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勉強をたくさんしたほうが良いか、それともほどほどでいいか、という議論ばかりなされて、学校の勉強の内容はマトモなのかという議論があまり世間でなされないのがすごく不思議なのですが。

私も一人で色々考えても何もできませんが、年金問題やテロ特措法に匹敵するくらいのレベルで教育の議論が高まってもいいのではないか、そうすれば教育にも変化がおきるのではないか・・・と思うのですが。

だいたい学校の勉強は退屈なものが多いとか、将来何の役に立つんだろう、とか学生時代は思っている人っていっぱいいるはずなのに、大人になったら多くの人が「子供に勉強しろ」ばかり言うようになるのはなぜなんでしょうね?

もういい加減、将来に役に立つ、もしくはかなり役に立ちそうな内容というのをもっと増やした方がいいと思います。ビジネス書などでも経済の転換期だとかよく言われていますが、ビジネス環境はどんどん激しくなっているのだから、そういう状況に即した勉強を付け加えた方がいいと思うのです。

例えば会社の仕組み、会社を起こすためにはどうすればいいのか、経営とはどういうものなのか、営業とはどういうものなのか、銀行はどういう仕事をしているのか、今日本で景気の良い業界はどことどこなのか、世界の中で日本の競争力が突出しているのはどの分野なのか・・・などなどです。

売れたビジネス書の一部を教科書にしてもいいと思いますし、大企業で活躍している人、営業の達人などを学校に呼んでもいいと思います。さすがに小学生にはあまり教えなくてもいいと思いますが、高校生なんかには、別に商業高校ではなく普通科の学生さんにも、ガンガン教えていいと思います。あと大学の教養課程に入れるとか。社会に出てから個人個人でスキルアップする、というのでは効率が悪いと思うんですよね・・

経済に関することをやたら教えるのが教育ではないという意見も多いですが、それはそうなんですけど、今の学校教育が実社会に即していない部分が多すぎる気がするのです。基礎を一つ一つ積み上げる演繹法的な教育も必要ですけど、将来の社会の現場で必要とされる見識、スキルから逆算して必要なことを教える、帰納法的な教育も取り入れた方が良いのではないでしょうか?純粋な教養の部分を少し削って、例えば経済的な見識を見につける部分をもう少し増やした方が、日本社会の力をキープする、もしくは発展させる上で合理的だと思うのです。どうでしょうか?

A 回答 (4件)

他の方の回答にもありますが、議論は諸所で起こっていると思います。


ただ、国側の教育に求めているものと我々が教育に求めているものにそもそも違いがあるのではないでしょうか。
個人的には小中学校までの学習内容は社会で生きていくのに必要な最低限のものだと思います。(一部の超進学校は除きますが)ただ、高校での学習内容は、正直大学に受かるため、その後研究機関に勤めたり、技術者になるために必要な素養となる基礎知識を身につけるためのものとなっていると思います。
国としては、優秀な技術者をたくさん育成してより高度な技術を生み出すこと、生産性をあげることがまず前提にあるのではないでしょうか。よく他の先進諸国との数学や理科の成績を比較した新聞記事がのっていると思いますが、そのためですね。これは国側の理論です。多くの人に数学や理科に触れさせそれに興味をもって少しでも多くの人がその分野に進んでもらえればいい。もしかしたら全く興味がなかった人が学校の勉強でそういうものに触れることで興味をもってもらえれば・・・
ただ多くの人は結果としてたいして興味をもたずつまらないと思いながら授業を受け結果大人になってから、「あれは生きていくのに必要ないよね」ということになっていますね。

まずは大学入試の内容自体が変わる必要があるのではないでしょうか。
大分変わってはきましたが、会社は学歴を求める。では学歴をつけるには知名度の高い大学に入る。知名度の高い大学に入るにはその入試に受かるための知識をつける。ということで以下高校・中学校・小学校はその大学入試を逆算した勉強をしています。

>だいたい学校の勉強は退屈なものが多いとか、将来何の役に立つんだろう、とか学生時代は思っている人っていっぱいいるはずなのに、大人になったら多くの人が「子供に勉強しろ」ばかり言うようになるのはなぜなんでしょうね?

多くの人は勉強の中身よりは勉強をすることによって得られる対価のことをいっていると思います。今の日本の仕組みですと勉強をしている方が一番無難な人生を送れる「可能性」があるのではないでしょうか。好きな分野に進む得意な分野に進むというのは聞こえはいいですがむしろ競争はより激しいですよね。


>基礎を一つ一つ積み上げる演繹法的な教育も必要ですけど、将来の社会の現場で必要とされる見識、スキルから逆算して必要なことを教える、帰納法的な教育も取り入れた方が良いのではないでしょうか?

私も同じような考えです。
ただ、まずその前に「考える力を身につける」、「自分の意見をうまく伝える」という訓練が必要かと思います。
さあ、考えてみてくださいと言うような授業はありますが、じゃあどうやったら考えれるんだと。思考のプロセスや自分の考え・意見をうまく伝えるにはという方法がきっちり教えられていないと思います。ですからそもそもそういう能力に長けている人や学校以外の場所でそういう訓練をつんでいる人はどんどん伸びていきますが、そうでない人はそのまま。
世の中の仕組みの多くは一部の人の都合のいいように作られたものです。そういうものを疑える、こうしたほうがいいという考えを構築できる必要があると思います。そうでないとただ一部の人が作った仕組みの通りに動き、また新しい仕組みができればそれを覚えてその通りに動くということだけになってしまいます。


>将来の社会の現場で必要とされる見識、スキルから逆算して必要なことを教える

社会の現場で必要とされるスキルというものはどんどん変わっていきます。10年後には今のスキルは陳腐化している可能性は大です。そういう意味で、普遍的に必要とされるスキルというのは、聞く力・話す力・書く力そしてそれらを総合してコミュニケーション力ではないでしょうか。
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この回答へのお礼

なるほど・・・!まさにそうですよね・・私としても結構うなずけるところの多いご意見をいただきありがとうございます。

まず「社会の枠組みありき」で教育プログラムが決められていて、「学生さんの知的好奇心ありき」で教育がなされるワケではないんですよね・・そこが最大の問題だと思うんですけど、実際には社会の要請で教育内容が決まると言うのは当然と言えば当然なのでしょう。私が思い描く理想の教育と言うのは、今の時点ではファンタジーでしかないのかもしれません。

しかし最近切実に思うのは、国として多くの技術者を養成したいとしても、もう世界の経済の潮流が相当変わってきていて、技術の優れた国は近い将来中国をはじめとするアジア諸国に取って代わられる可能性が高いとも言われていますよね?そこで私はもっと金融にも強い国を目指して、「経済・金融教育」は、カリキュラムのほんの一部でも良いから取り入れたほうが良いと思うんですけどね・・・せっかく世間では株や投資信託も流行っていることですし・・・

お礼日時:2008/02/23 12:14

>売れたビジネス書の一部を教科書にしてもいいと思いますし、大企業で活躍している人、営業の達人などを学校に呼んでもいいと思います。

さすがに小学生にはあまり教えなくてもいいと思いますが、高校生なんかには、別に商業高校ではなく普通科の学生さんにも、ガンガン教えていいと思います。あと大学の教養課程に入れるとか。社会に出てから個人個人でスキルアップする、というのでは効率が悪いと思うんですよね・・

そのような学校の勉強外の要素を自由に各学校で取り入れるために、授業時間を減らし各学校で自由にカリキュラムをある程度くめるようにしたのが「ゆとり教育」です。

実際のところは、国から丸投げされた形だったので、各学校で判断や準備がおいつかず時間を有意義につかうことができる学校が少なく、「失敗」ということになったのですが。

質問者様の問いは「実質陶冶」と「形式陶冶」のどちらを行うべきか、という古典的な問いと同じものだと思います。
「実質陶冶」と「形式陶冶」という言葉で検索してみてください。
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この回答へのお礼

ありがとうございます、調べてみます・・・!!

お礼日時:2008/02/23 12:16

いや、政治論議は始まっていると思いますよ。



居酒屋チェーンと学校法人の代表を勤めている渡邉美樹氏が、審議会のメンバーとしてTVによく出演していましたね。

インターネット上で、ワタミとか審議会とか教育とかをキーワードにググれば、いくらでも過去の議論についての情報が手に入ると思うのですが。
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この回答へのお礼

確かにそうですね・・・ありがとうございます!

お礼日時:2008/02/23 12:24

「新しい教科書を作る会」というのがあり、大きな議論を巻き起こした事が記憶に新しいのですが、それは議論には入らないですか?



>ビジネス書などでも経済の転換期だとかよく言われていますが、ビジネス環境はどんどん激しくなっているのだから、そういう状況に即した勉強を付け加えた方がいいと思うのです。


まさにそのとおりです。
ぜひ教えてもらいたいですよね。
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この回答へのお礼

なるほど、そういうのもありましたね・・・ありがとうございます!

お礼日時:2008/02/23 12:25

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