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この前化学の授業の時に黒板に『電子親和力が大きいほど陰イオンになりやすい』とかいてあったのですが、意味がよくわかりません。
電子親和力とは1価の陰イオンになるときに放出するエネルギーと教科書に書いてあるのですが、なぜそのエネルギーが大きいと陰イオンになりやすいのでしょうか?どなたか化学に詳しい方、教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

自分の持っているエネルギーが大きい→不安定


              小さい→安定

つまりたくさんエネルギーを放出する→安定になる

化学反応は広い意味で安定になる方向へ進むと考えられているので、電子親和力が大きいと安定な陰イオンができます。
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放出するエネルギーが大きいと安定になる。


この一見トートロジーの様な「お題目」は化学熱力学、量子化学など全てのものについて回ります。
例えば
A + B → C の反応のではエンタルピーΔrH(kJ/mol)が小さい方が反応は進みやすい、つまり負で絶対値が大きくないと進まない。(定圧の平衡反応の場合平衡定数はK= EXP(-ΔHr/RT)になる )
のような表現が常に出て来ます。
こればかりは頭からボリボリ食べて下さい。
今回の場合、元素Aが、
A + e- → A- で電子親和力のギブス自由エネルギー変化ΔeaGが負で絶対値の大きい方が出来たものが安定、つまり出来やすい。ことになります。正で絶対値の大きいものはすぐ電子を放出してしまいます。
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電子親和力は電子をひとつもらったとき(つまり陰イオンになったとき)に放出するエネルギーとして定義されます。


つまり電子親和力が大きいほど電子をもらって陰イオンになったことにより,大きなエネルギーを放出して自分自身は低いエネルギー状態になります。

つまり,陰イオンになりやすいと言ういことになります。
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