがなくなったから聞きました。


つまり貿易するなら貿易会社があるし、石油を売るなら石油会社があるというようにそれぞれその分野だけならば専門の会社の方が強いわけです。
ならば商社の強みは何かといえば、『情報』だったわけです。つまり世界を股にかけるわけですから、石油掘っている時に得た情報で小麦を売るというような事ができたわけですよ。
それがIT技術の普及で世界の情報が簡単に手に入るようになったから、商社の強みが消え中途半端になってしまったという話を聞きました(真偽は不明)。

まあ恐らく原因は一つではないと思います。
ぶっちゃけバブル崩壊のダメージを受けたとか(商社は結構ダメージを受けた業界だと思います)、その後の日本が不景気の煽りを受けたというのも大きいと思います。特に大量の資金を使い一発でかい仕事を掘り当てるという総合商社のビジネススタイルはデフレ不況に苦しんでいた当時の日本では少々危険が高すぎたのかもしれません。

↑のは全て根拠が無い話なので話半分に聞いておいてください。
今現在は景気も持ち直し日本は金余りですから、資源高のブームに乗って結構やりたい放題やっていると思います。

ちなみにトリビア知識ですが、総合商社という企業体は日本にしか存在しないらしく。英語には総合商社の訳語が無いそうです(真偽は不明)。
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この回答へのお礼

goottttさんの深い御見識に脱帽しました。。。。

非常によく理解できました。

>結構やりたい放題やっている
確かにそのとおりですね。拝見していて思わず笑ってしまいました。

>総合商社という企業体は日本にしか存在しないらしく
財閥関連ならば海外でもあるでしょうに、、、不思議ですね。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/07/28 02:35

まあ総合商社も日本企業ですからね。

基本的には普通の企業と同じですよ。資源開発の場合は共同開発する代わりに優先的に資源を譲ってもらうわけです(量や価格を優遇してもらう)。

ちなみにプラント輸出の時は『日本企業と組んでやる』時は円安有利でしょう。組んでいる企業が円安で儲けているのに商社が儲けられないのも、組んでいる企業が円高で苦しんでいるのに商社が儲けるのもおかしいでしょう。利益の一部が商社に流れると考えれば、取引先の利益が商社の利益に直結すると考えて良いと思います。
『外国企業に頼まれて日本国内にプラントを作る(輸入)』する場合は円高有利でしょうが、実際は前者の方がずっと多いと思います。

総合商社も日本企業ですからね。仕事をする時もまずは日本企業の為に動く事が多いのだと思います。
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この回答へのお礼

二度目のお答えありがとうございます。

かなりよくわかりました。
商社がいろんなところで活躍していることや、物流に関係する業種ということはわかっていましたが、実際のところ、その経営の仕組みがあまりよくわかっていませんでした。しかし、goottttさんのおかげでなんとなく理解できた気がします。

商社には為替関連とか商品相場を扱う部門がある事を聞きます。それらから、世の中の情勢や変動をかなりヘッジできているようですね。

しかし不思議なのは、今まで株価は非常にさえなかったような気がします。商社の基本的な(物流)は人間が生きていくうえでかなり基本的な部分かと思うのですが、なぜ社会的な認識が低かったんでしょうか??

商社自体あまりに巨大すぎて、内部にシナジーが生まれず、会社内でも利益そう反する部門があったため、と、どこかであったような気もしますが、実際はどうなのでしょうか。
何度も申し訳ありませんが、ご教授いただけないでしょうか。

お礼日時:2007/07/28 01:13

輸入では円安は不利です。


商社が輸入する海外資源は大抵どこからか買い付けて、それを輸入するわけです(資源開発に参加するときもありますが、それでも代金は払っている事が殆どです)、そしてその時の代金はドルで払うわけです。
翻って国内企業に売りつけるときは円で代金を受け取るのでドル換算では同じ額を受け取っただけでは利益が減少するでしょう。円安変動のコストを折半するにしても、利益が減少するのは変わりないでしょう。

      資源会社
代金 100万ドル↑↓資源
       商社
代金   1億円↑↓資源
      国内企業

ここで
1ドル=90円の円高ならば商社は1000万円の黒字
1ドル=110円の円安ならば商社は1000万円の赤字です。
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この回答へのお礼

深夜にもかかわらずお答えありがとうございます。

資源開発における日本総合商社は対価として(もの)を受け取るのではないんですね。。。。
海外資源取引であればドルベースであるため、日本輸入の際ではより多くの円を獲得できるため、(もの)ならば円安有利だと思っていました。
要はその商社の輸出入の事業構成により、最終的に為替の影響度合いが決まってくるのでしょうね。
しかし、最近は海外の大型施設をかなり受注しているようですが、これは為替によりどう影響を受けるのか疑問です。
商社そのものには高度な技術はないため、単に日本の別企業に仕事を斡旋しているような気がするので、単純に輸出と考えられない気もします。この際の商社の儲けの仕組みはどうなっているのでしょう。

最近の経済新聞で(円高のため商社株が売られた)と出ていたため、そんなに簡単に言ってしまっていいのであろうか、と考えた次第です。

お礼日時:2007/07/27 02:22

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