アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

日本は政治的な許可が下りれば、すぐにでも核爆弾・ミサイルを製造し、配備することができるというのは本当でしょうか?

A 回答 (15件中1~10件)

 すぐに、というのは無理でしょうが、それなりの予算と時間をかければ可能です。

核弾頭そのものは(小型化も含めて)それほど難しいことではありませんし、ミサイルの技術もHシリーズやMシリーズで十分蓄積されています。H2シリーズの失敗が心配という向きもありますが、目的や精度が異なりますので核ミサイル程度への転用なら可能でしょう。足りないのは実験場くらいでしょうか。
 ただし、日本が核武装しても経費対効果が見合うとはとても思えません。滅多に使うことはできない(使っては困る)し、維持に経費がかかりすぎます。現に米露はもてあまし気味、いまどき喜んで増やそうとしてるのは中国くらい(印パや北朝鮮はちょっと事情が複雑)でしょ。
    • good
    • 0

ちなみに、原子力船むつは放射能漏れではなくて、放射線(中性子)漏れですね。


もう、33年も前の話です。当時、世界で4番目の原子力船でした。
    • good
    • 0

無理です。


理由は3つ。
(1)開発、運用する技術がない。
(2)核実験場が確保できない。
(3)コストパフォーマンスが合わない。

(1)について
よく、「日本の原子力技術の水準は高いから、核兵器開発も可能」と言われますが、
実際にはそんなに単純ではありません。
今から開発するとしても、数年でできるものではないでしょう。
おそらく十数年はかかると思います。

なぜなら、技術とは知識の世代による蓄積と系譜だからです。
ある日突然、天才的な科学者・技術者が新技術を生み出すわけではありません。
そこに至るには、大学や企業などで何世代もの間
技術者による技術の伝承があったからです。
日本の原子力技術が高いのは日立、東芝などの民間企業です。
学術的には、学部が少ないためにそれほど高くありません。
まして、兵器として使用可能な核物質の製造は、
原子力発電所なんかを開発、運用する技術とはまったく別物です。
日本には知識もノウハウもありませんから、
人材の育成からはじめる必要があります。

同じような理由で、日本は航空技術、情報技術なども弱いです。
逆に、医学、機械、電子、電気、建築、化学などは、
昔から研究が盛んで学部も多いので、日本の強い分野といえます。

(2)について
現在の核兵器は、使用する核物質が本当に爆発するかは
使ってみないと分かりません。
核保有国が時々実験を行うのは、確実に作動するかどうかの確認です。
よって、定期的な核実験が不可欠となりますが、
国土の狭い日本では実験場が確保できません。

(3)について
戦争とは、簡単に言えば国家の持つ「国力」を
「戦力」に変換して比べあう行為です。
兵器とは、「国力」を「戦力」に変換する道具であり、
その変換効率のいい兵器ほど、いい兵器となります。
レーザー兵器なんかが既に実現可能なのに実戦で使用されないのは
変換効率が悪いからです。
鉛を火薬で飛ばす兵器のほうが、ずっと効率がいいわけです。
核兵器は、兵器の中でも最悪に変換効率の悪い兵器です。
核兵器は、核兵器単体で持っても意味はありません。
大陸間弾道ミサイルや、先制攻撃を受けた際、報復するための
原子力潜水艦など、システムとして整備する必要があり、
非常にコストがかかります。
にもかかわらず保有する理由は、それだけの政治的意味を持てるからですが、
核兵器による先制攻撃を受ける可能性が全くない今の現状では
コストをかける意味もないでしょう。
ミサイル防衛システムや、情報機関(日本版CIA)などにコストをかけたほうが
まだ有意義でしょう。
    • good
    • 0

非核三原則さえ撤廃すれば、「今すぐ」は不可能でも、ある程度の時間をかければ開発可能です。



基本的に原爆は60年以上昔の技術であり、理論については十分わかっています。
ウランの濃縮技術など詰めるべき点はありますが、人員と費用さえ手当てすれば日本の技術力であれば十分可能でしょう。
(原爆はアメリカ・ソ連だけでなく、中国・インド・パキスタン、さらには北朝鮮さえ完成間近の技術なのです)

まあ、実験場をどこにするとか、NPT条約から脱退しなくちゃいけないなどの様々な政治的な課題がありますし、おそらく特定アジアを始め多くの国々から非難ゴーゴーとなるでしょうが、まあ難しくても不可能というレベルではありません。


ところで、国際的な圧力をクリアしつつ、日本に核ミサイルを配備する案が一つだけあります。
それはNuclear Shareです。
ドイツやトルコ等のアメリカの同盟国で採用されている案ですが、アメリカ軍の核ミサイルを自国に配備し、平時はアメリカ軍が管理しますが、有事はその国の軍人が発射ボタンに手をかけるようにします。
これならば、現在のNPT体制に矛盾せず、日米同盟も堅持し、しかも抑止力として十分な核ミサイルを配備可能となります。
この案の場合、非核三原則を見直すだけで、実現可能となるのです。

日本ではなぜか議論の俎上にも上りませんが、実現可能なこの案を、マスコミをはじめ広く日本国内で議論・検討する必要があると私は考えています。
    • good
    • 0

素人の私が考えても、はじめで(枠組みつくりで)、つまづくと思います。


・ウランやプルトニウムの濃縮設備が必要
 原子力発電所で使っているウラン235、副産物としてできる
 プルトニウム239は2%くらいの濃縮度しかありません。
 これを兵器級40-50%以上にする濃縮設備が必要。
 アメリカでは、ハンフォードなどがその地点ですが、まわりに
 白血病の患者などが多発して問題になっており、プラントを
 廃棄するにも多額のお金がかかるため、いつまでたっても廃棄
 できていません。そんなのをどこに設置できますかね。
・水爆の場合は、三重水素(トリチウム)を核融合反応の起爆剤
 に使いますが、これを製造するための特殊な原子炉が必要です。
 そのお勉強から始めなければなりません。
・実験をどこでやるんでしょう?
・メーカはどこが引き受けるんでしょうか?一社ではできないことは
 明らか。
・研究所はどうするのでしょうか?ロス・アラモスのような研究所は
 日本にありません。新設するのでしょうか。
ということで、「すぐにでも」というのは、素人よりも素人の
発言として聴いておいたほうがいいでしょう。
しかし、「すぐに」ではなければ、やろうと思ったらできるでしょう。

原子力潜水艦というと、むつを思い出しますね。放射能漏れで
使い物になりませんでした。日本の技術は汎用技術。過信はやめるべき。
    • good
    • 0

>もっとも簡単な核武装は、原爆を巡航ミサイルに搭載し、それを護衛艦や潜水艦に配備することです。



 おやおや、撃墜が容易な運搬手段に報復能力の総てを賭けると?
 それはどうでしょうかね?相互抑止がそれなりに機能しているのは、それが防御不能であるという点からスタートしてるんですよ(だから露助はMDに抜きがたい不信感を持っているわけで)。
 行動に限界のある通常潜では戦略パトロール任務に支障がありますし、浮いている船は位置の特定が簡単で、やはり第一撃に対する生存性という面で劣ります。
 しかも、巡航弾なら、ある程度敵に接近する必要があるんですが・・・。やるんなら、温和しく弾道弾の方が良いと思いますけどね。

 そもそも、巡航ミサイル、特に陸上を飛翔する際の誘導はどうなさるんですか?この分野、日本は全く手付かずですが。シースキマーがすぐにでも陸上に転用できるなんて寝言は止めて下さいね。海面と比べ、複雑な地形が横たわる陸上は条件的に厳しめです。
 敵地の測量から始める?それこそ
「すぐにでも」
という条件は遠のきます。ALOSじゃ解像度が不満ですから、専用の衛星を開発し、誘導を密にするために、日の丸GPS衛星を打ち上げねば。
 夢想的なペースですら、システムの完成は相当遠いことでしょう。

 また、運搬と運用に目をつぶったとしても、幾つかの技術的ハードル、例えば爆縮なんていう、核兵器の根幹的な部分は依然として残るわけで、これがクリアされてない以上、やはり
「すぐにでも核爆弾・ミサイルを製造」というのは困難です。

 あ、まさかガンバレル型で核武装を目指すと?材料の調達である濃縮はホイホイとできるモノでもありません。何でも良いから、とにかく核爆弾が欲しいとなれば、これが最も速いでしょうが、それでも「すぐにでも」というほどのスピードでは出来ないでしょう。年単位のプロジェクトですね。
#製造するんだからラインも作らなきゃいけないし

 また、物理的な特性上、この型は小型化に限界があります。運用を考えた場合、相当大きなペイロードを持った巡航弾乃至弾道弾を開発しなければなりませんね。既存のランチャにも入らないので、護衛艦等も改修が必要ですし。
 取りあえず作ると、ますますハードルは高くなるわけで・・・
    • good
    • 0

意思の力さえあれば、出来ないことはほとんどない。



が。

イギリス-ご承知の通り、核抑止力を戦略原潜のパトロールによって担保している-の次世代戦略原潜の取得費が5兆円。
#但し、戦略原潜を0から取得しているわけではないので基礎研究費などが浮いている。

コレに積む
トライデントミサイル:36億円/基
核弾頭100億円/発(国連試算、らしい)
最低限のパトロール単位で3隻を運用、一隻に弾道弾10基、弾道弾1基につき弾頭を10発積むとして
(36×10+100×100)×3=31080億円
目茶目茶になる外交関係
#これを戦力化する間、どこの核の傘にも入れずに濡れて寒い。

得られる核抑止力:プライスレス。

冷静に考えて、どっちが良いかですな。回答子は現状のほうがまだマシな気がしてなりません。

更に言えば、素人が考えただけでも
爆縮レンズ
弾頭の再突入技術
弾頭の誘導技術
原潜の建造技術。特に原子炉・駆動系。
潜水艦発射弾道弾の技術確立
安全なパトロール海域の確保
など様々なクリアすべき課題があります。
「すぐにでも」はフカシすぎでしょう。

 同じ夢を見たフランスは戦力化に16年を要しています。しかも、これは核実験し放題にして、です。
 さらに、フランスの初期の戦略原潜は問題を抱えており、原潜をとっかえを行い、これが全て終わったときには50年以上と、疲弊しきった海軍を抱えることになりました。

この回答への補足

もっとも簡単な核武装は、原爆を巡航ミサイルに搭載し、それを護衛艦や潜水艦に配備することです。

補足日時:2007/08/23 06:18
    • good
    • 0

No.5です。

 そうですね、核武装した20-30隻程度の原子力潜水艦と同じく20-30機程度の戦略爆撃機を常時世界のどこかに配置しておけば、国土の狭い日本でも核抑止力を持つことが出来るかもしれません。 でもそんなこと実際に可能だと思いますか?
    • good
    • 0

核ミサイルを作るのと原潜を作るのとでは, レベルが全く違うんだけどな....


それに, 原潜 1隻ではやっぱり無意味に近いし. いくら半年間は潜れるといっても, 永久に潜っていつづけることはできないので, いずれ補給を受ける必要があります. そのタイミングをねらえば, 原潜といえど無敵ではありません.
    • good
    • 0

作ることは可能ですが、使うことのリスクが高いです。


半島や大陸に撃ち込んだら、偏西風に乗って死の灰が日本に降ります。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!