戦略系コンサルタントの実態を教えて頂けないでしょうか?
私は某企業の企画部門に属する者ですが、現在、名の通った外資系コンサルティング会社と戦略立案プロジェクトを進行中です。私自身、今回のような経験は初めてで当初、非常に期待しておりましたが、現在では彼らの非論理的な思考にかなり落胆しています。むしろ、そのあまりのいい加減さに驚いているくらいです。もちろん全てのコンサルタントが、こんなものではないと思いますが、私の関わっているコンサルはある程度、名の通ったところなのです。(しかもパートナークラスの方も含んでいます)このことから推測すると他の多くの戦略系コンサルもいい加減なのではないかと…。戦略系コンサルタントをよく知っている方に、この事を教えて頂きたいのです。或いは、これを読んでいる方で戦略系コンサルタントの方がいらっしゃれば、是非反論して頂けないでしょうか?
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
OKWeb さんは書きました:
>もし宜しければ以下の疑問に応えて頂けないでしょうか。「大手ファームの価値は何で
>すか?」コンサルのノウハウは基本的に個人に蓄積されるということは理解できます。
>しかしフレームワークのように組織に蓄積されるノウハウも確実に存在するでしょう。
>大手ファームが大手ファームとして存在し得るのは、組織に蓄積されるノウハウを最大
>に活かす術があるからなのではないですか?もしこの仮説が真なら企業がブランドでコ
>ンサルを選択する行動は、あながち不合理とも言い切れません。どうでしょうか。
まったくおっしゃるとおりです。私が申し上げたのは、名の通った会社を
採用したからといって安心してはいけないということであって、方法論を
持ったプロフェッショナル組織に価値がないということではありません。
したがって、方法論やノウハウを持つ大手ファームに依頼すること自体は
不合理な選択ではありません。
大事なのは、ファームの方法論やノウハウを活かすことができるのは優秀
な個人のコンサルタントだということなのです。大手ファームにも能力の
低い未熟なコンサルタントはいます。彼らは方法論を活かせないばかりか
既存のフレームワークに頼りすぎて成果を出せないこともあります。
以上、お役に立てば幸いです。
No.3
- 回答日時:
コンサルティングファームに所属しています。
いいかげんなコンサルタントの話は数多く知っています。名のなるコンサルティングファームでも個人コンサルタンとでも担当者の経験と情熱がコンサルティングの質を決めます。コンサルティング導入にあたっては、その辺のチェックから行うべきです。はじめは様子見的に短期間で低額の契約から入るのが得策で、徐々に付き合いの度合いを高めていくのがよいでしょう。戦略系コンサルティングの場合、コンサルティングの範囲も内容もその場しのぎ的にコンサルタントの裁量でどうにでも運用されていくので、お互いの信頼関係を構築することが大事です。コンサルタント稼業は人件費中心の固定費商売で、少しでも稼働率を上げるか単価を高く設定することが至上命令となるため、過当競争ぎみの今日ではどうしても稼働率を上げる方向にむきます。そうなると自己啓発もままならない多くの仕事を抱えなければならず、経験の浅いコンサルタントは仕事が雑になります。提言内容よりも紙ベースのて体裁づくろいに始終し相互の不信感が増幅されていきます。
そのようにならないためには、導入時の慎重さと導入後のコミュニケーションを密に図ることがよい結果へいたる道筋と思います。
ごく大雑把な話ですが私の経験では次のように分けられます。
(1)使命感を持っていい仕事をしようと仕事にとりくんでいるコンサルタント2割
(2)適当に仕事をこなし可もなく、不可もないコンサルタント 6割
(3)未熟もしくはコンサルタント不適格者 2割
(3)は論外ですが仕事の稼動状況によっては手抜きが始まるので(2)も要注意です。いかに(1)のコンサルタントとめぐり合うかです。
コンサルティング業界は人材の流動性が高く、同じコンサルタントが外資系からシンクタンク系や独立系でコンサルタンとをしているケースはあたりまえです。コンサルタントは人物で選ぶべきで、名のあるコンサルティングファームが質の高い仕事をするという保証はどこにもありません。パフォーマンス型で著名なコンサルタントも何人か知っていますが、仕事が粗雑な傾向があります。
レスありがとうございました。
アドバイスを頂いている立場で、失礼を承知で申し上げます。貴殿の主たるメッセージは「コンサルタントは人物で選ぶべきである」ということですが、これをサポートする論理構成に無理があります。いちいち枚挙することは避けますが、分かり易いところで一例をあげるなら(1)~(3)はMECEになっていません。
私は質問の中で「非論理的な思考に落胆している」と書きましたが、その中味には触れませんでした。このことについて上記文章から推察して頂ければ幸いです。
No.2
- 回答日時:
まず、反論はしません(するための根拠もありません)。
以下は、アドバイスです。1年前まで外資系戦略コンサルティングファームでコンサルタントをしていており、自社、他社の事情についてはよく理解しています。その認識をベースにお答えすると、コンサルタントは同じ事務所からきていてもピンからキリまであります。どのレベルのコンサルタントをどのクライアントに配置するかは、事務所の判断によります。このクライアントにはこの程度でいいだろう、とコンサルタントの勉強のためにアサインすることがないといえばうそになります。有体にいって、御社がそのコンサルティングファームに「なめられている」可能性は十分あります。
もしそうであれば、遠慮なくコンサルタントを取り替えるように事務所に申し入れるべきです。ただし、どのようなクオリティを期待しているのか、なぜ今働いているコンサルタントでは不満足なのか、具体的に申し入れなければだめです。コンサルティングファームはそういう申し入れを嫌いますが、クライアントの要求が具体的で合理的なものであれば、もちろん対応します。
それと、「名の通った」事務所(それがマッキンゼーだかボストンコンサルティングだが知りませんが)だから大丈夫だろう、という安心感や、無名だから駄目だろうという先入観は、コンサルタントについては捨てたほうがよいでしょう。最近、老舗の有名なファームにおける、コンサルタントの質の低下は目に余るものがあります。ブランドにあぐらをかいているといっても言い過ぎではありません。
また何かあればご質問ください。
レスありがとうございました。
貴殿のおっしゃる事に、心当たりが無くはありません。(もちろんそれが全てを尽くしているとも思いませんが。)アドバイスを真摯に受け止め、慎重に行動したいと思います。
もし宜しければ以下の疑問に応えて頂けないでしょうか。「大手ファームの価値は何ですか?」コンサルのノウハウは基本的に個人に蓄積されるということは理解できます。しかしフレームワークのように組織に蓄積されるノウハウも確実に存在するでしょう。大手ファームが大手ファームとして存在し得るのは、組織に蓄積されるノウハウを最大に活かす術があるからなのではないですか?もしこの仮説が真なら企業がブランドでコンサルを選択する行動は、あながち不合理とも言い切れません。どうでしょうか。
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