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最近連日のようにロボット開発のニュースが聞かれるような気がします。
ホンダのアシモを始め、トヨタもロボットが2010年(ってあと3年後!)
に実用化して販売するということです。

所詮ロボット、そんな大したことはできやしないわ、
人間がロボットに取って代わられる日なんて来るなんて当分先だ、などと
のんびり構えていましたが、
販売するということはメリットがあると踏んで売るわけで、
メリットって 人間<ロボット ということですよね。
今までもかなりの部分でコンピュータ化、ロボット化してきましたが、
これから人間の仕事の多くがロボット化に取られてしまうのでしょうか?
そうだとするとなんて味気の無い社会になってしまうのでしょうか…。

詳しい方へ、
ロボットはもう完成間近なのでしょうか?
ロボットはどういう仕事までするのでしょうか?
また幅広い方へ、
ロボットが進出してきたとき、人間はどこへ行くのだと思いますか、
ご意見をお聞かせください。

A 回答 (4件)

こんにちは。



ご質問は非常に複雑な話です。
大きく分けてみても、
何を以てロボットと定義するか、
何を以て完成とするか
という二つの局面があります。

単純にロボットと言ってしまえば、
数十年前に完成の域に達しており、
また普及もしています。
二次大戦の末期、
ドイツで作られたロケットの類は
目標のデータを与えてやれば、
自立航法で目標まで到達します。
社会科で習ったと思いますが、
日本で工場のオートメーション化が進み、
職を奪われた人が増えたのは、
40年程前の事ですが、
欧州では産業革命時には既に
その症状がありました。
現代、建築用重機の類は作業開始点と
終了点を与えてあげれば自己判断で
作業を行ってくれます。
アニメで観る巨大ロボットのような物です。
一部の都市交通では自動運転が行われ、
旅客機は離着陸や悪天候・緊急時を除き、
オートパイロットで運行されています。
自動販売機や自動改札機も学術的広義では
ロボットとされています。
無論、ATM等もそうです。
となると、パソコンの周辺機器も
ロボットという事になりそうです。
研究機関や調査現場等では、
どう見たって只のラジコンに
ビデオカメラを取り付けただけだろと
思う物もロボットと呼ばれますし、
原子力発電所や海洋建築では
遠隔操縦のロボットが活躍しています。
疑似自立型ロボットの類では
掃除ロボットや警備ロボットが
実用化されています。
AIBO等は玩具レベルでは
完成したロボットと言えます。

ご質問のASIMOやトヨタのロボットは、
現在疑似自立型のヒューマノイドロボット
ですが、完成していると言えば完成しているし、
未完成と言えば未完成です。
ロボットを造るメーカーがどこを目指し、
何を以て完成としているか次第です。
2010年発売と言うのは、その製品として
完成しているだけの話です。
車だって家電だって同じ事ですね。
現段階で完成していても、
まだまだ手を加える余地はある訳で、
道具として完成の域には
達していないのだと思います。
対して古典的な道具については、
改良の余地も少なく、
ほぼ完成と言って良いのではないでしょうか?

工場ラインのロボットや自動販売機等は、
人間の職を奪いましたが、
それらは限定された状況に於いて
使われるロボットです。
ASIMO等は将来的に家庭で使えるマルチタスクの
ロボットを目指しているそうで、
そういった意味ではまだ玩具レベルです。
(メーカーや開発の方々には失礼な表現ですが)
その意味でロボットとしては不都合な
ヒューマノイド形態をとっています。
が、これはアジア圏での話。
欧米ではスターウォーズのR2-D2や、
ショートサーキットのNo.5のような形態での
研究や実用化が進んでいます。

いずれにせよ、今後もロボットは
人間の職を奪いつつ、逆に人間の仕事を増やし
(効率化による加速化や生産増加、職種を増やす等)
ながら進歩を続ける事でしょう。
コンピュータが普及したおかげで、
便利で効率的になり、人員削減も行われていますが、
仕事の手間や量が増えたり、
人員増加も行われています。

ロボットの普及によって
味気の無い世界になるというのはSF的な話です。
所詮ロボットと言うのは道具です。
道具の進歩や普及によって世の中に
人間味が薄れるという事はありません。
自動販売機を並べた煙草屋さんでも、
看板娘(?)のお婆ちゃんが健在に
窓口に座っていれば良いのです。
しかし、息子の代になると窓口には誰も立たず、
販売機任せにするから味気の無い世界になるのです。
メーカーや販社の窓口では、判で押したような対応と、
責任回避のマニュアルがあり、
現場仕事では労働者を機械的に扱い、
経営が悪化したり、効率化の為にリストラを行う。
また個々は面倒を避け楽を求めるからこそ、
人間味が薄れ、味気の無い世界になるのです。
本来、機械が進歩すれば、人間には余裕が生まれ、
より人間らしくまた快適に過ごせる筈ですが、
人間自身が自分の首を絞めている訳です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
色々と考えさせられるご回答でした。
確かに人間が味気なくなっている部分も大きいですね。
今の産業用ロボット自体は人間(経営者)が楽をするために生まれたものですもんね。
人間は楽なほうへ流れるのは自然なことかとも思いますが、
逆に自分の首を絞めているとは…。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/13 19:07

まず、


> 人間の仕事の多くがロボット化に取られてしまうのでしょうか?
とのことですが、工場等で働く仕事は、現在の産業用ロボットで充分な機能があります。別に人型はしていませんが、例えば人の手と同じ動きを再現できます。この意味ではロボットは既に完成していると思って良いと思います。

さて、ロボットが人間の仕事を奪う、ということですが、ロボットは現在のところ、命令されたとおりにしか動きません。例えば、右腕を15センチ上げて、左腕を10センチ下げて、という命令を受けたら、その通りにする意外のことは出来ません。
なので、鉄腕アトムのように自分で考えて行動するというよりは、むしろカラクリ人形の延長線上にあると思って良いと思います。したがって、例えばお茶運び人形がお茶を運ぶという仕事を人間から奪う程度には影響があるかも知れませんが、それ以上のことが出来るようになるにはまだまだ長い時間が必要だと思われます。


> ロボットが進出してきたとき、人間はどこへ行くのだと思いますか、

ロボットとは人間にとって何になるのでしょうか。
単に便利な道具(奴隷)でしょうか。
人類と共に文化を築く仲間でしょうか。
人類に取って代わる新しい知的生命体でしょうか。
このどれになるかで人間が何処へ行くべきかが変わりますが、私は、おそらくロボットは道具に終始させられると考えますので、いわゆる「貴族」になるものと考えます。

残り2つでは、
仲間だとしたら共存共栄を図ることになるでしょうし、新生命体であるとすれば人類と戦いになる(ガンヘッドの世界ですね)でしょう。
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この回答へのお礼

「貴族」ですか。なるほど。
確かに道具として使っている分にはいいですが、
これが命令以外のこともできるようになればおかしなことになりますね。
いずれにしろそうなるにはまだ時間がかかるのですね。
ちょっとほっとしました。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/13 19:10

ご質問は要するに人間のようなあるいは人間以上の身体能力を持った、物語に出てくるようなロボットという話だと思いますが、それはまだまだまだ先の話です。


トヨタが数年後の実用化の話もしていますが、かなり限定的な機能のロボットとなることは間違いないでしょう。
恐らくそのようにして徐々に徐々に人の生活に入って来る事でしょう。
トヨタは数年後の実用化と共に数十年後のロボット技術マーケットをにらんでいるわけです。
プリウスは今やハリウッドスターがのるステイタスシンボルの存在をも越えてきて、だいぶ浸透していっています。
ロボットらしいロボットはどのような分野にどのように投入されるのか、そして成功できるのか。それは市場で判断される事になります。
ちなみにソニーは近い将来への展望をあきらめ数年前に撤退しました(ソニーのロボット技術では人の赤ん坊のような振る舞いまで(自立的に)行いはじめていたので非常にワクワクしていたのですが、CEOの交代と同じ時期に撤退となりました。残念)

ちなみに現在の日本は少子高齢化で、労働力人員不足が始まっておりこの先の労働力不足も懸念されている状況です。まぁ工業用ロボットはいくらでも実用化されていますから、それと同じく必要性があれば徐々に徐々に浸透していくという事でしょう。これまで一つの特定の事しかできなかったロボットがいくつかの作業をこなすようになるという事かもしれません。
なんにしてもSFで提起されるような人型ロボットでの問題は実社会ではまだまだ先の話であり、SFのなかでの議論で十分な話です。
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この回答へのお礼

確かに、現段階でもどんどんとロボット化自動化している部分は
あるのかもしれませんね。
徐々にきているわけですね。
鉄腕アトムとまではいかないまでも、それに近づくにも
まだ時間がかかるようですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/13 19:13

>>これから人間の仕事の多くがロボット化に取られてしまうのでしょうか?



他の回答にもありますが、単純な仕事とか、判断が必要でも決まりきった範囲でOKの仕事ならばロボットが行ってしまうようになると思います。あと、介護などのように力仕事で、腰を痛めるような部類の仕事もロボットが行うようになるでしょうね。ただ、複雑な判断が必要な場合、ロボットじゃあなく、さしあたってパワードスーツを人間が装着して作業するようになると思います。(コストパフォーマンスで、人間が安い場合は、ロボットは使われないでしょうが)

>>そうだとするとなんて味気の無い社会になってしまうのでしょうか…。

人間は、もっと創造的な仕事をするようになると思います。あと、4時間働いて、残り4時間は自由に趣味に生かすとか、ボランティアするとか、勉強するとか。もちろん、給与は8時間働いているのと同様か、ずーっと多くなる、あるいは貨幣が必要ない世界になるかもしれません。

>>ロボットはもう完成間近なのでしょうか?

まだまだ、しばらく時間がかかると思います。でも、ネコのようなペットという役割、もしくは機能はイマイチでもいいとかであれば、実用化は近いのではないでしょうか。

>>ロボットはどういう仕事までするのでしょうか?

人間のクローンを作った場合、倫理的な問題が起こりがちです。なので、あくまでも、魂が入ることないロボットに仕事を行わせるということになると思います。どういう仕事まで?となれば、やはり「多少の判断は入るけど、いずれも既知の範囲で済む、定型的な仕事」をまかせるのではないでしょうか?つまり、人間がやると「退屈、やりたくない」って感じる部類の仕事を行う。

ただ、晩婚・非婚化&少子化で、家族というシステムが崩壊する中で、ロボットの果たす役割は、介護とか、子供や恋人(南極1号?)、ペットの代わりとしての癒し、話し相手など、さまざまな役割を果たすようになる可能性が大きいですね。過渡期的には、非合法なことにも使われる可能性も大です。

>>ロボットが進出してきたとき、人間はどこへ行くのだと思いますか

創造的な仕事(教育・芸術・文学・科学技術研究)
霊的能力開発・訓練(テレパシー、サイコキシネス等)
未知の世界への探検・研究(外銀河への宇宙旅行。宇宙人との文化交流。時空研究(タイムトラベル、平行宇宙)、宇宙の成り立ち(1サイクル311兆400億年?)
低レベルの惑星住人の進化サポート
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この回答へのお礼

話し相手がロボットかぁ…。
ありえますよね。すでにそういうのもあるし。
とりあえず、私が生きている間にロボットと仕事を取り合うことは
無さそうですね。
いや、もう取り合っているのかもしれませんが。
なにか人間特有の感覚を生かして仕事したいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/13 19:16

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