
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
先の回答で言い尽くされていますが、実際の現場での知識を
周辺情報として書いてみます。
電線は銅などの導体を絶縁被覆で覆っています。
この絶縁被覆の耐熱温度に差があります。
一般のIV電線はビニルで絶縁被覆が出来ていて、60℃以下で
使用します。75℃のHIVなどもあります。
MLFC(日立電線の商標)は絶縁材料の耐熱性が
優れていて90℃程度の耐熱があるようです。
導帯そのものの通過電流と温度上昇との関係は
理論的には同じですが、その温度に被覆が耐えられるかどうかで
使う電流値や周囲の温度状況、敷設による通風や相互作用で、
熱的環境が変ります。MLFCやWL1は、IVと違い素線数が多く、
柔らかいので、盤内のような狭いところで屈曲できるので、
耐熱性よりも、屈曲の容易性を利用して、使うことがあります。
この場合は、IVなど耐熱温度の低い電線と接触しているなどの、
施工状況になる場合があります。この場合は、MLFCといえども
被覆の温度を60℃に抑える必要があります。
電車の電動機の口出し線のように、単独で高温の箇所に敷設する
場合はMLFCなどは有効ですが、盤内ではIVと同じ程度の電流容量でしか
使用しないのが、周りに与える影響がすくないのでベストです。
電線導体の温度上昇はどの電線でも同じような物ですが、
その温度上昇に耐えられる絶縁材料の差が、許容温度として
表示されていると思います。

No.2
- 回答日時:
導体許容温度とは読んで字の如しで、使用上許せる導体温度の温度です。
110℃まで上がってもいいのか、90℃に抑えるか、否、75℃以下で使うかは、使用する環境とかその会社の設計思想などによって異なるので、ケーブルメーカは複数のデータを示して、後は使用者が判断するということです。
No.1
- 回答日時:
その周囲温度(この場合は40℃)の時に、
導体温度を表の温度まで上げて良いのであれば、
表の値まで電流を流せますよということ。
これは当然、がいし引き一条布設の場合の値ですので、
周囲温度が異なる場合、或いは束線配線及び気中多条布設配線の
場合は、それぞれ表の補正係数を掛けて選定します。
(社内仕様等がある会社などの場合なら、面倒なので、盤内配線はMLFCの場合、何Aまでなら何sqでといった決まりを設けている場合が多いと思いますが)
表の注意書きにもあるように、盤内で使用する場合は90度以下の
欄で選定します。
詳しくは日立電線のホームページで技術資料を
ダウンロードできますので、ご覧になったらいかがでしょう。
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