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「とどめぬ」の「ぬ」は、助動詞「ぬ」の終止形で否定の意味を表している。で合ってますか。

A 回答 (8件)

OKATさんのおっしゃるとおりで、「とどめぬ」は「顔」に係る連体修飾語で、「ぬ」は打ち消しの助動詞「ず」の連体形です。

「とどめない顔」という意味でしょう。その他の説明も、OKATさんと同じです。

詩の場合、句点がつけられない場合も多いので識別が難しいですね。意味の流れ(文脈)から判断するしかないでしょう。
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 どうやら、これは現代詩の一つと思われます。

本来現代詩なら現代語(口語)で書くのが普通です。「とどめぬ」は「顔」を修飾しているから、現代語なら「とどめない」と書けばよいのですが、そこだけ文語調で書いたと思います。
 「とどむ」+「ぬ」(打消の助動詞「ず」の連体形)と考えられます。このような部分的な文語調の用法はよく見られます。
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「打消」の助動詞の終止形に「ず」とともに「ぬ」が使われ出したのは鎌倉時代以後のようです。

したがって、「とどめぬ」という文がどの時代の文章に出てくるのかが問題です。平安時代の文法を中心に考えるなら
 打消  終止形=「ず」 連体形=「ぬ」
 完了  終止形=「ぬ」 連体形=「ぬる」
となります。なお、最近の「日本語文法」では「否定」という言葉を使いますが、「学校文法」では「打消」と言います。もっとも、「日本語文法」では「助動詞」を認めなかったり、認めても少数ですが。

 この「ぬ」の区別を考えるのに適した短歌があります。

 秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる

 「来」の読み方、「ぬ」の意味・活用形、「ね」の意味・活用形、「ぬる」の意味・活用形などを考える材料になります。

 結論は、皆さんおっしゃるように前後の文を見なければ出ません。

この回答への補足

詩の中で、戦火のあともとどめぬ と出てきます。
口語文です。
返信遅くてすみません。

補足日時:2007/10/09 00:29
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#4様。

御指摘の通りです。
当初、「日ぞ暮れぬ。」という例を挙げたり、終止形・連体形に下接する主な語例を挙げたり、「完了であると【だいたいの場合】言える」と書いたりしたのですが、混乱を恐れ省略(簡略化)しました。

句点の前は終止形、一部例外(係助詞「ぞ・なむ・や・か」と呼応して文末を連体形で結ぶ場合)あり、と覚えればいいでしょう。

この回答への補足

詩の中で、
向き合った互の顔を
も一度見直そう
戦火の跡もとどめぬ
すこやかな今日の顔
すがすがしい朝の顔を

と出てきます。返信遅くてすみません。

補足日時:2007/10/09 00:46
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句点があったとしても, 連体形要求の係助詞があったりする可能性も>#3.

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garamondさんのおっしゃるとおりですが、文語であると仮定して答えると……。



「とどめぬ」が文語の場合、「ぬ」は打ち消しの助動詞「ず」の連体形「ぬ」か、完了の助動詞「ぬ」の終止形です。よって、
>助動詞「ぬ」の終止形で否定の意味を表している。
という文言は、それ自体が矛盾を含み間違いです。終止形が「ぬ」になるのは完了の助動詞であって、打ち消し(否定)の意味を表す「ぬ」は終止形「ず」の連体形だからです。
また、完了の「ぬ」は連用形に、打ち消しの「ぬ(ず)」は未然形に接続します。下二段活用動詞「とどむ」は、未然形と連用形が同形でともに「とどめ」です。よって、「とどめぬ」というだけでは、「ぬ」が完了か打ち消しかが決まりません。仮に「とどめぬ。」というように最後に句点が打ってあれば、「ぬ」は完了であると言えます。

結局、garamondさんがおっしゃるように、前後にある言葉がわからない限り、「ぬ」の正体もわかりません。
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口語か文語かを書いて下さい。


また前後に言葉があるでしょう。
それによってはっきりしたことが言えます。

文語
1.打ち消しの助動詞「ず」の連体形。
2.完了の助動詞「ぬ」の終止形。

口語
1.打ち消しの助動詞「ぬ」の終止形。
2.打ち消しの助動詞「ぬ」の連体形。
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ぬ って完了か強意しかなかったような。

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