

No.3ベストアンサー
- 回答日時:
質問者さまは既に英語の論文は書かれたことがおありでしょうか?
博士論文は英語で書く人が多いですが、博士論文を書く段階では、既に英語で書いた雑誌論文が1~2本はあるのが一般的です。(分野によって本数は異なりますが、最低1~2本以上はあることが博士論文提出の条件になっているので。)元になる論文があっても、構成上、一から書き直す人もいますが、一般的には、既に書いた雑誌論文を再構成し、必要な分を書き足して博士論文として十分な長さと詳しさにする、というやり方をとることが多いです。
つまり、博士論文を書く段階では、学生は自分の論文を英語で書くだけの訓練は十分積んでいますし、土台になる自分の論文もあるので、指導教員は一から指導しなくても済みます。それでも、本音としては、学生のひどい英語はなるべく読みたくない、とおっしゃる先生方は多いです。
修士論文を書く前に、一度も英語の論文を書いたことがないのであれば、指導教員が日本語で書いてほしい、とおっしゃるのはもっともだと思います。博士課程の学生であっても、論文としての書き方の間違い以外に、多少は英語の間違いも指導しなければいけません。(大抵は、教員が指導したり、学生自身が外部の英文校閲者とメールなどでやりとりすれば、学生本人だけで修正できることが多いですけど。)まして、修士の学生で先に土台となる雑誌論文もないのであれば、論文の書き方の指導に加えて、英文の書き方の指導もかなりしなければいけません。
論文に限りませんが、他人の文章を添削するのはかなり大変な仕事です。自分が書いた方が百倍早い!、と思う気持ちを抑えて、何度も何度も細かくチェックしてなるべくこなれた文章になるように指導しなければなりません。もちろん、それも教員の仕事のうちですが、ある程度論文を書く訓練ができている博士課程の学生に対してさえ、英語が不得意な学生の指導をする場合には(間違いを指摘しても、なんで間違いなのかわからない、という顔をされたときなどには)、「オレは英語の先生じゃねーよ!、先に英語の勉強をしてこい!!」と思うときもあります。
論文レベルの英語を書く訓練がある程度できているのであれば(論文の英語は英語としてのレベルは特に高くありませんが、論文としての言い回しや専門用語には慣れる必要があります)、修士論文であっても英語で書いていいと思います。でも、一から練習のために書くのであれば、修士論文ではなく、雑誌論文から始めてください。
他の回答者さまの書かれているように、修士論文は一般的には外部に公開するというよりは、修士課程での研究のまとめという意味合いが強いです。仲間うちでしか読まないものに多大な労力をかけるのはもったいないですから、雑誌論文として外部の人に読んで評価してもらえるものに労力を使ってください。その方が研究業績になりますし、英文校閲に出すお金も無駄にはなりません。(まともな業者の英文校閲料金は馬鹿にならない金額ですよ。単語数やサービス内容にもよりますが、雑誌論文1本頼めば、数万円は軽くふっとびます。)
とても丁寧に解説してくださりありがとうございます。
英語の論文を一度も書いたことがありません。
博士論文に関しても、詳しく説明をしてくださりありがとうございます。
とても興味深く拝見しました。
博士論文が大変なことは想像がついてはいましたが、やはりそれだけの経験や知識がいるのですね。
今すぐにでなくても、将来博士課程まで進みたいと思っていましたが、改めて道が険しいというのがわかりました。
ただ指導教員は、ひどい英語の論文を読みたくないというのが理由ではないようです。
以前、留学生(英語圏)が英語で書きたいと言いましたが、その留学生にも、
先生がnativeではないこと、英語だと人を介さなければならないこと、また日本語でなら先生も指導し修正できる、
という理由で、日本語で書くように言っていました。
指導教官は大学院へは行っていないので、もしかしたら英語で論文を書いたことが無いのかもしれません。
>雑誌論文として外部の人に読んで評価してもらえるものに労力を使ってください。
>その方が研究業績になりますし、英文校閲に出すお金も無駄にはなりません。
最後にピシッと響くご回答ありがとうございます。確かにそうですね。
回答者さまや他の方も仰るように、日本語で修士論文を書くことにします。
多くの先生方が、自分の過去の修論を読み直すと、顔から火が出るくらいにとても恥ずかしいと、よく言っています。
先生でも恥ずかしいと思うくらいなので、私も今は上出来と思っていても、いつかは恥ずかしいと思う日が来るのだろうなと思ういっぽうで、
将来、自分が書いた論文を恥ずかしいと自分で判断できるくらいまで能力がついているのだろうか、、、という不安もあります。
こういう状態で、修士論文を英語か日本語と言っているのは、滑稽な話しなのかもしれませんね。
説得力のあるご回答ありがとうございます。参考になりました。
No.4
- 回答日時:
やや厳しい意見を書かせてもらいます。
質問者さんは、日本語で、きちんと筋が通り、その方面の専門家なら誰にでも理解できるように論文が書けるのでしょうか?
通常、修士レベルですと、筋の通った論文がやっと書けるかどうか、という程度だと思います。
それに、英語がnativeならともかく、英語の問題が加わると、ますます内容が伝わらなくなると思います。英語はTOEICで800点台後半、英検準1級くらいのレベルでないと無理です。
文系のことはよく知らないのですが、私のような理系から見ると文系は「言葉遊びの世界」だから、英語だともっと大変だろうと思います。
>英語はTOEICで800点台後半、英検準1級くらいのレベルでないと無理です。
昔、英検の準1級を取りましたが、英文は書けません。
>文系は「言葉遊びの世界」だから、
それは文系を見下ろしているのでしょうか。それとも差別でしょうか。
私の専門は、理系だけでは足らず、時に文系の人たちの知識も必要です。
言葉遊びなど、到底思えません。
厳しいアドバイス、ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
理系と文系で多少違うと思います。
文系の場合ですと、日本語そのものが良くないと、正確に意味が把握できないこともあり、日本語から直させる場合も少なくありません。括弧つきなので、どこからかの引用なのでしょうが、
>「特にその書く分野が、その言語が世界共通語である場合は、
>英語が難しいとは思わずに英語で書きなさい」
全編、このレベルの日本語ですと、もうお手上げです。しかし、日本語のネイティブなら、言葉としてはおかしくても、このくらいなら一応意味は通じます。しかし、このレベルの英語を書かれると、ネイティブでないと、意味を取り違えることもあると思います。
英語(あるいは他の外国語でも)で論文をかく場合、たいていネイティブチェックをしてもらいます。その専門分野に詳しい人が周囲にいなければ、専門業者に頼む場合もあります。大学院で2,3年の留学経験があっても、ネイティブチェックは欠かせません。これは、簡単なようで、案外大変なものです。1回2回のやりとりで済まないことも多いです。
あなたが英語のネイティブなら問題ないと思いますが、あまり得意でない?のなら、日本語で書くことをお勧めします。修士論文自体、多くの人の目に触れるわけではありません。もし、多くの人に読んでもらいたいなら、論文として書き直して投稿することを勧めます。このとき、きちんとネイティブチェックしてもらい、英語で出せばいいのです。
>括弧つきなので、どこからかの引用なのでしょうが、
論文の質問をすると、必ず質問に対する回答以外に質問の文章(特に今回ご指摘を受けた箇所)について絶対突かれるだろうな、とわかっていながらもそのまま投稿してしまいました。
そのまま引用すると不味いだろうと思い、前後を省略してあります。
読み辛くて済みませんでした。
ネイティブチェックを専門業者に頼むこともあるのですね。知りませんでした。(結構お金が掛かりそうですね...)
ただ指導教官によっては、英語で論文を書くことが原則の先生も居て、大変だけれどやはり羨ましいとも思います。
アドバイスありがとうございました。
特にネイティブチェックに関して、勉強になりました。
No.1
- 回答日時:
修士論文は外部に出すもの、というよりも内部に残すものという意味合いの方が大きいと思います。
ですから、書き方は日本語で問題ないと思います。ただ、最終的に投稿論文として出すときには当然英語でしょう。世界標準は英語ですし、雑誌も英語でないと受け付けてくれないでしょうし、日本語で載る雑誌では権威も低いでしょうから。
で、本題ですが、dekirughさんが例えば助手とかになって研究者として一人前であるなら英語で長文を書いてもいいでしょうし、書くべきかもしれません。しかし、雑誌に投稿する数ページの英語ですら書くのは結構大変です。というか、書くのは文法的には単純ですが、正確にと言われると結構悩むと思います。
しかし、今は学生で教わる身です。日本語で書いてもかなり手直しを受けるでしょう。英語ならなおさらですし、先生の負担も大変なものになります。修士論文というレベルなら日本語で良いとは思います。
ただ、英語で書きたい、と思うこと自体はすごいことですし、立派なことだと思います。それを最終的に使えるかどうかは別として、ご自身で書いてみてはいかがですか?もちろん日本語版が最優先ですが。日本語版が完成してもなお余裕がありそうであれば、英語版も完成させ先生に見せてみればいかがでしょうか?そうすれば先生も努力を評価して見てくれるかもしれません。それが修士論文にはなるかは別として、先生が将来英語で論文に投稿するときにはそれが役に立つでしょうし、そのときにdekirughさんの名前も論文に載るのではないかな、と思います。
厳しい意見や批判が出ると思っていましたが、逆に励ましや応援をしてくださり
拝見しほっと安心すると共に、論文への意欲も湧いてきました。
頂いたアドバイスのなかには、「やはりそうか…」と薄々感じていた箇所もあり、どっちつかずであれこれ悩んでいましたが、
拝見していくうちに、背中を押してくださったような感じで、迷いは無くなりました。
また今後英語で書く方向についても教えてくださり、ありがとうございます。
恐らく先生は受付てはくれないだろうとは思いますが、受け入れてくれなくても、アドバイスにも頂いたように将来投稿する時に役立ったり、また英語を書く訓練にはなると思うので、頑張って書きたいと思います。
せっかく頂いた建設的なアドバイスを無駄にしないよう頑張りたいと思います。
ありがとうございました。
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