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「特攻-還らざる若者たちの鎮魂歌」(神坂次郎著)を読んで思ったのですが、
特攻は、通常の飛行攻撃に比べてどう有利だったのでしょうか?
この本に「われ特攻を拒絶せり」という章があり、特攻を拒絶した美濃部少佐率いる芙蓉部隊が奇襲攻撃を繰り返して成果をあげています。
飛行機のまま体当たりするのと、途中で爆弾を落とすのとで、命中精度がだいぶ違ってくるのでしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (12件中11~12件)

 米軍のカウントした命中率(命中・至近自爆/攻撃機数)は56%だった、らしいです。

ただし、母数は日本側の出撃機数とは違う(要撃を受けて攻撃に至らなかったものが除外されている)という点に留意する必要があります。日本側は、それも含め、出撃に対し20-30%の攻撃成功率であったと算定していました。

 最盛期の急降下爆撃の命中率たるや、8割という説もありますから、それに比べれば劣りますが、戦前の訓練に於ける命中率は60-40%、実戦では更に低くなるだろうと算定されています。ま、たしかに当たりやすくはなっています。

 ただし、当時から特攻には批判的意見がありました。
例えば、落下する爆弾の速度と航空機の突入速度では前者が約2倍であり、貫通力に劣る特攻は艦艇の撃沈には結びつかない、という意見です(但し無視された)。つまり、「当たってもそれほどきかねーよ」と言うわけです。たしかに航空特攻による大型艦艇の撃沈はありません(空母は商船構造の護衛空母)。

 そもそも、特攻の端緒は「敵空母の飛行甲板を確実に一時使用不能にする」という命題への切羽詰まった回答です。この命題が無くなった後も漫然とそれを続けるというのはあまりに高コストであったと思います。
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私見ですが、有効打がないからなのかとおもいました。



だいぶ、戦局も押されてたのだと思います。

よく、玉砕なのだと思いました。

悲しいですが。
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