人生最悪の忘れ物

客先からのカラー指定で、パントーンカラーではなくDICでと言われたのですが、
当方パントーンとDICという言葉さえ、聞いたことがなく困ってしまいました。
早速、ネットで調べてみたのですが、いま一つ理解できません。
色見本ということですが、インクの名称ではないのでしょうか。

通常、カラー指定をする場合、パントーンやDICが一般的なのでしょうか。
RGB値などとは違うのでしょうか。

また、客先がチップを送付することは可能とあるのですが、このチップとは何でしょうか。

まったく初歩的な質問、または的外れな質問かもしれないですが、よろしくお願い致します。

A 回答 (4件)

大日本インキ化学工業株式会社(2008年4月1日、社名を「DIC株式会社」に変更するようです)が出しているカラーガイドのことを通常DIC(ディック)と呼ばれています。


パントーン・インク(Pantone, Inc.)が出しているカラーガイドをパントーンと呼んでいます。
通常のカラー印刷はCMYKのシアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの4色を使いますが、この4色のインクを使うのではなく、あらかじめ調合したインクが存在します。これを特色と呼んでいて、DICもPANTONEも特色と呼ばれるものです。特色には、通常の4色インキでは出せないような色が多く、金・銀・蛍光色などもそうです。DICもPANTONEも番号がふられており、DICの何番と指定すればそのインクで印刷されるというわけです。特色印刷は、1色や2色印刷で非常によく使われます。というのも、1色印刷ならCMYKそれぞれのインクを使うよりも、すでに調合された特色インキで印刷すればインクは1種類で済むからです。
また、高級感アップや目立たせるために通常4色に金・銀・蛍光色を使った5色や6色印刷なども電車の中吊り広告とか本の表紙でもよく使われています。
チップをつけるというのは、DICもPANTONEも番号順にそのインクで印刷し冊子状になったカラーガイドが売られており、点線で切り離して色の見本として渡せるようになっています。それのことです。
イラストレーターやフォトショップなどDTPソフトには、DICもPANTONEもカラーガイドが入っており、CMYKやRGBでの表現も出来なくはないですが、実際の色にはなりません。プリンターも特色で印刷するわけではないので、実際の印刷とは異なるものになります。普通のインクでは蛍光色は絶対に出せません。
そのため、カラーチップをつけることで、仕上がりをイメージしやすくします。実際にそのインクで印刷した見本がない場合は、印刷現場ではそのチップに合わせて印刷するようになります。カラーチップをつけることは、インク番号の間違え防止もあります。改訂もよく行われており、DIC 第15版の何番とか細かく言う場合もあります。ただ、通常はDICの何番でも十分通用しますが。。。
仕上がりが重要なものは実際に印刷機で印刷して見本にします。

この回答への補足

わかりやすく丁寧な説明をいただき恐縮です。
DIC・PANTONEはカラーガイドとのことですが、DIC・PANTONEのインクが
あるわけではないのでしょうか。?あるのかな。。。ちょっとすみません(^^;
いま一つ理解できていないかもしれません。
例えば、DICの○番という場合、DICのインクを使用しないと、その色が出ないのでしょうか。
それとも、どこのインクを使ってもいいのでしょうか。
DICのチップを印刷会社へ渡せば、その色を出せるのでしょうか。
その印刷会社にDIC・PANTONEのインクがなければ無理なのでしょうか。
既にご回答いただいていることを、再度質問しているかもしれません。
お手数ですが、ご回答よろしくお願い致します。

補足日時:2007/10/11 16:01
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>カラーガイドとインクはマッチングしたものであり、DIC○番やPANTONE○番といったインクが売られています。



これは違います。特色刷り(スポットカラー・カスタムカラーとも言う)は、DICでは基本となる14色のインキを配合してインキを作ります。例えばDICのナンバー1は 配合率 FGメジューム 98.6 FG28金赤 1.0 FG45透明黄 0.4 の割合で混ぜるとその色になります。
DICカラーガイドを購入すると配合表が付いてきます。印刷オペレーターはこの配合表をもとにその色を再現するのです。特色を受注する印刷所では、基本14色さえ揃えておけばすべてのDICカラー再現が可能です(金銀などは別)。DIC何番というインクが売られている訳ではありません。基本14色がDICインクということです。

印刷所によっては熟練した印刷オペレーターがいないために、特色印刷を受注しない所もあります。また、配合をコンピュータ化して熟練技術がなくても特色を再現できるように自動化した印刷所もあります。

参考URL:http://www2.ocn.ne.jp/~eik/05-12-01dic.html
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>DIC・PANTONEはカラーガイドとのことですが、DIC・PANTONEのインクが


あるわけではないのでしょうか。?あるのかな。。。

あります。カラーガイドとインクはマッチングしたものであり、DIC○番やPANTONEDIC○番といったインクが売られています。DICやPANTONE以外にも東洋インキが作っているTOYO○番などもあります。

>例えば、DICの○番という場合、DICのインクを使用しないと、その色が出ないのでしょうか。それとも、どこのインクを使ってもいいのでしょうか。
中には、その色が出ない場合もあるし、似た感じなら出せる色もあります。ただ各会社によって番号の振り方も違います。各社全く同じ色でなく微妙に配合が違うようです。なので、DICの○番と指定されたら、DICの○番のインクで必ず印刷します。

>DICのチップを印刷会社へ渡せば、その色を出せるのでしょうか。
その印刷会社にDIC・PANTONEのインクがなければ無理なのでしょうか。
DICのチップを見本にもらえばそれと同じインクで印刷するので、同じように基本的には仕上がります。ただ、印刷する用紙によってはチップより沈んだ感じになります。
DICもPANTONEも、あまり使わない番号はストックしないのでインク会社から購入してから印刷します。DICの○番とかPANTONE○番という指定があれば、都度その指定の色のインクを用意して印刷するので、問題ないと思います。(小さい印刷会社とかで、ストックにある特色の中から選んで欲しいという場合もひょっとしたらあるかもしれませんが。)DICの中でも基本的には番号が後半の方が、普通のインクに特殊な薬品を入れているため、インクの料金が高いようです。金・銀・蛍光色は後半にあります。
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この回答へのお礼

再度ご回答いただき有り難うございます。
やはり、DIC・PANTONE用のインクというのがあるわけですね。
印刷会社も小さいところですので、ちょっと不安です。
また、仰るとおり印刷する紙や生地によっても色合いが異なという点、
注意したほうがよさそうですね。
色々と勉強になりました。本当に感謝感謝です!m(_ _)m

お礼日時:2007/10/11 18:18

あなたはどんなお仕事をしているのでしょうか?



DICは大日本インク化学工業株式会社の色見本をさします。
http://www.dic.co.jp/index.html
PANTONEはPantone,Incの色見本のことです。
http://www.pantone.jp/pages/pantone/index.aspx


RGBはパソコン画面上で扱うことが出来る色(光の三原色)です。
印刷のときにはCYMK(シアン・イエロー・マゼンダ・ブラック)のデータが必要になります。
(つまり、RGBではCYMKを完全に再現することができません。)
逆に言えば、成果品がウェブサイトや、画面上でしか見ないものであれば似ている色(極限まで。)で構いません。
しかし印刷物の場合はそうは行きません。

この色あわせは困難なので、カラーチップを使います。(この色(印刷色)使ってね。)と伝えるわけです。
adobeのソフト(フォトショップやイラストレータ)ではDICもPANTONEも指定できます。(他のソフトでも出来ますが。。)

そこからCYMKデータを作り印刷屋さんに出すわけです。

つまり。カラーチップは印刷屋さんにお願いするときに必要なのです。
(自分で印刷して確認するときも必要ですが。)

カラーチップとはこのようなもの。
http://www.dic.co.jp/products/cguide/cguide.html …
細かく切って相手に渡します。
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この回答へのお礼

丁寧な説明に感激です。私にも理解する事ができました。
衣装製作を頼まれたのですが、仕事をはじめて間もないため、
右も左もの状態です。大変、参考になりましたm(_ _)m

お礼日時:2007/10/11 14:33

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