No.1
- 回答日時:
確かに救助を求めて救助隊が二次遭難にあったという例もありますが、基本的にはただ登山をしているだけで他人に危険を及ぼしたりすることはありませんし、救助隊も危険なら無理をしてまで救助にはいきませんので、法律で禁止する理由がありません。
そんなことを言えばつりで海上保安庁に共助を求めることがあるから釣りも禁止しろということになります。
それに比べて車やバイクは、道路上で危険な走行をすればまったく関係のない他の車も巻き込んで死傷者を出すので、登山や釣りとは全く違いますので規制されてもしかたありません。
No.2
- 回答日時:
日本が基本的に 自由 の国だからです。
海水浴シーズンの日曜日には全国で10人以上の人たちが海難事故で亡くなりますが海水浴を禁止しようとしないのと同じです。
そんなことはそもそも国として決められないからです。
法律に違反していないことで「これをやるな!」とだれも言えません。
また学校・会社などの組織・団体で法律を越えたルールを作ることもできないし作っても無効です。
海外旅行で危険だとされている国・地域へでかけるのも自由ですが危険は自分持ちということになります。
救助に行くのは彼らがそれが職業だからです。
もちろん2次遭難の危険があります。彼等も命が大事ですので危険だと判断したときは行きません。
根底にあるのは日本は基本的人権が確立された法治国家だという統治形態をとっているということです。
No.3
- 回答日時:
簡単に言えば、法を犯しているかどうか、です。
確かに登山は危険ですし、
中にはあまりに無謀な方もいますが。
同時にハイキング程度でしたら、良い趣味として楽しんでいる方も多いです。一概に禁止というのは無理でしょうね。
No.4
- 回答日時:
救助の為のリスクやコストやらを無駄だと思うのは分からなくもないのですが。
仮に登山を法的に禁止にしたとした場合に必要なコストを考えてみてください。法を整備するのにかかるコスト(許可区域とそうでない区域を決める為の調査から、法制定への反対者と戦う為のコストまで全てを含みます)、法施行後に禁止区域を常時監視するのにかかるコスト、法を犯した物へのコスト‥‥少し考えても、遭難のつど救助を出すよりもはるかに莫大となるであろう事は想像できますよね。
そして一度禁止されてしまえば、今度は「発生されると想定される遭難者」に備える為にコストが割かれる事がなくなります。
適法であろうと違法であろうと、日本以外では禁止されていない以上おそらく登山に入る人は居なくなりません。そして例えば禁止区域で遭難が発生したとしても、結局救助に向かわなければならないのは一緒です。
その救助へ向かわなければならない人に対して、「遭難者の発生を想定して」訓練を積ませるのと、「建前として遭難者が発生するはずがないから」全く備えをさせないのとどちらが親切でしょう?
であれば登山に入る権利は認めた上で、登山者を啓蒙する事や救助体制を整える事へコストをかけた方がはるかに安上がりかつ前向きなわけです。
ご意見ありがとうございます。
リスクやコストが無駄というのは私の考えている主旨と
ズレがあるのですが、乱暴な言い方をするならば、
コーナリングの速さを追及する乱暴な車の運転者と
山に上って下界の景色を眺める等の達成感って
どちらも欲求を満たすという意味では同じだと
思う訳です。
前者は道交法で細部に渡ってルールがあるのに
後者は入山時期と場所の規制だけ?というのも
どちらが数多く死者が出るかということではなく
本当に腑に落ちないんです。
No.5
- 回答日時:
先の回答を見ると
質問者が「なぜ法律で禁止されないのか?」と問うているのに対し、
「法律で禁止されていないから」と答えていますね。
「1+1=2の理由は1+1=2だから」と言っているように感じます。
さて、私なりの回答をすると、
「どこまでを禁止とするかが難しい」ということになります。
何人死んだのか、利用者に対する死亡率がどれくらいか、
そこまで加味してそれでも死亡率が高ければ禁止になるでしょうね。
先の回答者も書かれていましたが「海で人が死んだから海に入ってはいけない」、
ひいては「風呂で人が死ぬから人は風呂に入ってはいけない」という風にすべてが法律で禁止されます。
「人が山に登る自由」のと「人が山で死亡する」ののバランスでしかありません。
質問者様が後者の方がウエイトとして重たいというのであればそれは一意見として有ってもよいと思います。
ですが現状の民主的意見の中では前者優先しています。
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
一応、簡単な冬山登山もする立場から一言。
>遭難死が後を絶たない登山は何故法律で禁止にならないのか?
これについては、他の方も述べているように、
交通事故で年二万人も死んでいるから車に乗ることを禁止しよう。とか
海水浴でたくさん水死者がでるから海水浴を禁止しようというのと同じだと
思いますね。山岳遭難はセンセーショナルに報道されるので目立ちますが、
遭難死者数自体はたいしたことがないので、死にたい人は勝手に行っとくれということです。
>何故遭難死が後を絶たない登山は野放しなのか
これについては、当然の疑問だと思いますよ。
昔は三人寄ったら山岳会と言われるくらい、知識も経験もない人が
こぞって山にいったという歴史があり、その方たちが今、中高年の
登山ブームでやはり無知無謀な登山をしているという実態もありますから。
同じ山でも素人が偶然なんのトラブルもなく登れてしまうこともあれば、
8000m級の登攀までこなしてしまう人が雪崩に巻き込まれて死んで
しまうこともあるのが、冬山なので、全般的な知識や経験をどこまで
問うかというのは非常に難しい問題ではあります。
個人的には、山をエリアや季節によって、ランク付けし、
また、登山者に対しても講習の義務化やそれによる技量、体力の
ランク化などをすれば、少なくとも無知や無謀による遭難は
かなりの数で回避できるんじゃないかと思っているくらいですが、
少なくとも、そんなことをしなくても、徐々にこのブームも去り、
登山者自体の数は激減するはずですから、遭難者数も極端に少なくなるとは思います。
ただ、マスコミ論などにもときたま登場しますが、ほんとに、
山での遭難を妙に美化したり、センセーショナルに報道するマスコミの
風潮がまだまだ残っているので、あまり実態をしらない一般の人に
とっては、遭難=無謀な登山ととらえてしまう傾向もあると思います。
遭難にもやむを得ないものと、遭難して非難されるべきものがあると
いうことが、報道されないのでは、いつまでたったも遭難=無謀登山と
いう誤解の元が消えないのだと思います。
自殺志願者なら別ですが、わざわざ山に遭難していく人はいないので、
あとは、装備、経験、計画が妥当かどうか。そのようなものを審査する
(してくれる)機関のようなものがあってもいいんじゃないの?とは思いますね。
そういう意味では野放しという疑問はもっともだと思います。
回答ありがとうございます。
ブームもいいですが祭りの後のなんたらかんたらではないですが
当然登山者は達成感や頂上からの景色を見たいとかそれなりに
精神的に上る目的はあるんだろうけど、私は自然の中に人間が
入り込むという事が少なからず自然が破壊されているような気が
してならないんですよね。
最近でこそ野口健さんが山の清掃に尽力を注がれていますが
そんなことをしなくてはならないことが不思議でまりません。
以上のことも含めた上で野放しは良くないと思っています。
No.8
- 回答日時:
北海道民です。
内容的には我々の範囲かな?と思います。今回の人たちは、ただの無知蒙昧な自殺志願者です。
まともな北海道民なら、たとえ登山経験者でなくとも
あんなタイミングで山に入りません。
まともじゃない特定一部の人間が騒ぎを起こしたのです。
ちなみに最近では、自治体によっては
捜索隊の経費を遺族に請求しているケースもあり、遭難=自己責任の意識も
少しずつ出てきているところです。
登山がOKなのは、基本的に不可抗力で他人に危害を加える可能性が少ないからでは?
遭難というと大きく報道されますが、勝手に死んでる一部の人間のせいで
登山に行くその他大勢の皆様の自由が奪われる事は納得いきません。
回答ありがとうございました。
そうですね。
一部の人間の為に云々というのはいろんなところで聞きますが、
社会的にモラルの欠如というのを私達日本人はもっと認識の
改めなくてはいけないと思います。
No.9
- 回答日時:
> 毎年登山をして遭難死をする方が後を絶ちませんが、
> 何故登山は法律で禁止にならないのでしょうか?
この問題提起に対しては、
「道交法などであれだけ規制されていながらなお毎年交通事故で事故死をする人が後を絶たないのに、何故自動車の運転が法律で禁止されないのか?」との問いへの答えと、「似たようなもので法律で禁止されている、または禁止とまではいかなくても規制されているものとの違いは何か?」とをお考えになると、多少は納得感を得られるかもしれません。
自動車の運転については、利便性などから、禁止するには忍びない側面があります。
個人の嗜好という意味で類似するともいえるもので法律上禁止されているものとしては、麻薬(すみません、パッと思いついたのがこれだけでした)があるところ、これが禁じられているのは社会に対する悪影響があまりにも強いからです。
また、タバコは、常習性がある点で麻薬と共通するものの、それは軽度の常習性に過ぎないため、禁止はせず、社会的影響度や子供の発育等を考慮して一定程度の規制に留めています。
そうすると、登山が入山時の届出等の軽い規制に留まっている理由が、見えてくるのではないでしょうか。
回答ありがとうございます。
とてもわかりやすい回答です。
車はなくてはならないものですがパチンコとタバコと山は
私には不要な物なんです(笑)
No.10
- 回答日時:
>故遭難死が後を絶たない登
これは、減っています。「入山禁止」の山が結構ありますので。野放しではないです。現行法で規制可能な範囲で規制していますから。
昔は、雪山で毎日誰かが凍死していました。山で盲腸になって里まで誰かが背負って下ろして、道中うめき声がでなくなって死んで、死亡診断書を里でもらって山に帰るとか。
炭を里に売りに行って帰ってこなかった(道中で死亡した。雪山で捜索不能)とか。
このような低山での遭難が極普通でした。道路整備、車中拍者に対しての避難勧告で減りました。
「公共の福祉に反しない限り自由権を保証する」ので、「個人」が何をしようが自由です。ですから、「遺族が救助を依頼する」のも自由ですし、「救助を拒否する」のも自由(だから夜間の救助はしないで宗作を打ちきっている)です。
危険な場所について、救助隊は立ち入っていません。例としては、どこかの山の崖に宙吊りになった遭難者の場合には、宙吊りの役目を果たしているロープを銃で切断することで救助に行くことが容易な場所に移動しました。
その後この崖は立ち入り禁止になりましたけど。
危険な場所については、ヘリからの捜索をして人が入っていないでしょう。民間のヘリを頼むととてつもない支払いが待っていますけど。
危険というのでしたらば、海外はきわめて危険です。米軍兵士の駐留先での死者数を数えてください。ここに自衛隊を派兵させているのも日本です。すると、同程度以下の危険な業務を行う義務が発声します(法の上の平等、海外在住者に対する保護は国内在住者よりも低いことは合憲という、在外韓国人の戦後保証関係の判決参照。つまり、国内は海外よりも危険でな救助作業であっても行う義務がある)。
雪山遭難者数は、交通事故死者数よりもかなり低いのでこれ以上制限する意味はないでしょう。
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