ちょっと先の未来クイズ第4問

 現在、気管挿管実習をしている者です。
 喉頭鏡を右口角から入れて舌を左方に圧排し、次に喉頭鏡の先端を舌根を超えて喉頭蓋谷に進める際にどうも行き過ぎてしまいます。
 もちろん、同部位を狙う際には口蓋垂を目標にして進めますが、今イチ要領が会得できません。
 直ブレードなら喉頭蓋ごと引き上げるのでマッキントッシュでも悪くはないんでしょうが、やはり基礎をキチンとマスターしたいと考えています。
 うまく喉頭蓋の手前から進めてナイスポジションで展開したいので、ご存知の方、ご教授願います。

A 回答 (2件)

 基本的に、気管挿管については(他の多くの手技と同様に)数をこなすことが大切です。

麻酔科医の標榜資格に「麻酔科だけで2年以上~」とあるのはダテではなく、ほとんどの患者さんに適切に気道を確保(気管挿管に限らず)を行うには、この程度の経験が必要なんだよ、ということだと思っていただいてよろしいかと思います。つまり、「成人30例」程度では、全くもって不十分、ということです(ですので、私が指導させていただくときは必ず、「あきらめる勇気を持て」「無理かどうかの判断ができるようになれ」と教えております)。
 閑話休題。気管挿管で最も大切なことは、枕の高さと口の開け方です。解剖学的に問題の無い患者さんの場合、適切な高さ(適切なスニッフィングポジションを取れる高さ~胸板の厚さや首の長さで異なります)の枕を用い、口をガバ~ッと開けることができれば、あとは舌をよけるだけで喉頭蓋が真下に目視できるはずです。そこで喉頭蓋谷にブレード先端を進め、腕を前に伸ばすと喉頭展開ができるはずです。上手くゆかない場合、これらの一つ(もしくは複数)の条件が揃っていないのだと思われます。

 ただ、実習の場合もう一つの問題点が、「指導者の癖」です。正直、いくら教科書的に正しい方法で気管挿管ができたとしても、それが指導者の指導と異なるやり方では何かと問題があるわけで(苦笑)、そのあたり難しいところです。実際、私も麻酔科医になってからしばらく気管挿管が苦手だったのですが、今にして思うとそれは枕が低すぎたのが原因でした(当時、うちの医局は枕を低くして、首を後ろに反らせ、下から覗き込むようにして挿管するよう指導したおりました)。

 いずれ、実習頑張ってください。
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こんにちは。


大きな本屋さんに行くと、DVDで説明している教材がありますから、それを見ると良いでしょう。
基本は、指導医に説明してもらい、しっかりと訓練をつむことです。
基礎をきちんとマスターしたいのであれば、ネットで質問する類のものではありません。
顔も分からない回答者より、指導医に効くのが正しいやり方です。

ちなみに私は救命救急で訓練をつみましたが、とにかく数多くやることが、頭で覚えるよりも早道だったと実感しています。
人によって体型が違いますし。
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